大人の喘息とステロイドの話
20年くらい前から、一度風邪を引くとなかなか咳が止まらないようになっていた。
病院に行ってレントゲンをとってもらっても、肺炎とかではないってことでいつも咳止めをもらって、1~2ヶ月くらいゴホゴホしてなんとなく治るの繰り返し。
なので、風邪を引くと咳が止まりにくい体質なんだと思って、市販薬でいつも対応するようになっていた。
コロナ時期は周りも自分もマスクをしていたせいか、風邪を引くこと自体がなかったので楽だった。
しかしマスクを外しだしてすぐ、風邪を引いた。
風邪全然引かないのも、免疫が弱まるからよくないよねとか考えて、相変わらずの市販薬対応でのんびりしていたら(コロナの検査も市販キット)、大方の風邪症状が治った後も、コントロールのきかない咳が6ヶ月ちかく続くことになった。
あまりに咳が続くと、肋骨付近が痛くなってどうにもならなくなり、整形外科行ったら「筋肉痛」。「さすがにどうよ」ってことでオンライン診療を受け、「咳喘息」の薬を処方してもらって、少しおさまった。
が、しばらくしたらまた悪化。
オンライン診療3回受け、また肋骨が痛くなり数ヶ月、ようやく対面の専門医に行って「咳喘息」ではなく「喘息」の診断を受けた。
今時の呼吸器系のお医者さんは、最初にコロナの検査とか予約とか必要でめんどくさいんだもん…。
自分でもうすうすわかってる…アホだ。
そして現在、夜一回のステロイドの吸入でだいぶおさまってきた。
まだ、電車とかで咳が出ることがあるが、コントロールの効かない咳ではない。
この吸入も、最初の2ヶ月で「もういいかな」とか思って、医者行かなかったらまた咳で始めたので、かれこれ4ヶ月以上使っている。
ステロイド系の吸入器はすぐに口を濯がないと口の中が荒れる(一回真っ白になって本当に痛かった)が、これは夜一回だけだから、ずぼらな私には本当に助かっている。
ところが、ここ3週間くらい、今度は急に声が枯れてきた。
また風邪ひき始めたのかと思ったが違う。
酒も飲まないのに、酒焼けしたみたいな魅惑のしゃがれvoice。夫にはおっさん声と言われる。
思い当たるのはステロイドだけなので、ネットで調べてみると副作用として、声がかすれる「嗄声(させい)」とやらがあるらしい。
ステロイドで声帯の筋肉が弱まるとかなんとか。
アナボリックステロイドは筋肉増強させるのに、副腎皮質ステロイドは筋肉弱めるとか、同じステロイドの名前がついてるのに作用が逆でややこしい。
「吸入後にしっかりとうがいをすることで予防できます」とある。
ううむ。まだうがいが足りなかったらしい。
けっこうやってるつもりだけど、なんせ短気のめんどくさがりだから。
しばらく、うがいを頑張って、このおもしろしゃがれ声を直していかねば。