「ぶうびんポスト」をつくりました。
はっきんぐパパです。
今年初め予想していなかったので、もう少ししっかり書いておけばよかったと反省していた、ぶうびんポストのnoteですが、改めてこちらで書き直します。
ぶうびんポストが生まれた理由
当時、娘が毎日家に帰ると手紙を書いてくれていました。(今も帰宅時毎日ではないが書いてくれます)
そんな中事件は起きてしまいます。当時帰宅が遅れ、手紙を見つけられなかったはっきんぐパパ。いつもと違う場所に手紙が置いてあることに気づかず、翌朝娘が手紙を読んでいないことを知り、すごく悲しそうな顔に…
娘を悲しませたくない、そして手紙を読み逃したくない
そんな思いから生まれました。
ぶうびんポストとは
まだ、「ぶうびんポスト」を知らない人もいらっしゃると思いますので
まず概要から
娘が書いた手紙を「ぶうびんポスト」へ入れると、
スキャンし、データ化。そのままLINEに送ってくれるという仕組みを
raspberry pi 2 B+ と LINE Messaging APIで開発をしました
利用イメージはこちら(この時はまだ耳がありません)
ぶうびんポストの仕組み
ハードであるぶたさんと、手紙を受け取りLINEへおくるソフトウェアの部分からなります
<ぶたさんのしくみ>
仕組みと言ってもこちらはとてもシンプルに
・市販のスキャナ(ScanSnap S1100)をRaspberry Piに接続
・鼻のボタンを押すと手紙を吸い込み読み取りスタート(LED光る)
・手紙の余白になった部分を切り取り、LINEへ送るために画像サイズの圧縮
※コマンドでのスキャナ起動だと読み取りがA4サイズになってしまうため
・ぶうびんポストサーバーへ送信(送信完了で「ぶう」となく)
上記をraspberry piで設定しています。
電子工作も複雑ではなく、LEDとボタンを付けたのみ。
耳と鼻は3Dプリンタ、体はちょうどいいサイズのダンボール、目は温めると柔らかくなる樹脂粘土で作りました。
一点ハマってしまったのはScanSnap S1100をraspberry piに認識させるところで、saneドライバーだけでは使えず、S1100を認識させるためのドライバを入れる必要がありました。
<ぶたさんからLINEに送るところの仕組み>
こちらはぶたさんからお手紙を受け取り前の準備と、ぶたさんからお手紙を受け取ってからの仕組みです
<前処理>
・LINE Loginを使い、ユーザー情報とLINEアカウント情報をデータベースに登録
<ぶたさんから送られてきた後>
・LINE MessageAPIを通してユーザーに画像をプッシュ通知
・Webページ(マイページ)では、これまでに届いたお手紙画像を閲覧可能
※画像データをタイムスタンプとともにデータベースに保存しています
開発において気をつけたこと
子ども向けのデバイスなので、極力シンプルに説明できるように、
「手紙をぶたさんに食べさせて、鼻のボタンを押すと送れるよ」
と子どもでも、わかるように設計をしました。
また、ポストに入れるというのが当時娘が好きなことだったので、その物理的な動作も残すようにしたことで、喜んで使ってくれました!
NEWS
なんと、このぶうびんポストですが、1ごうの過去記事にScanSnapを使っていると記載していたのを見つけて頂き、ScanSnapを開発されているPFUさんと商品化に向けて動くこととなりました!
こちらの情報はWebサイトで更新していきます
(こちら1ごうのnote 過去記事です↓)
引き続きはっきんぐパパをよろしくお願いいたします。