【曖昧に区切る】
床の仕様だけを変えることで見えない壁ができることがある。
写真は右が絨毯、左がアカシアの無垢のフローリング。
今回は曖昧に区切ることによって、空間を有効活用して狭いようで広い空間が作れるよねって話をしたいと思います。
区切るということは、ドアなどで区切る方法や壁もありますし、カーテンやロールスクリーンで簡易的に区切る場合もある。
音など気にする場合は壁で区切るし、音は大丈夫だけど見えにくくしたい場合はカーテンでもいいと思う。
今回は壁もドアもカーテンもない、なにもない区切りをつけた。
この物件は内覧会をする住宅です。
大きな家ではなく、予算の都合もありコンパクトな広さと間取りや仕様で施主様にとって余分な部分はすべて排除して無駄のない空間を提案させてもらった。
そこで要望の一つとして、1階にリビングともう一つ部屋が欲しいと言われたのだが、よくよく話を聞いて見ると、区切る必要がないと判断して、部屋だけど部屋ではない部屋を提案した。
それが写真のような床の仕様だけを変えた部屋。
用途は時間や年月とともに変化するように考え、カーペットタイルにした。
畳でもよかったのだけど、コストの事もあり畳ではなくカーペットをご提案。
子供さんが赤ちゃんの時は、寝ても遊んでも気持ちよくなれるように毛足の長い絨毯を選んだ。
色は落ち着いたダークチョコのようなブラウンで、夜は大人もくつろげるように、この色にした。
それと、アカシアにも合わせて全体的に落ち着いた雰囲気に。
子供さんが大きくなり小学生のころでも絨毯の上で遊べるし、寝ることもできる。
大きくなれば、そこにラウンジチェアなど置いて、ゆっくり過ごせる空間にも変化できる。
こうやって、年月とともに変化する空間をつくった。
施主様と話をしていて、区切りがいらないと判断した理由はの一つは、コスト削減での床面積を絞ること。
もう一つは子供の世話や、子育て中などで少し休憩できる隙があればそこで休む空間ということで、個室ではなくオープンな空間にした。
予算や土地に余裕があれば個室でもいいのだけど、個室にするとだんだんと使わない部屋になったり、物置になったりと、部屋にすることで使わない勿体ない部屋になることもあるので、それならオープンにして家族がだれでも使いやすく、足長な絨毯にすることでそのまま寝ころんでも快適に過ごせるようにした方が、家族が幸せに豊かに過ごせて行けるんじゃないかと。
壁で区切ることによって、良いこともあればそうでないこともある。
なので曖昧に区切って、心地よい快適な空間を提案した。
足の長い絨毯は、ほんと気持ちいいんですよ。
この住宅では、洗面室も曖昧に区切ってます。
コンパクトでも広く見せる方法と、ストレスなく動ける動線、曖昧に区切った間取りで動作のアクションも少なく快適に過ごせる住宅です。
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今回は設計段階で施主様の話を聞いて、区切りがない方がいいのでは。ということて提案させてもらったが、話し合いの内容では区切る場合もある。
そこに暮らす人が、どういう暮らしをしたいのかによって提案内容もかわるし、人によって快適で幸せな空間は変わる。
その人に合った、快適で心豊かに幸せで暮らせる住宅を提案しています。
今回は、曖昧に区切るというお話でした。
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◾️完成内覧会
2/26、28
3/1、2、3
場所:和歌山県田辺市むつみ団地
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予約無しでも内覧頂けます。
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No Design Office
いつでもご案内できます。
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和歌山県田辺市上屋敷2-9-18
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3月の営業日は未定です🙏
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