呪いのビデオ。
ドリルです。
正直 この話を書こうか どうか迷いました。
しかし、ギリギリ嘘じゃない話だし書いても良いかな……と思い書くことにしました。
ヤマンが
この記事を読んでないことを
祈ります。
時は15年ほど前まで遡ります……………
……………
……………………
……………………………
その日 ヤマンは ドキドキしていた。
今日の昼間は 家で一人だけ……
家に 帰ると父も母も兄も弟も誰もいない………
そう!
今日という日は、
ウッチーが貸してくれた
『松浦○弥 流出 裏ビデオ。』
が 遂に見れる日が来た!!
これは、松浦亜弥が大好きなウッチーの為に
ハチロウが 特別なルートで手に入れ
プレゼントしてくれたという 確かな筋のビデオだ!
「こういうものは 分け合うべきだろ?」
そう言って多くは 語らず
ウッチーが そっと手渡してくれた
ビデオのラベルには 手書きで
『松浦○弥 流出 裏ビデオ』
と書かれていた。
手書きというのが 実に本物らしさを裏付けている。
そして、ヤマンが家の前に着いて 鍵を開けようとする。
[ガチャガチャ]
(あれっ?おかしい……開いてる!)
扉を開けると
なんと!兄が いるではないか!
「兄貴!なんで おんねん!」
「えっ?お前 何で怒ってんの?
もう出て行くけど?
お、お前こそ 帰ってくんの早かったな……。
とにかく もう、出て行くから。」
「うん、早よ 出て行って!
俺も 忙しいから!!」
そう言って 兄を追い出し
ヤマンは ビデオテープを用意する。
………あれっ?ないっ?
密かに隠してあったビデオテープが
ない!
まさか、あいつッ!
ヤマンは ビデオデッキからビデオテープを取り出す。
やはり………
あいつ……………
見てたな!!
フフッ、まぁ 良いだろう……
奴も 男だ。
大目に見よう。
だが、やつが朽ち果てた所から見るのは 気分が悪い。
時を戻し 最初から見ることにするか……。
ヤマンは ズボンを降ろし
ティッシュを用意し
万全の状態で闘いに臨む。
そして、ビデオテープが 回り出す………。
テレビには 綺麗な女性が映し出される。
「くそっ!やられた!
松浦亜弥じゃない!!
でも、綺麗な女性だ。
もう 何だって良い!
最期まで付き合うぜ!
俺の理性は無くなった……
そう…俺は SEXアニマルだ!」
そう言って ヤマンは 一切 早送りせず 45分間ずっと
目を逸らさず
一本のビデオテープを見終わった。
「………以上を持ちまして YahooB.Bの接続方法の説明を終わります。
ご視聴ありがとございました。」
テレビの中のお姉さんは 優しくヤマンに微笑んでくれる。
そう……
これは、ハチロウが
松浦亜弥好きのウッチーを
騙す為に仕組んだ巧妙な罠。
当時 ハチロウが働いていた会社のビデオマニュアルのラベルを張り替えるという 単純なトリック。
そして、欲に駆られた男達は 簡単に騙される。
そのビデオテープは 呪われたように 次々と男達を絶望の淵に落としていく。
ウッチー……ヤマン………
そして、ヤマンの兄までも巻き込んで………。
この話の本当度 80%
下半身丸出しで 最後まで見きったヤマン……
彼に敬意を表したいと思います。