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イベント空間をデザインせよ②

みなさん、いよいよ年の瀬、寒くなりいよいよ年越しとなってきました。年末をいかがお過ごしでしょうか?HACK学生チームの鈴木葉大です。

さてさて、今回の記事は現在静岡理工科大学で建築を学んでいる私がイベント空間について考えたことと2022を振り返りを書いた回です。前回の記事の続きとなっています。まだ、みてない方は是非、下の記事を読んでください

では、みなさんご一緒に。レッツ建築!
(2023年の流行語を狙います)

演出と空間の違い。

まず、イベント空間を設計する際に僕が意識している根底の考えを述べていくと、
イベントのサービスを利用者視点で見ると大きく分けて二つに分けられるのかな思っていて、「企画」と「空間」です。企画というとよく分からないかもしれませんが、いわゆる内容です。トークライブ、お料理教室、運動会etc…
空間というとこちらもよく分からない。イベントにおいて空間のデザインは「演出」に近いのかなと思います。

観客に対し、俳優が舞台上で身振りや台詞などによって、物語や人物などを形象化し、演じて見せる芸術のこと。俳優が観客を前にして、舞台上で思想や感情などを表現し伝達しようとする一連の行為であり、それらを鑑賞する目的もある。

Wikipediaより

と書かれていました。個人的に、演出というのはサービス提供者向けの言葉になるのかなと思っていて。そうなると、今回のみるみるめぐる写真展で仕掛けた、空間的な仕掛けとは、視線とか、動線などの参加者がどういう行動をするのかをデザインしたところが多いです。そのためやや言葉の意味が異なるため、あえて「イベント演出」と言わずに、「イベント空間」と言わせていただきました。

イベントの反省

では、いよいよイベントの反省です。前の記事で紹介した、分析図に学生チームが書き込んだものを紹介していこうと思います。誰がどの分析を行ったのかは当ててみてください。

何やらいっぱい書いてありますね。ややハードに対する反省が多いのは学部の特徴か…
参加者のソフト系の反省が多い。もはやイベント反省といより自己の反省文なのかと思うレベル…大丈夫です。あなたはいつも素晴らしいですよ。今回のイベントの一番の立役者は僕はあなただと思ってます。
客観的!今回のイベントは初めてということもあり至る所に課題がありました。全体を見通して視点は必要です。イベントの時も一番周りをみて気にしていましたからね…いつもありがとうございます。
「配置まぁまぁいいのでは?」彼女は配置計画を考えた僕こと鈴木葉大に対していつも厳しいのが反省からも伝わってきますね。”イベイベ”という造語を創るでねぇ笑


この分析をもとに改めてミーティングでの課題点をまとめました。今回はハード系に絞って紹介していきます。

空間に関しては大まかには割と好評なご様子…。特に、pre参加者という項目があるように、新川という通り道としての特性が強い場所で、ただ通るだけだった人を少しだけイベントに関心を寄せたり、ちょっとだけ写真を見ることはうまくいってなのかなと思っています。新川モールの外側を通る人が写真などを撮っていましたが、新川モールを通らない人が新川モールの活動に興味を示したという点ではかなりいいことかなと個人的に思いました。
ただ、同時に課題もあって、やはり、中央に、受付を置いたことで、写真出展者が気付けないという致命的なミスが起きてしまった。これが大規模なイベントだったらと思うと少しゾッとするレベル。同時に、受付の周りに居場所を置いたことで、その周りに静かに飲みたい人とかが集まっていたのですがマイクの音量の調整の甘さに気づくのが遅れたりしました。
それから!最初に言った「演出の話」、あの演出をもう少しやっても良かったかなと思いました。ただ、僕らが手を加え過ぎず参加者の行動、アクションによってイベントを作っていくという意味では、いろんな人から「いい雰囲気だったね」
というコメントを生んだと思われるため、演出の塩梅は要注意ということもわかりました。

上記のようなことをミーティングでしました。次回に行うイベントでは上記であげた課題点は直していきます!ここに宣言いたします!笑
僕らは進化するので、ぜひ見守ってください!!!!

始まりの2022を振り返って

イベント空間の反省はここまでとして、少し個人的に2022を振り返りを述べていきます。
HACK学生チームが発足したのは今年、初めて週刊新川を投稿したのはなんと2022/7/2です。

まだ、発足して半年程度の未熟なグループです。HACKという支えがあれど、大学生というまだ社会出たことのない、若造が集まってイチから何をやるか?、何をすればいいか?という始まりから考えるのは、非常に大変でした。
「そういえば、〇〇っていつも誰がやっている?」「〇〇やるの初めてです。」
ええええ、企業や学校では当たり前にある仕組みが何もなくて、1歩進もうとすると、課題が10個ぐらい産まれる感じ。これをやろうと思うと、これとこれとこれを決めないといけない。この課題を処理しないといけない。あああぁぁぁぁ。そういえば、大学の課題もある、資格の勉強もある、あああぁぁぁぁぁぁ….

「学生さんがみんなで集まって一緒に考えてやったのがことが一番大事なんだよ。その積み重ねが音になって役に立つんだよ」

それはある種、大人たちがよく言う典型的な大学生あるあるのような言葉でひとくくりにまとめられて。きっと俺にもそんな時期あったと言われて、勝手にわかった気になって、勝手に共感されて、勝手に理解されて、それがいいんだよ、その苦労がいいだよ、と。そんな苛立ちも覚えるぐらいには頑張ってきたつもりです。
大学生という価値ある4年間、大学院も含めると6年。この貴重な時間に費やしたことは、どんなことでも価値のあることだと思っています。ただ、来年にもしHACK学生チームに入る人がいるのならば、この苦労と苦しみは感じてほしくないなぁ、と噛み締める年でした。

2022/12/25 クリスマスの朝より


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