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庇の長さ

パッシブデザインってよく聞きませんか??
今じゃ珍しくないですが...

高性能住宅とか気密とか断熱も大事ですけど、それと同じくらい自然の力も大事です。

今回は高性能住宅と自然の力について書いてみますが、YouTubeでもブログでも言い尽くされているような、今の時代では当たり前の事を書いた内容です。復習のつもりでお付き合いくださいw


まず写真を。

わかりますか??
ちょっとわかりずらいかな??
庇が伸びていて、ちょうどサッシの下の部分で太陽光が切れているのがわかりますか??
写真に落書きしてみます。

赤い線を書きました。
ちょうどお昼頃の太陽光の角度です。
太陽が1番高いところです。
太陽光(熱)が直接室内に入らず、ちょうどのところで影になってるのがわかると思います。

室内からみると、ほら。陽射しが入ってないよね。
高性能な上に、夏は日陰になるように設計すると太陽熱が入ってきづらくなるので、エアコンの効きの助けになります。さらに冷えやすくなる。
サッシは樹脂サッシの仕様。

高性能だからと言って、軒ゼロにしちゃうと熱が入ってきて、冷房の効きが弱くなります。
※軒ゼロがダメってわけじゃないです。
※軒ゼロはカッコよく見えるよねw
※軒ゼロでも工夫次第で大丈夫。


夏の陽射しってキツくて暑くて要らないじゃんw
だから軒をぐっと出して影にしちゃう。
夏だけ影にしちゃう。
すると高性能住宅で全館冷暖房でも、さらに快適な暮らしができたりします。

和歌山の紀南地域の場合は90cmくらい出せばOKかな。
地域によって少し違うので気をつけて。
詳しくは、工務店や設計屋さんに聞くと教えてくれます。


冬は逆に陽射しを入れて、家を暖めるのに役立ちます。
夏の陽射しは遮って、冬は入れる。
エアコンや空調などに頼り切りじゃなく、自然のエネルギーを最大限に活用した方が、より快適な空間で暮らせます。

ガラスの種類やサッシの種類も考えた方がいいですよね
考えるのがメンドクサイって人は、とりあえずAPW430入れとけば間違いないです。
性能もいいし、コストは他よりは安いって書くとだめですねw
それはウチの場合だけです。
コストは会社によって違うのでお気をつけて。


ちなみに西側に窓は要らないくらい。
西陽ってすごくキツいから、窓が無くても大丈夫。
より快適に暮らしたいなら、設計段階で光と影も設計した方がいいです。
日当たりを気にして、夏に陽射しも入るような設計は暑くなりやすいです。
まぁお客さん自身で設計すると日は、すごく稀なケースなので、設計士の人に任せれば大丈夫だとは思いますが。。。

デザイン性を優先する場合は無視してもいいと思います。
人それぞれ価値観は違いますし。
今建てている新築住宅も、軒をぐっと出している仕様です。
今ではいろんな事がわかってきたので、自然エネルギーも使いやすくなりました。

この本おススメです。

すごくわかりやすいので参考にしてみては??


という事で今更な内容ブログですが、庇の出、軒の出適切な寸法をおススメします。

軒は出した方がいいような内容のブログでしたが、キューブ型、軒ゼロの住宅も建てたことはあります。
住む人がどういう暮らしをしたいか、価値観は、こだわりは、などなど考えながらデザイン(設計)していくので、
軒ゼロはだめ!
とかって話ではないです。

ウチのお店も中古物件をフルリノベした建築ですが、断熱リフォームや窓を変えたりとかで工夫して設計したので。
厚い寒いはないですね。
西陽がまともに入るので、眩しいはありますが(;^ω^)

ところで、ウチの構造見学会は随時開催しているので、見て確認しにきてください!
予約制で、いつでも見れます。
現段階では、どちらも外断熱を施工したばかりの状態ですので、2週間間隔で見に来て進み具合とか見るのもおもしろいと思います!

今回は軒の出のお話でした!


▼八村ってこんな人▼
https://instabio.cc/4072122D1UIjg

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