酔っ払い。
ドリルです。
昔、今から15年ほど前 男女数名で キャンプに行きました。
男子は ヤマンやオックン、コジヤンという中学生の時からの友達や幼馴染み、女子は当時付き合っていた彼女と彼女の友達数名で 何か出会いが有れば良いよね?みたいな感じで一泊2日で出掛けました。
キャンプといっても テントを貼るような本格的なものではなく 山の中に何棟かロッジがあり そこに男女別々にロッジを借りて泊まるというようなものでした。
キャンプ場に昼過ぎに着きそこからBBQの準備を始め 少し早目の夕食になりますがBBQを始めました。
一緒にいっていた 僕の幼馴染のヤマンは BBQが 始まる前から酒を飲んでいたらしく 既に酔っ払っています。
そして、肉が焼け 少し食べたかと思うと キャンプ場にあるベンチに腰掛け 船を漕ぐように眠ってしまいました。
そんなヤマンは ほっておいて僕達は 時間も忘れて楽しくBBQを楽しみソロソロ焼きそばでも焼こうと用意をしていたら急に、
『バサン!!』
と ヤマンが 座っていた方から 大きな音がしました。
音の方に目をやると 完全にノーガードで顔面から地面に飛び込んでいるヤマンがいる。
それを見て 僕達は ケラケラと腹を抱えて大笑いしました。
しかし、驚くべきは そんな状況でも まだ眠っているヤマンダ。
笑い過ぎて苦しかったが このままヤマンダをほったらかしにして窒息死されても困るので 僕達はヤマンダを起こそうと近づいた。
肩の辺りを 掴み無理やり上体を起こすと顔が バカ殿様のように砂で 真っ白になっている。
「おい!ヤマン!ヤマン!!大丈夫か?」
「えっ、うん。大丈夫。」
「顔真っ白やで。ていうか なんか全身ドロドロやで シャワー浴びてくる?」
「あぁ?うん。そうするわ。」
「ほな、僕らも片付けて 男子のロッジに集まって飲み直そうか?」
女子もヤマンの顔面ダイブで 若干引いていたので 取り敢えず風呂に入って仕切り直す事にし BBQの残飯を処理し 後片付けをして 軽く汗を洗い流す為 みんなでシャワーを浴びに ロッジから少し離れた大浴場へ向かった。
大浴場は 時間が少し早かったのもあって僕達しかいなかった。
そして、風呂から 誰よりも早く出たのは ヤマンだった。
僕が その次に出て脱衣所を見ると ヤマンは1人だけ既に着替えていた。いや、正確には パンツを履かず 恥ずかしそうにTシャツを引っ張って下を隠そうとしていた。
「えっ?ヤマン?何やってんの?」
「えっ?あぁ、替えのパンツをロッジに忘れてん。何か さっき履いてたやつ履くの気持ち悪いやん?なんかちょっと濡れてるし。」
「まぁ、気持ち悪いけどしゃあないやん。取り敢えずそれ履いて ロッジまで戻りぃや。」
「いや、嫌や。履きたくない。このまま行く。誰も見てないやろ。」
そう言って ヤマンは 僕が止めるのを無視して 右手にパンツ 左手にズボン 真ん中にエレファントをぶら下げて山の中に消えて行った。
フルチンで 無事誰にも 見つからず ロッジに辿り着いたヤマンは 自分のカバンからパンツを探す。
………しかし、ヤマンのカバンが見つからない。
他のカバンの下敷きになっているのかと思い ゴソゴソと漁ってみるがやはり見当たらない。
フルチンで考え込んでいると 外が ザワザワと人の気配がし扉の開く音がしたので 振り返る。
扉を開けた人と目が合う。
「あれ?誰ですか?」
ヤマンが いう。
「えっ!いやいや、えっ?オタクこそどちらさんですか?」
「あれ?もしかして 俺 間違ってる?」
「おっ、おん……間違ってる!!」
なんと、ヤマンは フルチンで全然 違うロッジに勝手に入り カバンを漁っていました。
Tシャツで フルチンやし何も盗んだりしてないのは わかるし本気で間違えた痛い人という事で 謝って許してもらったみたいですが 一歩間違えれば 警察沙汰になってもおかしくありませんでした。
だいぶおかしい事してますけど。
そして、このキャンプがキッカケで オックンは 今の奥さんと出会い 一度別れたり また 付き合ったり色々あって結婚しました。
この話の本当度 90%
昔過ぎて正確に何人で行ったのか覚えていません。
しかし、いくら酔っ払っていたからといって何でもしても良いわけは ありません。お酒も 程々にするくらいの方が 良いのかもしれませんね。
まぁ、僕は 全く飲めませんが………
気持ちよく酔っ払ったりしてみたいです。
サポートとは?・・・データマイニングの際の、相関分析の指標のひとつで、ある関連購買における支持率を表す。たとえば砂糖について卵の関連購買でサポートが20%の場合、砂糖と卵を一緒に購入する顧客が顧客全体の20%という意味である。 要するに心から嬉しいということでです!