現代神話
中国には、様々な神話がある。中でも、大衆人気の高い古代小説の中に、「封神演義」といわれる人界と仙界を二分して大戦争を繰り広げる神話小説があった。この「封神演義」は、様々な形でリメイクされ、日本でも集英社『週刊少年ジャンプ』に1996年28号から2000年47号まで連載されていた。
集英社コミック文庫より
このように、幾度となくリメイクされた「封神演義」を現代版にアレンジを加えたのが今作2021年2月23日公開(日本)『ナタ転生』。
ナタ転生公式HPより
それでは、予告をどうぞ。
今作は、登場人物の中でも、哪吒(ナタ)に焦点を当てている。ストーリーにあるように、少年神ゆえか、考えなしに、あちこちに手を出す暴れん坊として、良く描かれる。実は、このナタは、「西遊記」にも孫悟空を鎮める武将として現れる。
とにかく、強いが危なっかしく、見た目はかわいい男の子というところが、主人公として、ひと際輝くのだろう。
「封神演義」は、今作だけでは語りきれない部分が多い。まだ見ぬ、仲間や強敵に会う続編が作られそうだ。「封神演義」マルチバースの序章ともいうべき今作は見逃せない。
それでは、それでは。