いまさら聞けない『六曜 is 何?』
『六曜(ろくよう)』
カレンダーの日付の下に小さく書かれている「仏滅」とか「大安」とかのやつです。
生きててこれらの認識は『仏滅の時は結婚式の費用がお安くできる』『大安はなんかいい日』『友引の時に葬儀はしない方がいい』程度にしか理解ができてないので、この機会になんぞな?ということを解明しておこうと思います。
それもこれも2025年カレンダーデータ[ai]に六曜を追加したからなんですよねー!!!
六曜ってなに?
国立国会図書館のサイトによると、『吉凶を表す言葉で、どれが正しいという基準はない』そうです。
…なぜ曖昧なままに後世に残したよ…。
そもそも六曜は中国で生まれた概念で、干支や陰陽道といった思想を基に、その日の吉凶や運勢を占うための暦注として広まったという歴史があるそうです。
いろんなものをごちゃ混ぜにして、占い化?したんでしょうね。我々のご先祖様たちは。
六輝も一緒のこと
六輝(ろっき)という言い方もありますが、これも六曜と同じものを指しています。どちらの言葉が正しい・間違いということはなさそうです。
六曜の意味
先勝(せんしょう、せんかち)
「急いで先回りするのがいい日」で、午前中は吉ですが午後は凶です。
なお六曜の午前は14時まで午後は14時から18時でとなっていますが、午後でも普通に良い日だけど、なるべく午前中に用事を済ますといい日らしいです。
友引(ともびき、ゆういん)
元々は「共に引き分け、勝負がつかない日」であるとされていたのが、今は「友を呼び寄せる」という意味で捉えられるようになっています。
なので、結婚式などの祝い事はいいけど葬儀など凶事は避けられています。(めでたいことを引き寄せてもいいけど、忌みごとは引き寄せたくない)
午前中や夜は吉ですが、11時から13時は凶となっているので、予定を計画する時間帯も気にする必要があるかもです。
先負(せんぷ、せんふ、せんまけ、さきまけ)
心穏やかに何事も起こらないよう無難に過ごすことがいい日です。
午前中が凶で午後が小吉なので、何かするなら14時以降がおすすめ。
「負」という漢字が使われていることもあり、勝負事や契約なども良い結果を得られないとされています。
仏滅(ぶつめつ)
万事凶。
なので、お祝いごどは避けた方がいい日ですけど、「物が終わる(滅する)日」なので、葬儀や悪縁を切って再スタートをするには良い日と言われます。
大安(たいあん)
「やってはいけないことが何もない日」のことですが、実は「特に害のない日」で、おみくじでいう「小吉」程度に良い日です。
結婚式や開店、開業などたいがいのことはやってもめでたい日になります。
赤口(しゃっこう、じゃっこう、しゃっく、じゃっく、せきぐち)
不吉な日。とにかくやばい日。
全てが消滅する日と言われており、この日はとても怖い日です。
祝い事は避けた方がいいとされています。
六曜の並び方・順番について
基本的には「先勝」→「友引」→「先負」→「仏滅」→「大安」→「赤口」の順に並びが決まるのですが、ある日にちになると並びが変則・決まった六曜になります。
旧暦での毎月1日です。
中華圏では現役の旧暦ですよー!!
具体的には、
旧暦1月1日と旧暦7月1日は『先勝』
旧暦2月1日と旧暦8月1日は『友引』
旧暦3月1日と旧暦9月1日は『先負』
旧暦4月1日と旧暦10月1日は『仏滅』
旧暦5月1日と旧暦11月1日は『大安』
旧暦6月1日と旧暦12月1日は『赤口』
になります。
前日が並びと違う六曜でも強制的に指定のものになって、そこからまた規則的に六曜が続きます。
あと節句の日も決まった六曜になります。
旧暦1月7日は『先勝』
旧暦3月3日は『大安』
旧暦5月5日は『先負』
旧暦7月7日は『先勝』
旧暦9月9日は『大安』
それ以外では、
旧暦1月15日は『先負』
旧暦11月15日は『先勝』
十五夜は『仏滅』
十三夜は『先負』
となっています。
記念日やイベントなどの日にちを決める時に参考になればいいと思いますが、そもそもあまり深く考えすぎると何もできなくなるよなーとも思えますね…。