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11/24(金) 魔法使いのチョコレート・ケーキが食べたい
11月24日(金) 晴れ 急に寒くなった
今週唯一の在宅勤務の日。
zoomで会議や打ち合わせができるって素敵よね。ちょっと前には考えられなかった事ができるようになると、もう過去には戻りたくないなと思う。
社内は自己申告の時期なので、今までのキャリアとか将来やりたいこととか、諸々をシートに書いているけれど、どうしても過去が思い出せない。あの日あの時あの場所で、わたしは何をしてたんだ、をほぼ忘れてしまっている。過去に戻りたくても、戻れない。
そして、将来やりたいことってなんだろな、とも思う。現状維持で給料だけが上がる未来が一番の希望。そんなこと書かないけれど。
そういや子どもに「ママが転勤になったらどうする?」と聞いてみたところ「単身赴任でお願いします!転校したくないです!」と言われてしまった。地方でも都会(本社)でやっている業務ができればいいのにな、と思う。
お昼ごはん(残り物のお味噌汁に冷凍うどんを入れたもの)を食べながら読んでいたのは八篇の短編と二篇の詩が収録されている『魔法使いのチョコレート・ケーキ』(マーガレット・マーヒー 福音館)
表題作『魔法使いのチョコレートケーキ』は、周囲からも、そして自分自身も悪い魔法使いと思い込んでいる魔法使いのお話。
あるところに、ひとりの魔法使いがいて、このひとは、じぶんをわるい魔法使いだと思っていました。そして、ほかのひとたちも、みな、そうおもっていましたが、ほんとうは、そうではなかったのですね、ただ、そのひとの魔法が、うまくいかなかったというだけの話なのです。
マーガレット・マーヒーを初めて読んだのは確か小学生の頃で、読んだのは『目覚めれば魔女』。弟を救うため同級生の魔法使いと戦う少女のお話で、魔女へ変身をする様子にワクワクした記憶。
あの頃は魔女になりたくて憧れながら読んでいた記憶しかないけれど、今読み返すと、子どもから大人になる思春期の心の機微にも無自覚に惹かれていたのかもしれない。
児童書って呼び方を変えた方がいいのにな、とよく思う。YAも浸透していない気がするし、もっとこう、なんというか、呼び方を変えるとかできないのかな、と。
10代の子どもたちから大人まで。児童文学をもっと広げたいな、なんて考えていたら休憩時間が終わってしまったので業務に戻った。
↑↓ 出版社品切れなのね。いい本が消えていく、つらい。
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