「雨の日の翌日」は花粉が増える!?花粉増加から肌を守るスキンケア
花粉が多い時期の雨が降った翌日は、いつもよりもさらに花粉症の症状が悪化していると感じた経験はないでしょうか。
実はそれは勘違いではなく、本当に雨の日の翌日は花粉が増えているのです。さらに花粉が多いと肌にも悪い影響を与えるため、普段と同じスキンケアをしていても肌荒れしやすくなってしまうということも。
そこで今回は、雨の日の翌日は花粉が多くなる理由や、花粉で肌荒れをしてしまう原因と対策をお伝えします。
「雨の日の翌日」は花粉が多くなる理由
花粉が舞っている時期に雨が降ると、雨によって花粉が地面に落ちるため一時的に花粉の量が少なくなったと感じる方も多いでしょう。
しかし、実際は花粉が地面にそのまま滞在し、晴れた時に地面に溜まった花粉が空気中に舞いやすくなるため、新たに飛散した花粉と併せて通常よりも空気中の花粉が増加してしまいます。
ちなみに花粉は地面が土の場合は吸収されますが、アスファルトの場合は吸収されにくい傾向があります。そのため、アスファルトが多い地域では、花粉の影響を受けやすくなります。
また、花粉は雨に濡れると膨張して破裂することが分かっています。そして、破裂した花粉は通常の花粉よりも小さくなるため、マスクをしていても効果が低くなってしまう可能性も。
このような理由で雨の日の翌日は、花粉から受ける影響が多くなります。花粉は、くしゃみや目のかゆみなどの症状だけではなく、肌に花粉がつくことで肌荒れの原因にもなります。
特に乾燥などの原因でバリア機能が弱っている花粉の時期は肌荒れしやすいので注意が必要です。
肌が荒れている人はアレルギー反応を起こしやすくなることがわかっていて、それを「経皮感作」といいます。経皮感作については以下の記事で紹介しています。
普段はあまり肌荒れしないという方も雨の日の翌日に外出する際は、スキンケアを念入りにするようにしましょう。
花粉が肌に与える影響
季節の変わり目は肌がゆらぎやすいと言われていますが、その原因の一つが花粉です。
乾燥などによって肌のバリア機能が弱っている時期に花粉が肌に侵入してしまうことで肌がアレルギー反応を起こし、肌荒れしてしまうのです。
また、花粉症で鼻水やくしゃみなどの症状が出ている方は、ティッシュを使いすぎてしまうことでさらに肌が荒れやすくなってしまいます。一度荒れてしまった肌は簡単に改善するのは難しく、皮膚科に行って薬を処方してもらわないといけないケースも。
肌荒れが起こってから改善させるには時間も労力もかかってしまうので、花粉が多くなる前に予防をするのが大切です。
花粉の時期に「肌荒れしにくい肌」のためにできること
花粉が多くなる時期の前に取り入れたいのが、バリア機能を整えて外部刺激から守りやすくしておくことです。肌のバリア機能を整えておけば、雨の日の翌日、外出した際に小さくなった花粉が肌へ侵入してくるのを防げます。
そのためには、以下のような点を心掛けましょう。
摩擦をおこさない低刺激のスキンケア
保湿ケア
紫外線対策
花粉の時期が近づいてきたら上記のような基本のケアと合わせて、ワセリンや日焼け止めなどを鼻や目の周りに使用するのもおすすめです。
鼻や目の周りにワセリンや日焼け止めを塗っておくと、花粉が侵入するのを防ぐためです。ただし付着した花粉が長く肌の上に止まるのは避けたいので、定期的にティッシュオフするようにしましょう。鼻や目の周りだとメイク崩れが気になるという方は、直接鼻腔内に塗っても大丈夫ですが、その際も定期的なティッシュオフを心掛けてください。
また、花粉の時期にティッシュを使いすぎて肌荒れを悪化させてしまうのを防ぐために、保湿ティッシュを使用するのもおすすめです。
通常のティッシュは水分を吸いやすいような設計になっているため、肌の必要な水分まで吸いすぎてしまいます。そのため、肌の乾燥や摩擦が起きやすくなり、肌荒れを引き起こします。
一方で保湿ティッシュは、水分を吸いにくいように作られているため、通常のティッシュに比べて肌への刺激を少なくできます。
保湿ティッシュは、通常のティッシュに比べて少し割高ですよね。しかし、後から肌荒れに悩んだり、皮膚科に行ったりするのと比較すると、できることから予防しておくのがおすすめです。
花粉が増える時期になる前に、できることからはじめてみませんか。
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