フェルミ推定「日本に温泉旅館は何軒くらいあるか」(無料)
【フェルミ推定】
問題設定
お題:日本に温泉旅館は何軒くらいあるか
制限時間:10分
まずは実際に解いてみましょう
解答
根本の考え・ロジック
需要=供給という仮説をもとに軒数を求めにいきます。
需要面
温泉旅館客数(/year)=日本に住んでいる人×旅行頻度×温泉旅館選択率
+外国人観光客×温泉旅館選択率
+α
日本に住んでいる人を年収ベースで切ります。理由としては、旅行頻度と相関関係が高いことが想定されるためです。
数値を当てはめていくと
温泉旅館客数(/year)=1億2000万×1×20%+3000万人×30%
=2400万+900万
=3300万(人)
供給面
平均温泉旅館キャパシティ:(100×1+20×9)÷10=28(人)
温泉旅館といっても大規模なものから小規模のものまであります。ここでは大型温泉旅館のキャパを100人、小規模温泉旅館のキャパを20人と設定して全体に対する割合が1:9と想定しました。
稼働率:40%
+α
①地方と都会周辺で稼働率変化
②平日と休日で稼働率変化
したがって、
日本にある温泉旅館数=温泉旅館客数÷(1旅館の平均キャパ
×稼働率×365)
=8054
+α
面接でより正確な値を出すならどうするか?という質問をされたときに解答するポイントまたは時間に余裕がありそうな時に深堀り解答の質を上げることができるもの
別切り口
今回は需要=供給で考えましたが、供給源から考えるとよりスピーディーに解ける立式ができます。
供給源ベース
温泉旅館数=47都道府県×1県(都道府)あたりの源泉数×1源泉あたりで つくれる旅館数
知っていて損はない実情報
客室稼働率:シティホテル79.9%、ビジネスホテル75.3%、旅館39%
(平成31年観光庁の観光統計より)
外国人旅館宿泊率:約3割
(平成31年観光庁の観光統計より)
温泉旅館数:12860
(平成29年度環境庁の温泉利用状況より)
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