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Gemini 1.5 Pro Expと活用アイデア

今回はGoogleのジェミニがまたパワーアップして最新モデルを発表しました。なんとそのモデルが世界ナンバーワンになったらしく、それについて解説していきます。ジェミニはチャットGPTと同じく、チャットに質問をすると回答を出してくれる、もしくはプログラミングのソースコードを出してくれたり、長いPDFを要約してくれるGoogleのサービスです。Googleジェミニがアップデートしてモデルが最強になりました。


GoogleAIStudio専用のジェミニ1.5 Pro Exp

今回紹介するジェミニは、GoogleAIStudioというGoogle専用の開発ページで使えるGemini1.5 Pro Expです。直訳すると「実験的」という意味合いらしいですが、新しいモデルが出てきました。これが結構すごいです。

まず、今回紹介するGoogle 1.5 Proの特徴は、入出力できる文字量が世界でナンバーワンのモデルです。前々からそうでしたが、Google 1.5 Proの時から圧倒的なコンテキストウインドウを持っています。現在は200万トークンらしいです。有名どころで言うと、クロードは200Kコンテキスト、チャットGPTは150Kくらいです。それと比べてGoogleジェミニは200万トークンです。圧倒的な差があります。

さらにGoogleジェミニ1.5 Proの新しいモデルは日本語性能がナンバーワンです。日本語性能とは、日本人が読んで気持ちいいとか、正しい漢字やひらがなカタカナを使えるとかそういうところも含まれていると思います。他に、中国語性能も1位らしいです。ドイツ語やロシア語の性能もナンバーワンらしいです。世界ナンバーワンです。

ビジョン機能と総合評価でもナンバーワン

さらにビジョン機能もナンバーワンに選ばれています。1.5 Proは画像や動画も分析することができ、動画の中身も認識してテキスト化、言語化してくれます。性能評価でビジョン機能もナンバーワン、さらに総合評価でもナンバーワンになったみたいです。
先日発表されたGPT-4o-miniを超えて1.5 Proが総合評価でナンバーワンになりました。Googleユーザーの方には非常に嬉しい結果です。この調子でジェミニに頑張ってもらって、GoogleドライブやGmail、GoogleスライドやGoogleドキュメントにAIの機能がついて使いやすくなれば嬉しいです。

LLMの評価と世界中のユーザー投票

LLMの評価サイトは世界中のユーザーが投票しているので信頼度は低くはないですが、一定数の偏りがあるかもしれません。しかし、一般投票も含まれているのでジェミニもかなりの評価を得ていることがわかります。ジャパニーズの部門でもジェミニ1.5 Proが1位、チャイニーズでもナンバーワンです。世界ナンバーワンの評価を得ているLLMは今現在ではGoogleジェミニ1.5 Pro Expです。

ジェミニ1.5 ProExpの特徴と検証結果

さて、今回はGoogleジェミニ1.5 Proの特徴を紹介し、いくつか検証した結果を共有します。
まず特徴その1は、長文に強いというところです。コンテキストウインドウが200万トークンあるので、PDFで200ページ、300ページ、もっといけるかもしれません。本を1冊入れ込んでも余裕なくらい長文に強いです。膨大な論文を要約したり、その論文を元に別の論文を作ったりもできます。次に、動画と音声も入れ込んで文字起こしすることができます。喋ってる言葉を全て文字起こしして、それをブログ記事化することで動画を作った後に文字コンテンツに簡単に変えることができます。
他に、画像解析も得意です。ビジョン機能が優秀なので、画像解析が非常に得意です。今後、GoogleジェミニがAndroidに標準搭載され、シームレスに使えると思います。画像からOCRで文字起しや分析も可能です。自然な日本語を書くことが得意なので、文字コンテンツ作成にも向いています。

実際に検証したいくつかのパターンを紹介します。
まず1つ目は、動画の音声を抜き出して文字起こしをお願いしました。アップロードするためには、Googleドライブに先にあげておく必要があります。
すると、アップロードした動画の音声を正確に文字起こししてくれました。完璧な文字起をしてくれました。


起こした文字でブログ記事を作ってもらいました。
プレップ法を使って読みやすく伝わりやすいブログ記事を作ってもらいました。かなり長い記事ですが、ほぼそのまま使えます。

次に、PDFやスライド資料を入れ込んでユーザーからの質問を想定してQ&Aを作成してもらいました。正確に回答を出してくれました。


動画、画像解析力活かす使い方

アナリティクスデータをインポートしてタイトル改善案を提案してもらう方法もあります。インターネットでYouTubeタイトルの付け方のコツやキーワードを調べて、それをジェミニに渡して、上記を意識したタイトル付けをしてくださいと言うと、良いタイトルを提案してくれます。

他にも、Xのポストで、ジェミニAIというワードが含まれている投稿で、「Gemini AI min_faves;10000」とすると、いいねの数が1万以上のものをX上で絞ることができ、その絞った画面を動画で画面撮影し、ジェミニに入れ込んでインプレッションや共通点を分析してもらうことができます。

論文や長いPDFの論文を小学生でも分かるように要約してもらうこともできます。ジェミニは日本語の使い方が上手いので、分かりやすく要約してくれます。例えば、地球温暖化についての説明を簡単にしてくれます。

今回はGoogleジェミニ1.5 Proの最新モデルのすごさを紹介しました。ちなみに、Googleジェミニのweb版では、GoogleMapなども起動して観光スケジュールを出してもらうこともできます。

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