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Kalafina7年ぶりのライブに行ってきた

前回

こんなことを書きました。この続きです。

ライブの日が近づくにつれ、かつてないほどソワソワする気持ちがありました。楽しみな反面、どんな気持ちで迎えれば良いんだろう…?という不安な気持ちもあったように思います。

ライブ当日、まず朝起きて風邪などひいていなくて良かったなと思いました。ここまで来てライブ行けないとか流石に悔やみきれない。数日前からビタミンCとかグルタミンをガン飲みしてました。

午前中、いつものキックボクシングクラスの指導、その後は柔術の練習。仕事も練習も集中して没頭できるのでソワソワ感がなくなる。

家に帰って昼ご飯食べて一眠りして会場の東京ガーデンシアターに向かいました。向かう道中、ライブの光景、Kalafinaの3人がステージに揃って立っているのを想像するだけでこみ上げるものがありました。

会場は有明ガーデンという割と新しい商業施設の一角にありました。今は無き、何度も試合をしたディファ有明のすぐそば。ディファ有明でも何度も入場曲でKalafinaの曲を流したものです。

有明ガーデンに着くと切り替わる電光パネル?でKalafinaライブが!みんな写真撮ってました

お知り合いと会ったりしながらちょっと有明ガーデンをぶらつく。

そして会場に入って事前販売で注文していたグッズを受け取る。Tシャツ・パンフ・リストバンド。リストバンドだけ装備しました。勇気が10上がった。

今回は旧知のKalafinaファン友と連番。僕にライブの楽しみ方を教えてくれた人と言っても良いかもしれません。結果、ダメなヲタクになってしまった気がします。良い意味で。

今は地方に住んでいて、今回遠征してきてくれました。

2023年の梶浦由記さん30周年記念ライブKaji Fes. 2023でも連番予定だったんですが都合つかず来られなくなってしまったんですよね…

しかもそのとき初日のチケットで日本武道館の最前どセンター引いてくれてて。つまり神です。

今回僕がKeikoさんのファンクラブでチケット取ってたのでそのときの恩返しをするしかねー!って思ってたんですが、結果はバルコニーの1階8列。無念…!

でも割と視界は良好でした。今までライブで経験したものだと日本武道館のアリーナ後方とか国際フォーラムホールAの2階後方とかよりは全然近く感じました。

2人で「はぁ〜…」って100回ぐらい言いながらセトリどんな感じなんでしょうね〜などと話し、開演を待ちました。

そしていよいよ始まる…

1曲目、多くの人がそうであると思っていたように、またそうであってくれと期待していたようにデビュー曲の『oblivious』

しかもあの幕がファサッ…!って降りるあの演出から。俺あれ生で観たことあったけな…?

バンドメンバーは当時と大半は変わっていますが、1曲目のイントロから今野均ストリングスがいてくれる安心感ありました。もう最初の1音で鳥肌でした。

想像していたときは7年ぶりにKalafinaの3人がステージに並んでいる、そのイメージだけで泣いちゃいそうだったんですが

いざ実際に目の当たりにするとその光景はあまりにもあの頃のままで、自分の感情も当時と同じようにKalafinaのライブを楽しむものになりました。それはたった一秒で越える永遠。

3曲目の『未来』とか7年前の日本武道館の10th ライブを思い出しましたね…下手上手に3人で歩いていく光景とか…でも3曲目にこの曲で「3話でマミった」っていうワードも思い出してしまい、何かこのあと良からぬこと起こるのでは…?って心配をしてしまいました。

4曲目の『光の旋律』、Kalafinaを好きになった頃メチャクチャ聴いてましたね…。最初期曲ではないものの割と初期の曲で「Kalafinaってこういう曲もあって…良くない!?」って布教するのに使いたい曲。

確か梶浦さん自ら「10年に一度の名曲」と仰っていた記憶が。Kalafina Recordのインタビューだったかな。

フルートが特徴的だけど今回生のフルートはいなくてソロパートが西方さんのチェロになっていたり。そう来たか…。

そのあとの“太鼓の音から〜“”からもメッチャ好きなんですよね。
“一人で歌ってたときは少しだけ寂しくて〜”とか歌詞だってわかってても今聴くと泣いちゃうわ…!

その次の『storia』なんかもかつてのセトリの不動のレギュラーで、活動が活発だった当時は

(またstoriaか〜…たまには外してなかなかやらない曲やってくれてもええんやで…)

的な不敬なことを思っちゃったりもしていましたが!この日はstoria様聴かせていただきありがとうございますって土下座もんです。

この曲が使われていたNHKの歴史秘話ヒストリアキッカケでKalafina好きになった人も多いと聞きます。僕の母・さつきも良くヒストリアを視聴していたようです。そんな母ともKalafinaのライブに何度も行ったものです。ちなみに、さつきはKeikoさん推しです。よろしくお願いします。

そのあとの『ring your bell』、JUMP OUTやYKLでもKalafinaカバーという形で聴いていて、それもメチャクチャ良かったんですが、Wakanaさんが歌うことでそれと比べるということも考えないほど自然にKalafinaとして受け入れられました。

MCを挟み、「次のブロックはアルバムConsolationの曲が多くて…」という話からHikaruさんが歌いたいと選んだという『花束』へ。多くの曲がセトリに入っていて妥当だなと思える中、花束は意外でした。

そしてHikaruさんが情感たっぷりに歌う。あの頃のまま、というフレーズをここまで文中で使ってきましたが、歌に関してはソロを経てまた3人とも表現力などが段違いになったように感じました。

Hikaruさんなんて舞台にも出ましたもんね…初舞台、観に行きましたが初とは思えなかったです。役者Hikaru。

からのLacrimosa、心のなかで(Consolationちゃうやないかい!!)とツッコまざるを得なかったですが、この曲も以前より迫力マシマシで圧倒されました。7年で積み上げてきたものが3人には確実にある。

そして『満天』『to the beginning』アニメFate/Zeroに使われた2曲。

Kalafinaの曲が使われていて、作中の音楽も梶浦由記さんが担当されていたことから普段そこまでアニメを観ない僕もFate/Zeroは観ました。

そして思いました、何だこの救いのないアニメは…と。でもFate/stay night UBWを観て、この前日譚と考えればありだなって思えました。どっちも観た方が良い。

Fate/Zero 救いがない

to the  beginningでは会場も盛り上がってましたね。アッパー定番曲ですよね。

試合の入場曲で様々な梶浦由記楽曲を使わせてもらった僕ですが、この曲は一番多く使ったかもしれません。当時Kalafinaでこういうワンコーラスで盛り上がっていく正統派アニメテーマ曲ってあまりなかったんですよね。

ディファ有明で初めてチャンピオンになったときもto the beginningでした。曲ごとにそのときの自分のことを思い出したりもしてしまいます。

そこから2曲のストリングス曲。毎年冬はアコースティックライブやってたな〜とか思い出しちゃいますよね。

そこで、sprinterですね…これがね、メッチャクチャ良かったんです。

メッチャ良かったから何も言えないんですけど、sprinterはバンドで聴きたかったってのもあるんですよね…わがままなファン…!初っ端の是永さんのギターから鳥肌なんだよ…!今回は是永さんじゃないけど。

あえてここにはKalafinaファン友達のギターカバー動画を貼っておきます。そういえばMagiaもやるとだいぶ前に言っていたような…?夢かな…?

そのあとはMCで「Kalafinaはロックな曲もあるから〜」というような前フリがあったので(destination unknownとかかな〜)と予想しましたが始まったのは『百火撩乱』

なるほど、これもまたロックの一種だったのか。Kalafina最後に発売された曲になるのかな?そこまでライブで聴ける機会はなかったわけですが、改めて聴くとメッチャカッコいい構成だな。

そこから怒涛の流れのアッパーゾーン。『One Light』とかブチ上がるわ…懐かし…。

「僕は 行ける」のイケメン過ぎるHikaruさんに黄色い声援を上げる女性ファンに混ざって黄色い声援を出す俺氏…これが“限界ヲタク”ってヤツでしょうか…?僕は、逝ける

しかし何と言ってもKalafinaのライブと言ったら『音楽』、これを抜きには語れません。

Keikoさんの「ガーデンシアター準備はいいー!?」待っていたこの瞬間。

しかし一方でそれはライブも終盤であることを意味し、この一夜限りのライブももう終わってしまうのか…という寂しさも心の中によぎりました。

でもそんなことより今を楽しもうと思いました。一条ポーズとか余裕で覚えてましたね。身体というか魂が覚えてますよね。

音楽〜heavenly blueの流れも活動後半では割と定番だったと記憶しています。まだ盛り上げてくれんのかと。

そしてそのあとのMC。Keikoさんの口から次が最後と…。

「えーーーーーーーーー!」ですよねホントに。8000人の会場で一番の「えーーーーーーーーー!」は僕だったんじゃないかって思うぐらい叫びましたもん。そのあと「嫌だ!!!!!」って叫んじゃったもん。

アンコール後のMCと混ざってしまってるかもしれませんが

・もっと色んな曲をやりたかった
・たくさんの人が動いてくれてできたライブだった
・もしいつかまたできたら…

そういう趣旨のことを話されていたと思います。

これだけで色々思うところがありましたし、泣いちゃいそうでした。

今回のライブが発表されたときは、前回の記事にも書いたように梶浦さんの出された文章も含めて正直素直に喜べなかったです。

それでもこのKeikoさんの言葉を聞いて、今回の形でも実現は容易ではなかったこと、その上でも3人はKalafinaとして「今」ライブをやりたいと思ってくれたことなどがわかりました。

途中どこかのMCで「初めてKalafinaのライブに来た人」という質問に対して会場の3〜4割以上が手を挙げていました。そういう人達のためだけでも、今回ライブがあって良かった。

ライブ前も後もSNSでネガティブな意見も散見されます。それもまた正しい面もあるのだと思います。

でも裏にどんな事情があったかなんてわからないじゃないですか。その中で言えないこともある中でじっとこらえて3人は笑顔でライブやってくれたわけです。男の修行、山本五十六です。

今回初めてKalafinaのライブに来られた人達がいて、Kalafinaの3人のスゴく嬉しそうな姿を見られて、本当に今回ライブをやってくれて良かったなと思いました。今じゃなきゃできなかったのかもしれないし。

全ての人が何の不満もない世界線、そんなものがあれば良かったですがそれは難しいでしょう。
「誰かを助けるという事は、誰かを助けないという事。正義の味方っていうのはとんでもないエゴイスト。」衛宮切嗣もそう言ってました。

まあ他ならぬ僕はめっっっっちゃ楽しみましたけど!!

ライブから数日経った今もKalafinaのライブが終わってしまってまだKalafinaロスを感じています。

7年前に活動しなくなってしまったときはあまりにも…な形で、翌年に当事者達からではなくなぜか勝手に解散も発表され

「ふざけるな!!ふざけるな!!馬鹿野郎ーー…!!」

と涙を流したものですが、だからこそいつかまたきっと…を強く心に望んでいました。

そして今回ライブをやってくれたことで心の中でけじめというか区切りがつけられた気がします。

今回が最後でも仕方ないという諦観もありつつ、それでもやはりいつかまた…を望む気持ちは今も捨てきれていません。

それもまた悪いもんじゃないというのは今回7年ぶりにライブに参加できたからこそ改めて思えています。

最後にKeikoさんが「これからもKalafina聴いてね」と言っていて、そこからも生で聴く機会はもうないのかな…と思ってしまいましたが、音楽は消えないし、思い出も消えないのでこれからもKalafinaを聴きまくろうと思います。人生は思い出作りの旅。

本編最後の『アレルヤ』もアンコール最後の『into the world』も未来へ希望を持てるような曲だと思います。

Kalafinaからもらった思い出を胸に、自分の人生を歩んでいきます。爺さんの夢は…。

今回のライブも自分にとってはかけがえのない思い出になりました。改めてKalafinaの3人、WakanaさんKeikoさんHikaruさんには感謝の気持ちしかないです。ありがとうございました!!!

一言だけ言わせてもらえば…

もし次のライブがあれば

・君が光に変えていく
・また風が強くなった
・interlude01
・fantasia
・星の謡
・red moon
・symphonia
・Eden
・signal
・believe
・blaze
・五月雨が過ぎた頃に

辺りも聴きたいです。あ、バンドでのsprinterも…!よろしくお願いします!!

以上です!!

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