LINE Blockchainが開発する『日本版Aglet』を大予想
LINEのブロックチェーン部門が日本版のAgletを作るって本当!?
はい、私も驚きました('Д')
Twitterで情報発信している ハダシ です。
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今回はLINE Xenesisが作る日本版のAgletがどうなるか大予想します。
LINEがAglet開発に向け覚書を締結
22年12月13日、驚きのニュースが飛び込んできました。
LINEのブロックチェーン事業を行うLINE XenesisがAgletの日本ローカライズ化および国内のパートナー連携でオンライフ社(Agletの運営会社)と覚書を締結したという事です。
事前情報がなかったので双方のユーザーにとってうれしいサプライズでした。
LINEとAgletの提携によるメリット
新規パートナー・メーカーとコラボ拡大
LINEの信用力を背景に国内外のスニーカー・アパレルブランドとさらなる提携の拡大が見込まれます。
オンライフ社代表のライアンが以下のインタビューで応えていたビジョンの実現にとって大きな一歩となりそうです。
アジア・日本での新規ユーザーの獲得
LINEにはアジアや日本を中心に膨大な数のユーザーがいます。
その1%でもAgletの新規ユーザーになれば運営や既存ユーザーにとって計り知れないメリットとなります。
ただ、個人的にはそう簡単にはいかないと思っています。
理由はコチラの記事にまとめました↓
『日本版Aglet』への懸念点
今のAgletのNFTは「日本版Aglet」に引き継げない?
両社の覚書では「Agletの日本ローカライズ化」が合意されています。
これは将来「既存のAglet」と「日本版Aglet」の2種類が併存するという風に理解できます。
そこで気になるのは「既存のAglet」と「日本版Aglet」で稼働するチェーンの異なるという事です。
「既存のAgletのNFT」はイーサリアムチェーンで稼働する ImmutableX 上で管理されており、現状(22年12月)Agletアプリ内でゲーム内通貨でのみ取引可能です。
一方「日本版AgletのNFT」は他のLINEのNFTと同じ様に管理される可能性が高いです。
つまり、「日本版AgletのNFT」はLINE Blockchainで稼働する LINE BITMAX Wallet 上で管理され、マーケットプレイス「LINE NFT」でLINE Pay(日本円)またはLINEの仮想通貨「LINK」を使って取引される事になる見込みです。
ここから分かるのは「既存のAgletのNFT」と「日本版AgletのNFT」は異なるチェーンで管理されるため両者の間でNFTが引き継げない可能性が高いということです。
※追記
こちらの記事にLINE Blockchainで「Ethereumと互換性を持たせるためのブリッジ機能の新規開発」中との記載ありました。
『ブリッジ』は異なるチェーン間でNFTを移動させることなので、実現すれば今のAgletのNFTを日本版Agletでも使えるかもですね(^^)
今のAgletのプレイデータは「日本版Aglet」に引き継げない?
「日本版Aglet」を作る際、既存のAgletを完全移植するのか一部変更が加えられるか今のところ不明です。
LINE NFTとしては当然NFTを売りたいはずなので、NFTが重要視されるようにゲームバランスの調整がされることもあり得ます。
変更が加わる場合「日本版Aglet」に「既存のAglet」のプレイデータが引き継げない可能性も出てきます。
「日本版Aglet」ではこれまでのプレイ実績が活用できないとなると既存のAgletプレイヤーからは不満が出そうです。
「日本版Aglet」は今のAgletより始めにくい?
「日本版AgletのNFT」はマーケットプレイス「LINE NFT」で購入できるようになる可能性が高いです。
「LINE NFT」での取引決済方法はLINE Payと仮想通貨LINKです。
仮想通貨LINKを購入するには仮想通貨取引所「LINE BITMAX」に口座開設する必要があります。
一方「既存のAgletのNFT」はApp Store/Google Playに決済手段を登録していればすぐに買えます。
個人的には「日本版Aglet」でNFTを買う方が一手間多くなる印象です。
ところで、LINEはSTEPNともローカライズ版開発の覚書を締結しています。
STEPNは現状、国内・海外の取引所やウォレットを使わないと始められないので「日本版STEPN」ができることで参入障壁は下がるでしょう。
こういった参入障壁を押し下げる効果が「日本版Aglet」では見えないのは残念なところです。
LINEが撤退したらLINE Blockchain上のNFTは消失する?
LINE BlockchainはLINEが集中管理するプライベートチェーンです。
なのでLINEがNFT事業から撤退するとLINE Blockchain上のNFTも消失する可能性が高いです。
イーサリアムは自律分散的に管理されているおり、特定の誰かの意思でチェーンがなくなることはありません(パブリックチェーン)。
「既存のAgletのNFT」はイーサリアムチェーンのimmutable X で管理されているので基本的には永続的に存在します。
(「運営から垢バンされたら消失したのと同じ」「もう価値がないから実質消失している」といった意見は一旦置いておきます笑)
「日本版AgletのNFTがいつまで残るかはLINE次第」ということは頭の入れておいた方がいいでしょう。
補足
今回の予測は今出ている情報と私のこれまでの知識を基に書いたものです。
事実誤認や思い違いなどありましたらTwitterのコメントでご指摘頂けるとありがたいです、記事内容を修正致しますm(__)m
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続報が出ればハッキリする部分もあると思いますので、新情報には随時キャッチアップしていく予定です(^^)/
【追記】本家Agletが日本語対応を実施
22年12月19日に本家Agletアプリが日本語対応されました。
これはLINEが関わる前のアップデートなのでLINEがローカライズ版を作ると2種類の「日本語Aglet」が併存することになりそうです。
少し分かりにくいですがコチラも続報に期待ですね(^_-)-☆
まとめ
今回はLINE Blockchainが開発する『日本版Aglet』を大予想してみました。
とにかく、今後が楽しみです(^^)
読んで頂きありがとうございました!