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物流業界 ハコベルのCommunication Design
ハコベル株式会社 プロダクト開発部 プロダクトデザイナーの森下です。
実際のコミュニケーションデザインではどのようなことをやっているかを紹介したいと思います。
はじめに
ハコベルのコミュニケーションデザインは、サービスを魅力的に伝えるだけでなく、ブランド全体の価値を高めることを目指しています。
さらには、一企業の枠を超えて物流業界全体のイメージの向上という思いもあります。
複雑で不透明な物流構造、高齢化や過度な残業でのドライバー数の減少、さまざまな側面から物流業界は危機を迎えています。
物流は私たちの日常生活やビジネスにおいて重要な役割を果たしています。商品や資材を迅速かつ効率的に運ぶことができる物流が止まれば、すべてのモノ・コトは生まれなくなるといっても過言ではないでしょう。
ハコベルのコミュニケーションデザインは、物流業界内の企業間の連携や共通の目標を推進する手段ともなり得ます。業界全体で持続可能な発展を目指す取り組みを強調することにより、各企業が共通の価値観を持つことの重要性を訴えることができます。消費者や他のステークホルダーに対してポジティブなメッセージを発信できるのではないかと考えています。
コミュニケーションデザインの考え方
コミュニケーションデザインを実践する際に重要なのは、常にハコベルのミッションを念頭に置くことです。ブランディングの手法は、BtoCとBtoBのどちらの場合でも異なりますが、その根底にある考え方は共通しています。
「物流の『次』を発明する」
ハコベルは、テクノロジーの力を活用して、物流をより透明でシンプルかつ効率的に進化させ、新しい業界の常識を創り出すことを目指しています。このミッションをどのように効果的に伝えるかが、コミュニケーションデザインの鍵となります。
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コミュニケーションデザインの種類
コミュニケーションデザインにはさまざまな定義がありますが、ハコベルでの役割は非常に広範囲にわたります。
プロダクトマネージャー(PdM)と協力しながら進めることが多く、
実際にあった事例をいくつか紹介したいと思います。
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Digital Product
コーポレート関連
デジタルプロダクトには、コーポレートサイト・リクルートサイトなどがありますが、STUDIOを使用しています。
デザインに制限があるものの開発リソース、予算、スケジュールも限られていることからデザイナー主導で進めています。もちろんPdMにも確認いただいていますが、オーナーシップを持って公開まで進める事が可能です。
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SNSやセミナー告知用バナー
定期的にビジネスやエンジニアからセミナーを行う事があり、また他社さまとのコラボ企画としてもキャンペーンなども多数ございます。
告知用バナー作成が月に数本あり、ブランドを意識しながらも場合によっては少し毛色の違う手法を用いたりすることで目を引くようなバナー作成をしています。
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Graphic Product
コーポレートステーショナリーの一環として、名刺の改訂や撮影ディレクションまた、セミナーで使用するハコベルくんのぬいぐるみなどの相談も受けます。
名刺デザイン
山九、福山通運、日本ロジテムが資本参画に伴いハコベルの名刺の改訂が行われました。
以前の名刺は、会社名が大きく覚えてもらうには良い名刺だったのですが、現場からいくつか課題が出てきていたのでそこに合わせて調整しています。
デザインはプロセスが大事ですが、名刺の役割を理解した上で優先度を変更しています。
①氏名 ②連絡先 ③会社所在地 ④会社名(シンボルのみ)
裏を見ればロゴマーク(シンボル+ロゴタイプ)があるので、表面には氏名に目がいくようにロゴタイプは入れませんでした。
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ハコベルくんのぬいぐるみ
「ぬいぐるみ?」と思われるかもしれませんが、デザインは使用する側のモチベーションの起因にもなりえます。
弊社にはハコベルくんというマスコットキャラがいるのですが、展示会やセミナーで使用するぬいぐるみを作って欲しいという相談を受けました。
私が作るわけではないのですが、ぬいぐるみ作家さんの選定から制作、納品までのディレクションも行います。
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Space Product
運輸安全・物流DX EXPO 2024で使用する展示会場のイメージも作成します。
場所の確認とサイズを把握した後、イメージをパースで作成しています。
社内や施工会社さまとのやりとりがスムーズになるので作れるものはこちらから提案しています。概ねデザイン通りに作成いただく事ができました。
このように完成のイメージを最初の段階で認識してもらうのが非常に大切だと考えています。
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最後に
前回はプロダクトデザインの全体の進め方をお話しさせていただき、今回はコミュニケーションデザインの領域を一部抜粋して紹介しました。
冒頭にも記載したサービスを魅力的に伝えるだけでなく、ブランド全体の価値を高め、一企業の枠を超えて物流業界全体のイメージの向上を目指しています。
ハコベルではデザインに関わることは、すべて相談いただけるので、こちらからも提案できる環境があります。
次回は、私の専門でもあるUI/UXデザインの関わり方にフォーカスしてお話ししたいと思います。
森下 史崇 / Fumitaka Morishita
大学卒業後、グラフィック制作会社に入社。その後、WEB制作会社でアートディレクターおよびデザイングループのマネージャーとして、チームのリーダーシップとクリエイティブディレクションを担当。toC・toB双方のスタートアップ企業での経験を積み、2023年10月にハコベル株式会社の一人目のプロダクトデザイナーとして参画。また、個人事業主としても広告代理店や事業会社において、toC / toB向けのUI/UXデザインに携わる。
ハコベルでは、まだまだ人材が不足しています。
私たちと共に物流業界を盛り上げていきたいと思う方からの応募お待ちしています!