リモートワークと子育て 〜保育士が意識している3つのこと〜
こんにちは、コロナで研修などが全部中止になり、自分の時間が格段に増えた。これからの働き方を本気で考えたいhachiです。
休校になって・・・
学校が休校になり「子どもを自宅に長期間滞在させることによるストレス」が問題になっています。リモートワークに切り替えても、子どもがいたら仕事にならない、切実な問題だと思います。しかし、諦める、我慢するのではなく、どうしたら子どもがいる環境でリモートワークができるのか、生活を見直すきっかけになるかもしれません。
保育園なのに静か・・・?
私の勤めている保育園は、一つの保育室に3・4・5歳の子どもたち計24人が一緒に生活をしています。多くの方は子どものたちの大きな声、走り回る音などの「騒音」を想像されると思います。しかし、他園からの見学や実習を受けた時に、必ず言われること、
「今日はお休みの子が多いんですか?」
休みはいません。静かに遊んでいるので、少ない印象を受けるようです。
先生たちの工夫
もちろん、元気に歌を歌ったり、思い切り身体を動かす時間もあります。そんな時は、子どもらしい元気な声が響いています。ただ大人が意識していることがいくつかあります。
《大人は最小限の声かけ、小さな声》
大人は子どものお手本です。大きな声は出しません。遠くにいる子に呼びかけることはせずに、近くに行ってから話しかけます。同じクラスに複数の大人がいる時も「OO先生〜!これお願いします!」と居酒屋のように言うのではなく、視線でコミュニケーションをとる。これだけでも、クラスの雰囲気が変わります。
《自立して遊べるように関わる》
子どもが集中して遊んでいる時、大人はそっとその場から離れる。大人がいなくても自立して遊べるようになります。ごっこ遊びの時も、大きなリアクションをとる必要はなく、所作を丁寧に見せることで遊びのお手本になります。(人形を本物の赤ちゃんのように扱うなど)
《環境を整える》
子どもの発達にあったおもちゃを用意して、集中して遊べる空間を作る。また、おもちゃにも鮮度がある。一定遊んで飽きたら、一度片付けて、違うおもちゃを出す。また、一定したら入れ替える。子どもたちは夢中で遊び込みます。
みんなが気持ちよく生活する
子ども一人一人、好きなことは違います。絵を書くこと、積み木をすること、友達とボードゲームをすること、図鑑で調べること、ごっこ遊びをすること・・・集団生活では保障できないことはありません。一人一人の遊びを大切にする為に、小さな積み重ねをしています。
0歳児クラスから共通して積み重ねているので、同じ部屋で5歳児が絵の具をして、4歳児が友だちとトランプをして、3歳児がケーキ屋さんごっこをしている。みんなが秩序を守って気持ちよく過ごしています。
ハードルが高いかもしれないけれど・・・
保育園だからできるんです!と言われればそこまでです。しかし、小さな積み重ねが何より大切だと思います。家族も集団。互いの時間を大切にする為には、ルールや秩序が必要だと思います。
子どもがいる環境でもリモートワークができる環境作りを、前向きに考えてみてはいかがでしょうか☺︎