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ギリギリ嘘じゃない話 〜未来への遺産〜

ドリルです。

僕は、『ジョジョの奇妙な冒険』という漫画が好きです。

どれくらい好きかと言うと、あまりにも有名なんで誰でも知ってると思いますが 第5部 黄金の風に出てくるアバッキオの先輩警官の言ったセリフ、

「大切なのは『真実に向かおうとする意思』だと思っている。
向かおうとする意思さえあればたとえ今回は犯人が逃げたとしても いつかは たどりつくだろう?向かっているわけだからな………違うかい?」

というセリフは、僕が人生に迷った時の指針にしてるくらい好きです。

そして、ハチロウも『ジョジョ』が好きです。なので、イベント等があるとよく一緒に行ってもらいます。

ジョジョの原画展に、行った時なんかは、2人で 荒木さんの生原稿を初めて見て 何というか、よくわからないですがライブ感というかパワーを感じ感動したのを今でも覚えています。


数年前の話しですが、そんな『ジョジョ』好きの2人が、気になってたいイベントがあります。

『ジョジョの奇妙な館からの脱出』というリアル脱出ゲームのイベントです。

第3部をモチーフにしていて、幽波紋(スタンド)と呼ばれる特殊能力を駆使してみんなで協力して謎を解きながら館から脱出します。

リアル脱出ゲームは、ほぼ初心者ですが前から気には なっていたので 良い機会やし これは、間違いなく楽しいから参加しよう!と思いましたが、1つ問題がありました。

6人1チームでゲームに参加するのですが、僕の周りのジョジョ好きは、僕の周りのXBOXユーザーと同じくハチロウ以外いてません。つまりMAXで2人です。

XBOXユーザーよりは、集めやすいかも知れませんが思い当たりません。

6人は、無理かなぁと思い説明を読んでいくと1人でも参加可能と書いてありました。

どういうこと?ってなり読み進めてみると どうやら 僕らみたいなジョジョ難民どうしを現地で勝手にマッチングさせて取り敢えず6人1チームにするというのです。

(初対面の人と謎解きかぁ…ハードルたかいなぁ……)

と、思いハチロウに相談すると、

「面白そうやん!そんなん参加するって事は、間違いなくジョジョ好きやろうから盛り上がるし、万が一違うかったとしても脱出ゲームの達人とかそれなりに慣れてる人が来るやろうからコツとか教えてもらいながらできるって!」

……なるほど……ハチロウ……天才やん!!

確かに その2択なら楽しそうやし、その2択以外は 考えられへん……絶対楽しいやん!

「行こう!!」

すぐにネットでチケットを2枚購入し まるで誕生日プレゼントを待つ子供のように楽しみにしながら今か今かと待ち そして、当日を迎えました!


ハチロウと待ち合わせし怪しい雑居ビルの狭いエレベーターに乗り込み会場に着いた。

「どっちやろうなぁ?」

と、僕が言う。

「何が?」

「いや、ジョジョ好きか、脱出の達人。僕的には、ジョジョ好きの方が盛り上がると思うねんなぁ。」

「もう一つ可能性あるで。」

「えっ?」

「ジョジョ好きで達人かもしらんやん?」

「天才やな!それ最強やん!それが良いわ!」

と、初めて会う人にドキドキしながら『C』と書かれたテーブルに着いて待っていた。


しばらくすると、

「ここ『C』でよろしいですか?」

と、声が聞こえたので振り返るとアラ還の男性2人と女性2人の男女4名が、笑顔で話しかけて来てくれた。


「あっ!はい、そうです!初めまして今日は 宜しくお願いします!脱出ゲームとか、よく参加されるんですか?」

「いや、それが脱出ゲーム初めてなんですよ。」

(そうか そうか…って事は、僕らと同じジョジョ好き やけど脱出初心者パターンやね。まぁ、それはそれで盛り上がりそうやね。60代前後やったらリアルタイムで第1部から読んではるんやろうな。)

などと考えながら、

「ジョジョは、第何部が好きですか?どれも好きとは、思うんですけど強いて言うなら…」

と、ジョジョあるあるの当たり障りの無い会話をしようとすると、

「なんぶ?なんぶってなんですか?」

「えっ?」

「いや、僕達 この漫画 読んだ事なくて(笑)」

「えっ!?えぇっ!?」

ま、まさかの第4の選択肢ィィィィイ!!

ハチロウさん!グレイトでスよ こいつはぁ〜っ

「スタンドってなんなんですか?」

「えっ、あっ、スタンドっていうのは 寄り添うものって意味で精神エネルギーが…………」

みたいな、多分『こいつ何言うてんねんやろ…30代後半やろ?』って思われたであろう説明をしてしまい、何とも言えない空気が流れてしまいましたが、謎解き自体は、若干 体も頭も動きに問題はありましたが、それぞれ役になりきってスタンド名を叫んだり ジョジョ立ちをしたり、みんなで協力しながら謎を解いていく爽快感は、クリアこそ出来ませんでしたが なんとも言えませんでした。

ただ、ジョジョを知らないアラ還のジョジョ立ちのやらされてる感は、みるに耐えなかったです………

今回の本当度 90%

テーブルがCやったかどうかハッキリ覚えてないです。

まさかの第4の選択肢でしたが、やっぱり行って良かったです。これからも『真実に向かおうとする意思』を大事にして、自分のやりたかった事に少しでも進んでいこうと思います。




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ハチロウとドリル
サポートとは?・・・データマイニングの際の、相関分析の指標のひとつで、ある関連購買における支持率を表す。たとえば砂糖について卵の関連購買でサポートが20%の場合、砂糖と卵を一緒に購入する顧客が顧客全体の20%という意味である。 要するに心から嬉しいということでです!