絵本紹介『わたしのものよ』──猫好き必見!センス抜群のイラスト!(猫絵本紹介 第一弾)
初めましての方も、以前の記事を読んでくださった方も、おはようございます。たくさん記事がある中から、お越しくださりありがとうございます!
水曜日のテーマは『本・絵本』。
今回は昨年読んだ中でNo.1だと感じた絵本をご紹介します。
※表紙画像についてはWAVE出版社さんに書影使用の許可をいただきました
こちらの絵本、イラストも文もセンスの塊!
もう絶対に絶対にご紹介したかった1冊で、特に猫好きな方には、とにかく手に取っていただきたい。
猫と暮らしている方、大人も子どもも楽しめる、センスの良い絵本を探している方、ぜひ最後までお付き合いください!
表紙のイラストだけでも、
猫のふわふわした毛ざわりだったり、
ぐにゃんとした、しなやかな四肢の動作だったり、
惑星を思わせるようなお目目が描かれていて、
絵のセンスの高さがうかがえます。
これは間違いなく猫が好きで、
かなり細かく観察している方が描いてるに違いないと確信。
クリムトの作品を彷彿とさせるゴールドと
和紙のような手触りの紙が見返し
(表紙の裏と本体をつなぐ厚手の紙部分)
に使用されていて、
丁寧にデザインされた絵本だと感じます。
どのページをめくってもマティスのような色鮮やかさ。
白猫のサカナや犬のゴマをはじめとした、
動物たちの表情が生き生きと描かれています。
ルソーのジャングルの絵のような
エキゾチックな植物や、
モネやゴッホを思い出すタンポポ畑やアーモンドの花。
サカナも大好きな緑あふれる公園は、
マネの『草上の昼食』や
スーラの『グランド・ジャットの島の日曜日の午後』のよう。
個人の所感ですが、名画のオマージュが感じられ、
まさに美術館のような絵本です。
文のリズムもイラストに調和した小気味よさ。
メス猫がしゃべってたら、
まさにこんな感じだろうな。
ちょっとツンとしてるけど、
愛嬌があって憎めない。
話している内容も「お気に入りはわたしの!」
だなんて。本当にかわいい。
私はサカナと正反対の色の黒猫を飼っていますが、
きっとこんな風に話すのかな、
と想像力がかきたてられます。
ここまで読んでくださり、ありがとうございました。
初めて絵本の紹介記事を書いてみましたが、
いかがだったでしょうか。
素晴らしい絵本「わたしのものよ」の魅力が
少しでも伝わればとても嬉しいです!
ぜひ本屋さんでお手に取ってみてくださいね。
作者のマルー様のサイトです。
ご興味のある方はこちらよりご覧くださいませ。
これからも、読んで良かった絵本を紹介していきますので、お楽しみに!
明日の記事にも、ぜひいらしてくださいね。お待ちしています!
昨年読んだ絵本の一覧は以下の記事にてご紹介しております。
絵本探したいときのご参考にご活用くださいませ。