<第14話>コミック『金髪の姫将軍は元敵国の好敵手に嫁ぐ』感想!
金髪の姫将軍第14話――
原作を読むと、kindleでは全115ページのうちの76ページあたり(kindleでは)になります。これは全体の67%です。手元の限定文庫本だと三分の二くらいのところになります。気がつけば連載から1年以上経っておりました(しまった、なんで盛大に祝わなかったんだ……)。
その間に、レオーネはますます美しくなるし、ベルトルドは表情豊かになるし、クラウディオは大人びるし、ルーファスは素顔が見え始めているし、カーラも逞しくなるし、みんなみんなとってもとっても成長しましたよね……!!
でも、レオーネとベルトルドの仲だけはあと一歩とどかず、14話。
ひとまずレオーネは目の前のことに意識を切り替えます。こういうとこ、すごく彼女らしいなぁ。と思ったらまた原作にはないよこの14話第1ページのかっこいいレオーネ!!でもこれ本当にレオーネの本質をついてる。
彼女も超人じゃないから胸の内では悩んだり葛藤したりしてるけど、それで自分のやるべきことを見失ったりせず、いつも目の前の物にまっすぐに向き合っていく。
そして、そんな彼女を表現しつつ、自然に場面を切り替えていく。ベルトルドはどうしちゃったの、それから二人はどうなったの、ともだもだする気持ちをすいっと話の先に向けてくれてて、本当にすごいです。
そんなレオーネから剣を受け取ったクラウディオは改めて戦の終わりを実感します。そのときのクラウディオの眼差し、そしてその言葉。怨敵と拒絶していたレオーネへのわだかまりが、このとき完全に消え去ったのかなと、そんな気がします。しかし殿下の表情もまた最初とは変わりましたよね!子どもっぽさがうかがえるものよりも、大人びた王としての自覚が見えるような顔が増えてきました。ムギムギぎゃんぎゃんしてた頃の殿下が懐かしいな、と思ったりもしたのですが懐かしむほどまだ殿下は大人じゃなかったです(ノ´∀`*)
今回もまだまだ可愛い殿下は見られますのでご安心を!!!
ということで決意を新たにした殿下でしたが、「勉強」の言葉を聞いた途端、Σ=□=; の顔です。すぐ眠くなるの可愛い。でもルーファスの教え方が眠くなるっていう殿下の言もなんだか一理ある気がしてくるなぁ。イケボで淀みなく教科書読んでくれそうで(そっち)
しかしレオーネは人をのせるのがうまい。あんなに嫌がってたクラウディオ殿下が自然にうなずいてて、よしこの機を逃すまじ!って感じのレオーネもなんか可愛い。
さらにクラウディオのやる気を引き出すために外で勉強することを提案するレオーネ、それを聞いたときの殿下の顔たるや!!やっぱり可愛いなぁ。
まだ子供っぽいところはあれど、最初の癇癪を起していたときのような子どもっぽさじゃなく、歳相応のあどけなさという感じ。表情の描き分けがすごい。
そんな和やかな稽古の様子を、遠くから見る影……でもここでいったん場面は変わって、夜、一人執務をこなすベルトルド。そんな彼の元をルーファスが訪れます。きました、コミックでしか見られない、ベルトルドとルーファス二人のでやりとりです!!
ルーファスと話すときのベルトルドの表情はもう唯一無二ですよね。レオーネに向けるものともカーラたちに向けるものとも一人考えるときとも違う、本当に素!っていう感じの様子、イイ。あとさりげなくカップを叩いて魔法で薬湯を出すのかっこいい!!!!これアニメで見たいな……アニメになりませんかね………(いや他にもっとそれ言うべきところあったでしょ)
で、中身を見たベルトルドの顔、最高です!!!でもちゃんと飲むところ、彼らしいなぁ!!
で、素は素なんだけど、ルーファスに対してどこか取り付く島もないというか(まぁそれも素なんだけど)ことレオーネのことに関しては譲らないという感じのベルトルドでしたが、ルーファスのある変化に気がついてふと様相を変えます。そしてそんなベルトルドの様子で、ルーファスも自分がレオーネに気を許し始めているのを改めて自覚します。
そうして座り込み、どこか遠くを見るようなルーファスを見つめるベルトルドは、何を思うのか――
待ちきれない15話の配信は、5月25日(土)、コミックシーモアさんにて!!絶対読んで下さいねーーー!!♡
https://www.cmoa.jp/title/261343/
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