スタートアップのコーチ日記
どうも。HADO公認チームOK/KOのK-Rabbitです!
HADOウルトラビギナーズカップという大会で、隠れ強豪がひしめく第1回でガチ初心者から24チーム中2位を獲得した「スタートアップ」のコーチをやってみて、自分がコーチだとどんなアクションを起こし、コーチとして学んだことを振り返るための日記です。
OK/KOとスタートアップの関係は?
スタートアップは元々私たちOK/KOが主催する初心者向けHADOエンジョイ会の参加者で、いつもプライベートで遊んでいるという4人組で来てくれました。会の後に「賞金6万円の大会あるけどう?」って聞いたら、「優勝します!」と返事が来たことからすべてが始まりました。そして何よりそれを達成するべくちゃんと準備するのがすごい!
勝利への大前提
大前提その1:とりあえず練習回数は偉大!
基礎がないまま対戦相手の対策を話し合っても、本番環境でいきなり思ったような動きは難しいと思いました。作戦は訓練の上で成り立つのは原則なんですよね。
それでも、HADO問わず、相手の対策を考えて「これなら勝てる!」を見つける作業がスポーツにおける楽しみ方やモチベーションだと思っているので、これはこれで無駄にはならないです。
大前提その2:運動神経という土台
HADOはスポーツとゲームを融合した遊びではあるものの、詰まる所スポーツ!元から運動を何かしらやって基礎筋力があると、最初の成長は早いのかなと思いました。私もHADO始める前までは3年ぐらい筋トレしており、体幹や瞬発力はあまり衰えていなかったので、チームメイトのゆうきゃんさんに即戦力としてOK/KOに勧誘されたのは恐らくそれが理由ですかね。
とはいっても、運動音痴がHADOをきっかけに運動神経を後天的に手に入れることもあるので、スポーツは長い付き合いでやっていくと良いですね。
大前提その3:リーダーシップ
スタートアップはチームをまとめるリーダーの働きがよく作用していた印象でした。目標を達成するために、色々と動くことや、コーチを気持ちよくこき使う能力など、こうした先導者がいるのは強いです。
ちなみにOK/KOの場合、私は後からチームに入ったくせに図々しく先導して、結果リーダーを引き継ぎチーム名まで変えました。図々しさもリーダーシップ?
以下、練習日記です。
7/28 練習初日&課題探し開始
初めての練習会に参加することになった彼らの様子を見ましたが、普通にボロカスに負けていました。まあ、初心者向け大会といっても、大会だけ出ないでずっとHADOやっていた方もいたので、まあ当然の結果という感じでした。ここで初日にコーチができるのはチームの雰囲気確認と課題の明確化。
8/7 自分が相手を狙っているとき、相手もまたこちらを狙っている
とりあえず避けれなきゃHADOは始まらないということを初日で分かってもらえたので、ウォーミングアップ後に避けの練習を色々やってみました。
まずは、「撃つのは避け切ってから」ということで、避けながら撃たず、落ち着いてから狙うよう伝えました。
次に、「常に相手3人を視界に捉えろ」ということで、3 vs 2の練習形式で私がよそ見した相手を5221で狙撃するという回避練習を行い、「気づかぬ間にやられていた」というシチュエーションを彼らに覚えさせました。
8/10① シールド対策&テクニック
この日は前回のことを思い出すために何ゲームかやった後に、相手のシールド対策も色々解説して知識を身につけさせました。
【HADOマニュアル】シールドの貼る位置10選!|K-Rabbit@HADOの人
また、L字避けという回避術もこの機に伝授することにしました。するとビックリ!かなり被弾率が改善されました。
※L字避けは下記動画で近いことしてますが、専用のレクチャー動画作成予定
8/10② 長所を活かす
この日はHADOの日で4時間もHADOができたので、沢山プレイしてチームの個性においても様々な発見ができました。
例えば、初心者のプレイであっても、実際のプレイを見て「前詰してみたら?」「君、アタッカーの方が向いてない?」など明らかに向いているプレイスタイルって早い段階から現れるようなので、そこを発見して輝かせるのはコーチの仕事だと思いました。昔読んだことのある「もしドラ」だと「長所を活かせ」とか書いてあったことを覚えていましたし、実際やらせてみると、本人もしっくり来ているようだったので、きっと正解なんでしょうね。
大会当日の彼らの戦術と立ち回りはそうしたことから生まれた1つの結論でした。
8/17 2度目のHADO練習会で講師を驚かせる
基本的な回避とエイムを習得し、自分たちの強みも知った上で参加した2度目のHADO練習会では、圧倒的な成長を感じてもらえたようです。チームを育てるのが上手い奴がいたようですね←
8/21 大会出場する3チームでの合同練習で成長を実感
同レベル帯のチーム同士で練習することになったこの日は、勝率がめちゃ良く本番への自信が付いたのかと思いました。1カ月で4回(週1ペース)HADOをやると上手くなるもんですね。
大会当日 朝練スタート→練習の成果を見せつけろ!
いよいよ大会当日!朝から事前練をしてしっかりコンディションを整えてます。優勝を期待できるレベルになったものの、本番特有の空気感をものにできるかとか、強豪にはどんな相手が来るのかなどの不確定要素をどう乗り切るかを見届けることになります。ここで対戦予定の相手の動きを少しでも見て対策をチームで立てるなどして、少しでも優位に立つ準備は欠かせません。
予選Rは無事突破し、決勝Tは3チームに勝てば優勝でした。
準々決勝は落ち着いて攻め壁を活用しつつ、カウンターを交えて快勝。
準決勝はフルアタが相手でしたが、回避はかなりできていたので、ギリギリで勝てました。チームが1点取るたびに嬉しくなるのはコーチならではの楽しさかもしれません。
そして、いよいよ決勝戦!和光市拠点のチームとの対戦です。予選Rでは勝ちましたが、相手が作戦をオーソドックスなものに変えて臨んできました。結果、1点差で敗れ、相手の経験値の差を感じる試合内容となりましたが、スタートアップは24チーム中2位という素晴らしい結果を残しました。
これからも活躍を期待したいチーム
ウルトラビギナーズカップを通じて、同期チームとはもちろん、格上にも練習をしているらしい彼らスタートアップ。活動を通じて発見する様々な課題とどう向き合い成長していくのか?一友人としても彼らの今後の活躍が楽しみです!