![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/88475412/rectangle_large_type_2_1ace9c0e2db1525217ecf90cb312ecbf.jpeg?width=1200)
刺しゅうの図案を写すペンのこと
わたしはカルチャースクールでイラスト刺しゅうの教室をしています。
教室では、刺しゅうをする布の下にイラストの図案を置いて、下からライトを照らして、ペンで図案を写していただいています。
わたしがいつも愛用しているペンがこちらです。
![画像1](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/88475884/picture_pc_845685952e0b2ebf48c4c9f12df1025b.jpg?width=1200)
下がアドガー チャコエース ファインマーカー 細書き、紫です。
細い線がきれいに書けます。布に引っ掛けるようにして、短い線を少しずつつなぎ合わせるように書くと、キレイに図案を写すことができます。
自然に消える目安は1日〜14日くらい、水でも消すことができます。
上はSewline ソーライン 自然に 消える ペン 0.8mm です。
自然に消える目安は1日~10日くらい、同じく水でも消すことができます。
ペン先がボールペンタイプになっているので、 布の上でコロコロ転がしてなめらかに書けるため、字を書くように図案を写すことができます。
この2つをずっと気に入って使っていましたが、どちらも使っていくうちにインクが減り、自然に消える日にちがどんどん早くなり、生徒さんがお家でさぁ刺しゅうをしようと思ったときには、図案がすべて消えている…ということが悩みでした。
こすると消えるカラーペン、フリクションというペンをパッチワークで使っています…という生徒さんがいらっしゃいました。
パッチワークは布の裏面に印を付けるので、フリクションもいいかなぁと思いますが、刺しゅうは布の表にイラストを写し、その線の上を刺しゅうしていきます。線通りに縫ったとしても、ペンの色がかすかに見えてしまいます。ペンの色は熱で消えるとのことですので、それを消すためにアイロンをかける必要があります。
ぎりぎりのところにアイロンをかけるので、刺しゅうのふんわり感が消えないだろうか…それが心配でした。
なんでも試してみなければ…ということで、早速フリクション細字を購入‼色はオレンジにしました。
![画像2](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/88508472/picture_pc_a21f45d88a7ffcabc8d49cc58c7bb817.jpg?width=1200)
いい感じに写せました。
![画像3](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/88509686/picture_pc_f756ef098395f76ddffd3fa8a99bab5c.jpg?width=1200)
線の上を縫っていきます。
![画像4](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/88509710/picture_pc_ec01c10b3850c9b1eeea820bd25a4239.jpg?width=1200)
ほんのすこしオレンジが見えます。
![画像5](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/88509726/picture_pc_eb2cf14d7d2ab37bfa004fa49efa846a.jpg?width=1200)
![画像6](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/88509742/picture_pc_930135b42332622f574e558f71738356.jpg?width=1200)
図案が縫えました。
![画像7](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/88509991/picture_pc_6db52a5a65547433d7756ca752a096ce.jpg?width=1200)
アイロンをかけていきます。
アイロンのかけ方はこちらを参考にどうぞ。https://note.com/hacobe/n/nfcf89b54fd60
![画像8](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/88510181/picture_pc_953b8a60d558b5b24acec96adbbedc1c.jpg?width=1200)
作品の裏面を上にします。
![画像9](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/88510228/picture_pc_e85eb703edc604a9c1a073d652794a70.jpg?width=1200)
あて布をして、優しくアイロンをかけていきます。
![画像10](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/88510246/picture_pc_c34c6e8079c1b58ab2fdcb2dcf628c2b.jpg?width=1200)
どうでしょうか。
キレイに消えました。刺しゅうのステッチもつぶれていません。これならいいかも‼
時間が経ってペンの色が浮き上がったりすることがないか…など、またその後の経過もご報告したいと思います。
【追記】
図案は熱で消えましたが、冷たくしたらどうなるのか…刺しゅうの作品を冷凍庫に30分入れてみました。
![画像11](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/88535372/picture_pc_aac1e44a6d8939c333c54785a6cc698a.jpg?width=1200)
あっ…下絵が浮き上がっています💦
またアイロンをかけて、図案を消して、次は何もせず1ヶ月くらいおいてみたいと思います。その結果はまたご報告いたしますね。