モンティ・ホール問題。
ドリルです。
少し リニューアルしてみました。
今日は もしも ドリルが さらわれたら…という所から お話しが始まります。
途中ドリルは 重大な選択を迫られます。
もし、よろしければ あなたも ドリルになったつもりで考えてみて下さい。
モンティ・ホール問題を知っている あなたなら
このピンチを乗り越えられるかもしれせん。
それでは、お話しのハジマリ ハジマリ。
…………
………………………
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いつものように会社からの帰り道、
もうすぐ 家に着きそうなところ
何もない一本道の人通りの少ない所で
ゆっくり近づいてくる車が 追い越そうと
横を通る。
その瞬間…
抵抗する間も無く
車に引きずり込まれ
後ろから 何かを嗅がされて
眠ってしまった。
目を開けると 椅子に縛り付けられ
目の前には、ピエロのような
仮面を被った 1人の男がいる。
「おはよう ドリル君 残念だが
君には 死んでもらおうと思う。」
「な、誰だ! お前は 僕になんの恨みが
あると言うんだ!!」
「恨み?恨みなどはない。
ただ、君は 糖尿病のくせに
毎日ファミチキばかりたべている。
そうやって命を粗末にするヤツを
私は ゆるせないのだよ。」
「わ、わかった ファミチキは2日に
1回にする!
だから……だから!助けてくれ!」
「ほう…ならゲームをしよう。
ここに3枚のトランプがある。
その内2枚は 『Joker』だ。
1枚だけ『♡の8』がある。
見事『♡の8』を引き当てれば
命を助けてやろう。」
「わ、わかった……やる!やります!!」
「よし………では、A、B、C どれにする?」
「ェイ………いや!!ビ…Bだ!Bにする!」
「なるほど…
私は、答えを知っている。
なので 先に ハズレのカードを
めくろう。」
そう言って その男は 1番右端のカードに 手を伸ばし そっとトランプをめくる。
「フフフ、残念でしたね………。
Aのカードは……『Joker』です。」
「よ、よかった。」
「では、ここで 更にドリル君に
チャンスをあげます。
それは、最初から決めてました。
ドリル君。
カードを変えても構いませんよ。
どうします?」
「えっ?カードを変えても良いの?」
『ざわざわ……ざわざわ………』
「さぁ……。あなたは どうします?」
(ど、どうしよう…でも、ここは、自分の直感を信じるべきだ!いや、しかし 最初は Aだと思って外れてたんだし直感は どうなんだ?いや!ここはやはり そのままだ!一度 決めたBでいくぞ!)
「ビ、…Bだ!そのままのBでいくぞ!!」
男は そっとBのカードに手をかけ
ゆっくりとカードをめくる………。
「ジョ、ジョー…カー…………」
「残念でしたね。」
そう言って 男がカツカツと近付いてくる
男は ゆっくりと ナイフを僕の首元へ あてる。
「さようなら。」
耳元で そう囁く
ボイスチェンジャーの奥の声が
聞こえた。
「そうか……お前は……ハチr………」
『ブシュん』
ハイ!
残念ながら ドリルくんは 殺されてしまいました。
しかし、ドリルくんが モンティ・ホール問題を 知っていたなら生き残る確率が実は 倍に なっていたのです。
モンティ・ホール問題とは、モンティ・ホールという人が司会を務めるゲームショー番組で出題された、とある確率論に関するクイズ問題です。
内容は マスクの男が出題したような問題です。
そして、ルールは 以下の通りです。
1.カードには joker、joker、♡8がランダムで入っている。
2.ドリルがカードを1つ選択する。
3.男は残りの2つのカードのうち1つを必ず開ける。
4.男が開けるカードには必ずjokerが出る。
5.男はドリルにカードの選択を変更するかどうかを尋ねる。
6.ドリルは上記のルールを把握している。
つまり、このルールの通りに行くと 最初にJokerを選んでいればカードを変更する事によって 必ず♡の8が出ることになります。
最初に♡の8を引く確率は3分の1。
そして、Jokerを引く確率は 3枚の内2枚がJokerなので 確率は3分の2になります。
つまり 生き残る確率が3分の2になります。
日々 生活していく中で 急に拉致されて こんな状況になる事があるでしょう。
あなたなら自分の運と勘を信じて挑みますか?
それとも、確率の高い方へ身を委ねますか?
くれぐれも ファミチキの食べすぎには ご注意下さい。
この話の本当度 40%
ドリルは 殺されてませんし。拉致もされてません。
多分……
しかし、よく考えると車で拉致されたので運転していた人が いるはず ………………。ま、まさか!!