インフルエンサーはアンチを無視出来なければならない

Twitterを初めとするSNSの普及によって誰しもが発言権を得られた現代において、その発言の対象となりやすいのが芸能人などの有名タレントやVtuber・YouTuberなどのストリーマー、インフルエンサーでしょう。少し前にも誹謗中傷で亡くなられたLGBT系の有名タレントが居ましたね。自殺に対する「理解」（のようなもの、個人主義的な何か）が広まりつつある昨今、SNSによる誹謗中傷が問題となるのは当然かもしれません。

前置きが長くなりましたが、私が言いたいことはズバリ、「無視できないインフルエンサーが悪い」です。

本論

確かに誹謗中傷する人が悪いのは間違いないでしょう。誹謗中傷に対してインフルエンサーが声を荒げて怒ったり、傷つくのは全く人間的な行動で違和感1つありません。ここを考えれば、一般論として誹謗中傷するやつが悪い、インフルエンサー可哀想となるのは当然にも見えます。ましてそれが自分の好きなインフルエンサーだったら尚更肩を持ちたくなるでしょう。

しかしインフルエンサーとは好感度や影響力をお金にする仕事であり、普通に生きるよりも多くの人に見られるものです。そうなればアンチも普通に生きるより多くなる訳で、そもそも論普通のメンタルでは保たないわけです。だからこそ、インフルエンサーには異常なメンタルが要求されます。すなわち、問題を起こす（という言い方は失礼ですかね？）インフルエンサーは普通のメンタルであるのに、アンチと真正面から向き合ってしまったのが原因な訳です。

アンチコメントしなければいい！と言う方は多いですが、そもそもSNSに書かれるアンチコメントはインフルエンサーが見ることを想定していないことが多いです。つまりSNSでアンチコメントに傷ついてるのは、陰口を自ら聞きに行って1人で傷ついているようなものです。こういう人が陰口を聞かなくなったらそれで満足すると思いますか？私は2chなどさらなるアンダーグラウンドでアンチを探し出し、やはり勝手に傷つくのだと思います。つまりアンチコメントの有無ではなく、アンチそのものに対する耐性が、インフルエンサーには必要なのです。

対抗策

1番分かりやすいのは異常に強靭なメンタルを持つことです。これはアンチがいようといまいと関係ない、我が道を行くというものです。ただ皆さん生活していて分かると思いますが、このメンタルを持っている方はほとんど居ません。天性の配信者適正の一つであるメンタルはこれほど得難いものであるわけです。

もう1つは真正面から見ないという対策です。例えばそもそもTwitter等SNSを見ない、アンチコメントは無視し、直ぐに忘れるなどです。これらの対抗策は現代においてかなり難しいことだと認識しています。だからこそ私は、これを徹底しているインフルエンサーに対して、その職業への向き合い方に尊敬の念を抱いています。

結論

つまり、アンチの存在によって傷つく人はそもそもインフルエンサーに向いてないのです。機械油が嫌いな人が自動車整備の仕事に就く、体が弱い人が肉体労働の仕事に就く、それで人生辛いなんて変な話じゃないですか？

もちろん例外はあります。自動車整備の話で言えば親の会社を継ぐだとか、肉体労働で言えばそれしか仕事がないとか、インフルエンサーで言えば一般人なのにインタビューで図らずも有名になってしまったとか、こういう人は文句を言う資格があるでしょう。しかしだからこそ、自分から望んでインフルエンサーになった人は文句を言ってはならないと思うのです。

いないとは思いますが、もしかすると「だったらメンタルが弱い人が配信者になっては行けないのか！目指しては行けないのか！」なんていう人がいらっしゃるかもしれません。優しさなんてものでは無いですが、一応上に対抗策の例を書いてありますのでご覧頂ければ幸いです。「頭の悪い人が医者になりたい」のなら勉強するしかありません。もし努力をしたくないのならその他の努力の方向性を探すか、諦めるかしかないのです。