61歳☺︎小さくなった父の背中《わたしの100年》
幼い頃から、父が大好きでした。
どこでも連れて行ってくれる人。
釣り、ゴルフ、旅行、多趣味な人。
怒ったら怖い人。
私の友だちを大切にしてくれる人。
普段は静かだけど、芯があって、
いざとなったらリーダーシップをとってくれる人。
そんな父が大好きでした。
父は定年前に仕事を辞めて、
好きなことに熱中するようになりました。
ひとりで山を手入れして、小屋を建ててアトリエにした。
そこで作る竹細工や、陶芸の作品は全部ステキだった。
会社員の頃は余裕がないようなこともあったけど、
やっと好きなことだけをできる環境になって楽しそう。
どこに行くにも母と一緒、仲良しの2人を見るのが好き。
いつからだろう、山に行くことも減ってきた。
竹細工をしている背中が小さく見えて切ない。
孫とおしゃべりする時の優しい目尻、目に焼き付けておこう。
お父さん、私今でも覚えているんだけど、
「私お父さんと結婚するー!」って言ってたよね。
「そうか〜」って嬉しそうな表情をまだ覚えているんだよ。
ずっと大好きです。
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