刺しゅうに必要な道具について(②刺しゅう糸)
刺しゅうに必要な道具は、刺しゅう針、刺しゅう糸、刺しゅうをする布ですが、今回は刺しゅう糸についてお話ししたいと思います。
刺しゅう糸は手芸店に行くと、たくさんの色があり、その色と数を見ているだけでワクワクします。
刺しゅう糸で一番多く使われていて、色数も多いのが25番刺しゅう糸です。
こちらは6本の細い糸がゆるくより合わされて1本の糸になっています。
5番刺しゅう糸も売られていますが、こちらは1本で刺しゅうができる太めの糸になります。
最近ではよくバッグチャームのお人形の髪の毛に使われていますね。
わたしは25番刺しゅう糸で刺しゅうをしています。
刺しゅう糸は使用する長さにカットして使いますが、あまり長すぎると縫っているときに糸がからまってしまうので、わたしはだいたい50㎝くらいでカットしています。
カットした刺しゅう糸は1本ずつ引き抜き、指でまっすぐに伸ばして、1本ずつを合わせて2本で使ったり3本で使ったりします。
2本で刺しゅうをするときは2本どり、3本で刺しゅうをするときは3本どりです。
刺しゅう糸は、2本どりで使いたいからといって、6本の中から2本をいっぺんに引き抜くということはしないでくださいね。糸がからまってしまいます。
1本ずつ1本ずつが基本。そしてその1本をやさしくまっすぐに伸ばしたら、必要な本数を合わせて、またやさしくまっすぐに伸ばして針に通してあげる…ちょっとしたことですがこれがとても大切な作業で、作品の完成度の良し悪しに影響するといっても過言ではありません。
25番刺しゅう糸もメーカーによって、色や触った感じ、艶など微妙な違いがあります。
刺しゅう糸の代表的な4社です。
・DMC
・コスモ
・オリムパス
・アンカー
上からDMC、コスモ、オリムパスの刺しゅう糸。アンカーの刺しゅう糸は持っていないのですみません。
わたしが使っているのはDMCの刺しゅう糸です。チェーンステッチで面を埋めたときに光沢がとてもきれいのと、布に針をさして糸を引っ張ったときにスーッと滑らかな感じがして、こちらの刺しゅう糸を愛用をしています。
わたしがよく行く2つの手芸店は、ひとつはDMCとコスモ、もうひとつはDMCとコスモとオリムパスの刺しゅう糸を取り扱っています。
アンカーを取り扱っているお店は上記の3つに比べて少なく、大型の手芸店か専門店であれば取り扱っていると思います。
これから刺しゅうを始める方は、地元の手芸店に行って、色を見て、気に入った色のメーカーの刺しゅう糸を使ってみる。そしてそのメーカーの欲しい色を少しずつ買い足していくのがいいかもしれませんね。