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HackCampのオンラインアイデアソンの全貌を公開!

こんにちは!HackCampカルチャーリードの菊井です。
いつもHackCampの働き方についてブログを書くことが多いですが、今日は個人の考えと仕事、生き方と働き方の融合を目指すHackCampがコロナ禍でそれまでの知見を集約して完成させたオンラインアイデアソンをご紹介したいと思います。

HackCampは子育て中のメンバーが多く、これまで最も効率的な働き方を目指して基本的にリモートの働き方を貫いてきました。このため、弊社のエースである小松がパートナーの転勤で大阪に引っ越したときも、完全リモート社員への移行は「あれ、なんかかわった?」っていう感じでした。他社であれば、退職となっていたところなんですかね。

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無事大阪に転居した小松家。4姉妹がすくすく育っています。

今年に入って日本中が自宅待機となり、リモート化が急速に進みましたが、HackCampのメンバーの働き方はほとんど変わらず通常営業。しかし、お客様の方はもちろん、状況がどんどん変化していました。
進行中の案件はすべてリモートじゃないと実施できないことになりましたが、弊社ではこれまでのオンラインでの施策による知見を結集してこの状況に対応。結果、リアルでの実施にこだわりキャンセル・延期となるイベントはあったものの、オンラインイベントへの需要が急速に高まって、案件はむしろ増える一方でした。

そんな中で、入札後に完全オンラインでの実施に舵を切った、浜松市主催の「浜松市ささえあいハッカソン2020」は、11月28日、最初のイベントとなるオンラインアイデアソンを実施しました。
HackCampのオンラインアイデアソンを知ってもらえる良い事例だとおもうので、ご紹介します!

企画〜調整

今回企画は、地域課題の解決に見識のある弊社プランナーの宮島真希子さんが担当しました。テーマは「福祉・介護・医療」。
現場の課題とスタートアップをつなぐことを目指して、現地コミュニティの協力を要請したり、課題提供者ともミーティングを重ね、理想のアウトプットに参加者がたどり着くための立て付けとインプットを丁寧に調整しました。

オンラインハッカソン準備

基本的なアイデアソンの設計は、オフラインと同様で、得たい成果物にたどり着けるワークをイベントに合わせてカスタムで組み立てていきます。必ず社内でミーティングを開いて、みんなで知恵を出し合いながら設計をします。オンラインの場合は、グループワークの運用などの制約も出てくるので、考慮しながら設計を進めます。

ワークショップの設計が固まったら、当日のスライドやホワイトボードなどツールの準備に取り掛かります。

ハッカソンに使うツール

オンラインハッカソンでは、Zoomのようなウェブミーティングを使うだけではなく、進行用のGoogle slideMuralのようなオンラインホワイトボード、ワークに使うGoogle slide、docs、spreadsheet、情報集約共有用のHackMDなど、様々なツールがあり、これらを参加者の使いやすい(使える)ように組み合わせて、わかりやすく提示します。
とても便利なツールをシンプルに整えて、参加者にはハードルなくスムーズに使ってもらうことにこだわっています。そのためには念入りなテストや環境の調整が必要です。

アイデアソンの流れ

こちらが実際に浜松市ささえあいハッカソンで使用したMuralです。

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引きすぎで見えませんよね。そうですよね。丸一日のアイデアソンの全体像がこれです。左はじに表紙があって、時間とともに右に移動していく作りになっています。

表紙はこんなかんじ。入ってきた人にまず確認しもらいたい情報や、Mural操作の練習スペース、練習がてら自己紹介を入力してもらったり、グループワークのための会議室への入り口などが整理されています。

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当日の練習ではすぐに使えないかも、という参加者のために、事前のオンライン練習セッションも提供したりしています。

だれでもアクセスできて編集がかんたんなHackMDに、会議室、資料、ワークシート、エントリーシートなどのURLを整理して、欲しい情報にかんたんにアクセスができるように工夫も。Slackだと流れちゃうし、Mural上だとクリックしても開かないとか、どこに書いてあるのかわからないとかありますので。

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Zoomに入場いただいた参加者のみなさんは、そのままMuralに誘導して、いじったりしてもらいながら、お待ちいただきます。
開始時間になったら、Zoomに視線をもどしてもらって、Zoom上で、ご挨拶やオリエンテーション、グラウンドルールの確認、綿密に計画されたインプットセミナーを行います。

今回はインプットセミナーを視聴中も、参加者のみなさんには気づきやコメントをMuralにポストしてもらいました。

インプットが終わったら、取り組みたい課題別にグループに分かれてワークショップを実施。ブレイクアウトルームではファシリの声が聞こえないので、Zoomをメイン会場に、グループワークにはTeamsの会議室を使用しました。

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今回は現場の方々に課題を提供していただき、そこを起点に課題解決を考えようという立て付け。まずは課題について、自分の考えをより深くする『QFT問いのデザイン』のワークを実施し、その後は、出された問いに触発された課題解決アイデアをグループで具体的にしていく『ゼブラブレスト』→『アイデアスケッチ』のワークを実施しました。
ワークにはMuralだけでなく、作業効率がよりスムーズな方法も使用。今回はGoogle slideも併用しました。

最後に取り組みたいアイデアごとにチームを形成します。今回はチームでエントリーしてくださったみなさんも、よりよいアイデアを出そうとアイデアソンに参加してくださいました。

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浜松市ささえあいハッカソン初日のホワイトボードはこんな感じに。みなさんの楽しい遊びのあとです。

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このあと、プログラムはDay2のハッカソンデイ、Day3のピッチデイと続きますが、チームメンバーはSlack上で打ち合わせと開発を進めていきます。事務局がコミュニケーションをできる限りサポートし、Day2-Day3は技術メンターも提供。

オンラインアイデアソン・ハッカソンはまさに黎明期。いろんな取組みがなされていますが、今回のご参加者のみなさんからは、しっかり準備されていて戸惑いが少なかったとお褒めの言葉をたくさんいただきました。がんばってよかった!素直に嬉しいです。

去年までは社内でオンラインワークをやることはありましたが、お客様向けに提供する機会はほとんどありませんでした。それでも、あれこれと試行錯誤しているうちに、お客様のお役に立てていただけるまでになり、オンラインアイデアソンはHackCampらしさを発揮できる自慢のサービスとなりました。

オンラインアイデアソンに興味がある?

HackCampのオンラインアイデアソンは、公開型イベントだけでなく、企業内でのイベント、事業開発、DX研修などでもすでにご活用いただいております。ご興味の在る方は弊社ホームページからお問い合わせください。
HP→ https://hackcamp.jp/  

オンラインアイデアソンを体験してみたい?

今期も残すところわずかですが、新年にはこれまで3年間にわたり運営をさせていただいている、総務省主催のGeospatial Hackers Program という公開ハッカソンイベントを予定しております。
こちらも今年はオンラインで実施の予定ですので、HackCampのオンラインアイデアソンを体験していただけるチャンスです。ぜひ楽しみにお待ちください! 
ウェブサイト→ https://ghp.connpass.com/event/196585/

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