「ヤクのセーター」 FACTORY
日本さくら名所100選に選ばれた五泉の村松公園。駐車場近くのシカ園にいるのは、「ヤクシカ」
サトウ「FACTORYさんのニット素材のヤクだ~!」
毛並みは、どう見ても、「カシミアと並ぶ高級素材として近年、世界的なトップメゾンの間でも注目される希少性の高い天然素材!」・・・とは思えない。
FACTORYのニットの素材となるヤクの生息するモンゴルの奥地は、夏でも昼夜の寒暖差が30℃、真冬には-40℃を下回る寒さ、とのこと。
その恐ろしいほどの自然環境がはぐくむ毛質と違うのはしょうがない・・・。
温かい素材の提供の代わり・・・といっては何だが、村松公園のヤクは、飼育員の人たちや公園に訪れる人たちと触れ合う毎日のなかで、愛嬌はたっぷり!
網で仕切られてはいるけれど、おとなしく、人に興味を持ち、触れ合うことで、私たちの気持ちを、ほんわか温かくしてくれる。
(たまたま、気分が良くて噛まれなかったかも知れません。良い子や普通の大人の方?はマネしないでね~)
私の指に、鼻に近づけてみたり、舐めたり、噛んだり、・・・。
草食動物の歯で甘噛みだから、くすぐったい。・・・案の定、私のほうが懐(なつ)いてしまった。
ヤクシカに噛まれた指を洗い、公園を後にする。ふと幼稚園の頃、TVで流れていた伊藤ゆかりの「小指の思い出」を思い出した。意味も分からずよく歌ってた5歳児・・・随分と切ない気持ちを歌った歌詞だったのね~。ヤシオ。
FACTORYの野村さんより、コメントいただきました!
「・・・ヤクシカの件、お取り扱っていただいてるヤクのセーターは、ウシ科の動物でヤクシカとは異なります。ヤクは、チベットにいたり、中国のいくつかの場所にもいます。ファクトリーのはモンゴルにいるヤクで違いで言うと、暮らしている環境が異なっています。
環境が変わると、同じ種類、品種のヤクでも生えてくる毛の質が変わります。モンゴルのヤクは、他と比べて弾力が強く、しっとりとしています。モンゴルは乾燥してるから、動物も水分が逃げないようになるんです。
モンゴルの街は、ウランバートル(首都)は、最近はだいぶ近代化していますがウランバートルから離れると、山と空しかないですね。遊牧民は、動物を育てる生活、羊・ヤギ・ヤクの乳からヨーグルト作ったり、お菓子作ったり、お肉を食べたり、まさしく自給自足の生活です。唯一買うのは、小麦粉ぐらいです。
ほんと空と土と人間と動物だけで生活しています。(子供の遊び道具は、おはじきですよ、ヤギの脊髄がおはじきの道具ですよ)
こんな感じでしょうか?聞きたい事がありましたら、連絡ください。宜しくお願いします」ファクトリー野村
ご説明、ありがとうございました!空と土と人間と動物だけ・・・スゴイ!
皆さんも見たいでしょう?そんな世界!
今度は、写真をお願いしよう!
モンゴルの「ヤク」は、素材の温かさ、
五泉の「ヤク」は、ひとなつっこい温かさ。
育つ環境や、生まれで、「ヤクわり」が違います。