
ムフフ画像大魔王。
ドリルです。
今朝
まだ 日が登る前の朝の6時頃
会社に行く為に
JR大阪環状線の高架沿いを歩いていた。
髪は 長くニット帽をかぶり
まだ太陽も出ていないのにサングラスを掛け
髭を生やした40代位の男性が
山チャリ(マウンテンバイク)に乗って前から
こちらに向かってきた。
そのサングラス男は ずっと僕の方を見ていた。
そして すれ違ったと思ったらそのまま Uターンをして 僕の後をつけてくる。
僕は 少し気味が悪かったが 気にせず歩く……。
すると、サングラス男は 急に後ろから こう叫んだ。
「ムフフ画像大魔王さんですよね!」
(は?何を言っているんだこの男は?)
辺りを見まわしたが 僕しかいない。
ヤバイ!!
これはヤバイ!!
間違いない。
僕の心の中でアラートが鳴っている。
よし!
無視しよう。
僕は 無視して歩く事にした。
すると、
「ムフフ画像大魔王さん!どれくらい画像持ってるんですか?無視しないで下さいよ!」
(めっちゃ キモいやんか!なんなんこの人?どんな風に 僕が見えてんの?無視しよ。絶対に無視や。完璧に無視しよ。電車の中までは ついてこんやろ。)
そう 決めて少し早足で 歩く僕に
サングラス男は 更に 話しかけてくる。
「ねぇ、ムフフ画像大魔王さん!何歳ですか?60歳くらいですか?」
『プッチーン!!』
『てめぇ今 俺の年齢の事なんつった?』
っと心の中でつぶやき………。
「はぁ?41ですけど?さっきから何なんですか?」
「あっ、やっと喋ってくれましたね。ムフフ画像大魔王さん。」
「いや、ムフフ画像大魔王ちゃうし。」
「あぁ〜、今 ムフフ画像大魔王ちゃうって言いました?自分から違うって言いましたね?自分から個人情報言ってますよ。じゃあ なんて言うハンドルネームなんですか?」
「ちょっと 何言うてるか わからないんですけど。
そもそも何で 僕に 話しかけてくるんですか?」
「いや、俺 あなたに話しかけてないですよ。
僕の目線の先見てください。
あなたの斜め前見てるでしょ?
その人に話しかけてるんです?」
(いやいや!
お前 サングラスかけてるから
目線分からんし!!)
「いや、僕に話しかけてましたよね?
大丈夫ですか?
なんか やばい奴やってますか?
警察か救急車呼びましょうか?」
「うるさいのジジイ!!
キモイねん!!」
『シャー……………』
………そう言ってサングラス男は
僕と僕の気持ちを置いて
山チャリで
僕を追い抜いて行きました…………。
嘘やろ……。
この話の本当度 100%
ただの酔っ払いだったのか、
それとも 本当にヤバい奴が見えてたのか
めちゃくちゃ気味が悪かったですが、
刺されたりせんでよかったです。
あと 『ムフフ画像大魔王』てなんやねん!
よっぽど僕の顔がムフフっぽかったのでしょうか……。
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