
【料理と設計と。】
おはようございます。建築をしたり、カフェを運営したり、イベントの裏方をしている八村です。
今日は、ちょっと視点を変えて、「料理をすることが建築にも活きるよね」という話をしてみようと思います。
料理って、ただ楽しいだけじゃなくて、空間づくりにもつながってくるんですよね。たとえば、実際に料理をしていると、「この収納、ここにあったらもっと便利なのに」とか、「シンクとコンロの距離はもう少し近いほうが作業しやすいな」とか、いろんな気づきがあります。
僕は建築の仕事をしているので、そういう「使う側の視点」がすごく大事だと感じています。動線を意識するだけでも料理のしやすさが変わるし、仕上げの素材選びによってキッチンの雰囲気や使い心地も大きく変わる。そう考えると、料理をする時間そのものが、建築デザインを考える上でのインスピレーションになっているなと思います。
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【料理をすることで見えてくる、キッチンの動線の大切さ】
料理をしていると、普段は気にしないような細かい部分が気になってきます。たとえば、「壁にお玉やピンセット、トングがかかっていたら、すぐに取れて便利だな」とか、「この収納、奥行きがありすぎて取り出しにくいな」とか。実際に料理をしているからこそ、「もっとこうすれば良いのに」というアイデアが自然と湧いてくるんですよね。
特に調理器具の収納は重要です。道具を知っていないと、それをどこに収納すればいいのか分からないし、結果的に提案も的確にできなくなる。だからこそ、自分で料理をすることで、より実用的なキッチン設計ができるようになるんだと思います。
動線がスムーズだと、料理がしやすくなるのはもちろん、ストレスが減るので、作業そのものが楽しくなります。だから、設計の際も「この家で料理をする人がどんなふうに動くのか?」をしっかりイメージするようにしています。もちろん、お客さんの要望を聞くことが大前提ですが、そのうえでプロとしての視点をプラスして、より良い提案ができるように心がけています。
キッチンのレイアウトもすごく大事で、アイランドキッチンにするのか、壁付けにするのか、コンロの配置はどうするのか。それらの細かい部分の積み重ねが、最終的に「使いやすいキッチン」につながっていくんですよね。
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【料理道具や器へのこだわり】
料理をしていると、道具や器にもこだわりたくなりますよね。僕は特別高級な道具を揃えているわけではないですが、使いやすいもの、手に馴染むものを選ぶようにしています。
たとえば、フライパンひとつとっても、重さや持ち手の形状が違うだけで使い心地がまったく変わります。鉄フライパンのずっしりとした重さが好きな人もいれば、軽くて扱いやすいフライパンが好みの人もいる。そういう細かい違いって、実際に使ってみないと分からないんですよね。
器についても同じで、僕は特に山口県の陶芸家・渋谷さんの作品がすごく好きなんです。カフェでもよく使っているんですが、あの独特の色合いやサビ感が料理を引き立ててくれる。器が変わるだけで、同じ料理でも雰囲気がまったく違って見える。そういうところも面白いなと思います。
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【料理を通じて学ぶ、キッチンのあり方】
キッチンって、料理をするだけの場所じゃなくて、人が集まる大切な空間でもあるんですよね。
友人を招いてパーティーをしたり、家族で一緒に料理を楽しんだり。そういう時間があると、暮らしがぐっと豊かになるなと思います。
設計をするときも、「ここでどんな人がどんなふうに過ごすのか?」を考えるのが大切です。たとえば、オープンキッチンにすれば料理しながら会話ができるし、カウンターがあればちょっと腰掛けて飲みながら話せる。逆に、料理に集中したい人にとっては、壁付けのキッチンのほうが使いやすいこともある。
また、IHとガスの選択も重要です。
日本製のIHは操作性がよくて安全性が高いけど、火力を求めるなら海外製のほうがいい。海外製のIHはデザイン性が高くてスタイリッシュだけど、日本の調理スタイルには合わない部分もある。とか。例えばですが。どちらが正解というわけではなく、その家に住む人のライフスタイルに合わせることが大事なんですよね。
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【建築もカフェも、すべてがつながる】
僕は建築の仕事をしながらカフェも運営していますが、どちらも実際にやってみることで、より良い提案ができるようになると感じています。
カフェの空間設計を依頼されたとき、自分が実際にカフェを運営しているからこそ、「こうした方が動きやすい」「この配置ならスタッフもお客さんも快適に過ごせる」といった視点を持つことができます。
料理も同じで、ただ作るだけじゃなくて、「この場所で、誰と、どんなふうに食べるか?」を考えると、もっと豊かで幸せな時間が生まれる。
僕はパスタを作ることが多いのですが、同じパスタでも、お皿を変えるだけで印象が変わるし、食べる相手が違うとまた違った味わい方ができる。料理って、ただの「食事」じゃなくて、その空間や人との関係性も含めた「体験」なんですよね。
だから、設計をするときも「どんな空間なら心地よい時間が生まれるか?」を考えながら作るようにしています。
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【料理をすることは、建築にも活きる】
何をしても、経験って無駄にならないなと思います。料理をしているとキッチンの設計についての発見があるし、カフェを運営しているとお客さんが快適に過ごせる空間について考えさせられる。
美味しい料理を作ること、そしてそれを大切な人と一緒に食べること。そういう時間が「心地よく、豊かに、幸せに」つながっていくんじゃないかなと思います。
建築も、カフェも、料理も、すべてがつながっている。だからこそ、この仕事が好きなんですよね。
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PHILOSOPHY
「心地よく、豊かに、幸せに。」
空間は、ただの器ではない。
光と影、風と素材、温度と湿度——
すべてが響き合い、人の感覚に寄り添うことで、
心地よさが生まれ、豊かさへとつながっていく。
私たちは、建築とデザインを通じて、
身体が自然に呼吸し、心が静かに満たされる空間をつくる。
それは、意図を持って選ばれた素材の質感であり、
緻密に計算されたプロポーションであり、
日常の何気ない所作に溶け込む、流れるような動線の美しさ。
すべての要素が調和したとき、
そこには、健康で快適で、心から満たされる時間が生まれる。そんな「空間の本質」そのもの。
私たちの使命は、空間を通じて、人々の健康と心の豊かさを築くことにある。
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八村満
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はちむら工務店
Arca-coffee&cheesecake
和歌山県田辺市上屋敷2−9−18
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【NO DESIGN OFFICE、工務店について】
八村満、菅井暁子の共同代表が設計、デザイン、施工をする建築屋。シンプルに、快適に、普段の生活を豊かにするためのデザインを提案していきます。住宅だけではなく、家具やインテリア、エクステリア、土地や環境を最大限に生かしたパッシブデザイン、アクティブデザインの両方から設計やデザインを思考し、お客様の価値観に合う建築を提案します。お金や保険も専門家のチームでご案内しています。
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◾️建築相談会(インテリア編)◾️
インテリアについて、わかりやすくお話しします!
カーテンや家具、アートや植物などお話しします。
3/15
①10:30 ②13:30 ③16:00
ご予約はDMもしくは下記URLで。
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◾️Arca-coffee&cheesecake◾️
3/29-30
13:00-17:00
19:00-23:00(Lo
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◾️と。〜パンとコーヒーと平安神宮〜◾️
2/24-25
京都にある平安神宮で出店します!(予定)
と。の象徴である提灯と櫓を持って行きます!
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今年は和歌山市にある刺田比古神社!
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