メンタルやられて引きこもってたら声が出なくなった
Discordサーバーメンタル系最大手
「ニートor非正規or精神疾患（医師診断）」の紹介を、実体験を交えて書いていく。
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過去形だけど。
仕事が超絶ブラックでサービス残業の毎日、休みの日も出かける余裕がなくて趣味だったゲーム、漫画、アニメ、音楽、配信・・・何もかもに興味がなくなった。
そんな毎日を過ごすたび、世界が灰色になったのか、自分だけが灰色で世界には色が付いてるのか、分からんけどとにかく自分と世の中が切り離された感覚になって行った。
何で生きてるんだろう。
何の為に生きてるんだろう。
仕事以外で外に出るのはパチンコだけ。
パチンコ店員の明るさに、「この人は何でこんなに頑張って生きてるんだろう」と不思議で仕方なかった。
パチンコから帰る途中、何度も車道に飛び込む妄想をした。
いつの間にか鬱になっていた。
会社の上司はそういったことに理解が全くなく、退職を申し出ても辞めさせてもらえなかった。（元々ブラックすぎて人がどんどん辞めていたので引き止めたかったんだろう。入社したのも前任者が鬱で退職したからだった）
３ヶ月ほど粘って、やっと辞めた。
俺は引きこもりになった。
人と話すことがなくなった。
相変わらず世の中と自分の色はくっきり差が付いていた。
何ヶ月か病院に通って投薬治療を受けた結果、少しだけまともな精神状態を手に入れた俺は、趣味だった配信にも復活した。
少しだけ人と話したいという欲求も出始めてきた。
配信のチャットで人と話すと、生きてる実感が湧いた。
元々自枠で活発にリスナーと話していたし、実際に配信でも話そうと思った。
でも俺は、長らく引きこもった弊害で上手く喋ることができなかった。
うまく喋れないというより、声が出なかった。
文字ならばスラスラと話ができるのに、声では頭が真っ白になり、動悸がして、上手く言葉が出ない。
愛想笑いで精一杯。
コメントを交えて会話をして誤魔化していた。
回復したと思い込んでいたところにこれはキツくて、悔しかった。
会話の練習をしなければいけないと思った俺はDiscordで片っ端から雑談系のサーバーに参加した。
話せないから、聞き専してチャットで会話に参加する。
だけど、大体は聞き専だけじゃ仲良くもなれないし、何の印象も持たれていない様子だった。
そこでメンタル系（精神疾患持ち）のサーバーをメインに利用することにした。
そこは結構大規模なサーバーで人も多く活発だったけど、文字だけでも名前を覚えてくれたり愛想よく声をかけてくれる人達がいた。
「上手く話せないから聞き専をしてる」
そういうことも気兼ねなく言えた。
「じゃあ話す練習に付き合ってあげるよ」
そう答えてくれる人達がいた。
恐る恐るマイクをオンにする機会が増えた。最初は話せないし、相槌だけとか笑うだけとか。
そんな日々が続いていくうちに徐々に話ができるようになってきた。
声が出る。
「普通に喋れてるじゃん！」
自分のことのように喜んでくれるサーバーの人達の気持ちがすごく嬉しかった。
今もまだ不安定な時は上手く喋れないけど、日常生活で（ほとんどコンビニしか行かないが）喋ることができるようになって感謝している。
鬱や引きこもりになって塞ぎがちになってる奴は興味があったら試してみてほしい。
正直、匿名のネットでこんなに居心地が良いと思える場所があるとは思わなかった。