サンプル音源は、聴いてもらえているのだろうか…

ゴミ箱いき?

時々、自分が過去に作った音源を収録したCDを聴いてもらいたい人に進呈することがあるのですが、実際に聴いてもらえる確率ってどんなものなのでしょうね。おそらく10人に渡して、いいところ2人ぐらいでしょうか。もっとも、僕はアマチュアではなく、仮にも“プロ経験者”なので、確率は高い方ではないかと思いますが、まぁそれでもほとんどが聴かれることなく放置、あるいはゴミ箱行きかと思われます。もちろん悪気があって聴かないというよりは、面倒くさい、あるいは興味がない、といったのがその理由ではないかと思われます。

「どう聴いたらいいのかわからない」とは?

以前、取引のある音楽系の出版社の編集者に音源を渡した際に言われた言葉が衝撃的でした。それは「上手いのわかりますが、どう聴いたらいいのかわからない」というもの。おりしも音楽系出版社の編集者であるのにもかかわらず、この発言とは…。実にがっかりした覚えがあります。しかしながら、“聴く/聴かない”は、音楽のジャンルのおける好みの問題ということもあるでしょう。例えば、僕が興味のないアニソンみたいなのとか、ボカロ系や、ポップス系の音源、メタル系のものなど渡されても、まず封を切ることもないでしょうから。この編集者にはまったく興味のない音楽だったのでしょう。まぁ仕方がないですね。

かくいう、自分がもらった場合には?

とはいえ、僕も他の人からサンプル音源をもらうことがよくあります。例えばM3という頒布会(同人会)のような場所で「ぜひ聴いてみてください」と言ったように。で、聴くか聴かないか…というと、ほとんどの場合10秒ほど聴いておしまいにしてあとは、段ボールに入れて数年後は捨てるというパターンがほとんど。まぁ失礼といえば失礼なのですが。

というのも、かつて音楽雑誌で読者から送られてくるデモテープ(かつてはカセットでしたので)を聴いて、その感想を記事にするという仕事を請け負っていたことをがありますが、その送られてくるデモテープのほとんどが、正直箸にも棒にもかからないものばかりでした。カセットテープの収録時間いっぱいに何曲も入れてくるケースがほとんどでしたが、最初の曲の数十秒聴けば、だいたいクオリティはわかります。全部聴いている時間などありませんし、全部聴いたどころでクオリティは知れています。同様、同人会で渡されるデモ音源も同様で、10秒聴けばわかります。そこで「おっ!」と思ったものは一応通して聴いてみますし、捨てずにおいておいていますが、やはりアマチュアさんのはそれなりでしかないのです。しかし、プロ経験者だったり、ある程度名が知れている人の音源というのは、やはり全然違うんですよ、演奏はいうにおよばず、音の処理において(とりわけこの点は大きいですね)。

さて、最近…。

さて最近、とある方々数人に音源を差し上げたのですが、まったくの反応ナシ。おそらく聴いてないのでしょうね。残念ですが、やはり仕方がありませんね。

ちなみにこういうバンドやってます。動画を一番上にはっておきます。まぁ一般ウケする感じではないでしょうね。

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