銭湯日記 19
最寄り駅の商店街のはずれに、その銭湯はある。
先日、またいつもの銭湯を訪れた。
いつものように低温サウナに入り、水風呂
に入っていると、隣の「電気風呂」というのが気になってきた。
「押す、揉む、叩く」素晴らしいマッサージ効果があると書かれている。押す、揉むはよいが、叩くというのはどうなのか。好奇心に抗えず、ためしに入ってみることにした。
入った直後は、特に何も感じなかったが、
すぐにパチパチするような、刺激を感じた。腰から下の皮膚を、デコピンしまくっているような感覚だ。痛い。これが、「叩く」ということなのか。
本能的に、電気が恐いという感覚もあり、
すぐに出てしまった。「押す」と「揉む」は結局よく分からないままだ。
銭湯のある商店街は、昼間は昔からの八百屋や魚屋などが店を開き、賑わっているが、夜になると、狭い路地に店が並ぶ、わりとディープな飲み屋街に変わる。
いくつか入ってみたいお店があるが、入ろうとしては、なんとなく入りづらく入れなかったことが何度かある。
先日は、勇気を出して、行ってみたかったラーメン屋に入ることができた。
案ずるより産むが易しということもある。
またチャレンジしてみたいと思う。