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<第18話>コミック『金髪の姫将軍は元敵国の好敵手に嫁ぐ』感想!

ちょっといつもより遅くなってしまったんですけど、24年8月にシーモアさんで先行配信があった18話の感想書いていこうと思います!

重傷が判明したベルトルドですが、18話序盤からルーファスさんの活躍が見られます!さすが、前回「私がベルトルドが救えないわけがない」とうそぶいただけありますね。私も彼ならやってくれると信じてました。(誰)
ルーファスの癒しの魔法かっこいいい~~~~!!!ヒーラー男子好きなんですよね私(唐突)ルーファスはぜったいここぞというときはやってくれる子だと思ってましたね、はい。

そしてまた、ルーファスはベルトルドのことわかってるんですよね~!ベルトルド本人以上にわかっていそうで、陰に日向にずっと彼を支えてきた理解者なんだろうなって思います。
ちょっと本編から話が逸れるんですが、原作政略結婚の続編に出てくる新キャラのフェイとルーファス、若干被るところのあるキャラなんですよね。政略2のプロット自体は実はコミカライズが始まる前からあったんですけど、キャラ被るから変えようかとか、逆輸入していっそ2からルーファス出すか?とか一人悩んだ時期があったりもして、結論を先送りにしようと初稿ではフェイの本名をボカしたりもしてました。まぁ結果的に全然違うキャラになり、意識的にも無意識的にも差別化はしていたものの、こうしてみるとやっぱ違うなぁと思います。

基本的には、私はノベル版とコミック版はそれぞれ別世界ととらえていますが、もしベルトルド、ルーファス、フェイという3人幼馴染だったら、ルーファスとフェイはむちゃくちゃ仲が悪そうだなと思います笑 それはそれでちょっと見てみたいと思う今日この頃です。ちびっこ幼馴染3人冒険譚とか。パーティバランスは良さそうだと思うのですが。でもちょっと色気ないからここに女の子一人入れたい(すーぐスピンオフ考える)

脱線してしまいましたが本編に返ってきまして、カーラがレオーネを探してやってきます。ここから話が急展開するのですが、これが原作と読み比べるとなかなかすごいのですよね。
最初の方にも書いたかもですが、私、姫将軍のコミカライズの話来た時、正直「えっ大丈夫?」と思ったのですよ。もっと言えば、まだそんな話が来てない頃から、姫将軍はコミカライズには向かない話だと思っていたんですよね。なぜなら、話のほとんどがレオーネのモノローグで進むから。なんなら、小説としてもどうかと思っていたくらいです。

これに関して、私も序盤ではレオーネのきょうだい達とのやりとりでレオーネの生い立ちや性格、大体の世界観とか状況がわかるようにはしたんですが、本筋に関しては、1巻完結の中編としてできるだけキャラを増やさないようにしていたのです。レオーネとベルトルドのロマンスに焦点を当てブレないようにという思いはあったのですが(Q:その割に原作のベルトルドは存在感がないですね?)(A:おだまり!)、そのせいでかーなり淡々とした感じにはなってしまいました。だからこれを漫画にするのはすごい難しいと思ったんですよね。というか、実際すごい難しいんですよ。

レビューでもちらほら「コミカライズに恵まれている」とお見掛けするのですが、ご慧眼ですね、それ私が一番思ってますからね!?!?(ドヤるな)

これまでもちらちらとその根拠を述べてきたんですが、今回もすごいんですよ。原作では、この18話で殿下に起こった事件について、レオーネが2ページくらい怒涛の推理を地文だけでするんですよ。それも唐突に新しい国の情報など交えながら。ここ、原作ではかなり力技なんですよね。これが歴史ものとか戦記ものとかならどうかと思うんですけど、これあくまで恋愛ロマンスですから、それなりの説得力があればいいかなって思ってですね。はい。ごめんなさい。このゴリゴリの力押しの原作を、コミック版では実にうまくカーラやルーファスとの会話を交えて、わかりやすく、かつもっと説得力を持って、かといって話の流れ、キャラの雰囲気を壊さずに初めからそうであったように絶妙に自然な流れになっているんですよね。ぜひ読み比べてみてほしいです、びっくりするから(びっくりしました)。

ルーファスがいることによって、ベルトルド回復のめどがたち一度は冷静さを取り戻したレオーネが、カーラの話を聞いて衝撃を受ける。そこからなんとか平静を保ちながら事態の把握、ルーファスとの情報共有の中で推理を展開する。絵的にも緊迫感を保ったまま、いやなお不穏な空気や焦りを加速しつつ話が進んでいく。メレネス国の情報や、事件についても簡潔に、そしてよりわかりやすく伝えられています。

極めつけに、レオーネがこれから向かうのが書付にあった場所ではないことは、原作ではかなり早い段階で明示されるのですが、コミック版では「このタイミングかーーーーーーー!!」ってなところで入るので、もうほんと、うまい。←偉そうなんですが本当にもうこれしか言えない…
ここから馬で平原を駆けるレオーネに繋がるの本当に神ってるんでぜったい見てくださいね鳥肌立ちますから。ああ~~~~~~~~いいな~~~~この展開。小説でも、こういう感じに場面転換できたらいいな~~~、苦手なんですよ場面転換~~~~。むしろこのコミック版をノベライズしたい(めちゃくちゃ言い出した)

そう、18話からは、クライマックスに向かってかなり話が急展開します。目が離せない展開が続いて、私も感想でどの程度ネタバレしてもいいものかどうか迷いながら書いているので、話の本筋に関してはフワっとなんですが、18話の引きは事件解決に向けてレオーネが町娘に扮します!!
そして町娘に扮したレオーネが活躍する19話が現在コミックシーモアさんにて先行配信中!
また、9月には13話~18話を収録したコミックス3巻も同じくシーモアさんより配信されています!この3巻で読める描き下ろし漫画がまた最高なので、そちらもまた改めて記事にさせてもらいますね!!!!!

今回はストーリーメインで感想を書かせて頂いたのですが、それぞれのキャラの表情や心情、今回も本当に丁寧で美しいので、ぜひとも全コマ隅から隅まで堪能して下さいね!!!!!!


……読者の皆様の感想が見たくてタイトル+感想で検索したらこのノートがめっちゃ上に引っかかってとてもふくざつなきもち。


◆コミックス3巻、シーモアさんにて先行配信中!


◆おかげさまで原作ノベルに続編登場!表紙・挿絵はコミックの森川先生!





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