2024 GI オールスター競輪~決勝回顧~
みなさん おはこんばんにちは!
競輪大好き!ハチ公です。
平塚競輪場「GI オールスター競輪」は
18日に【決勝】が行われました。
かるく振り返ってみましょう。
決勝ふりかえり~同期連係ズバリ!~
結果成績
1着 ②古性優作(大阪) [差し]
2着 ⑦窓場千加頼(京都) [まくり]
3着 ⑨新山響平(青森)
北日本ラインが予想通りの先行勝負も
窓場千加頼選手が選んだ策は5番手からのまくり勝負。
これが見事に決まりました。
佐藤慎太郎選手(福島)にブロックされながらも2番手の外をキープ。
この踏ん張りが古性優作選手に味方しました。
直線で古性選手が突き抜けて、ファン投票1位の期待に応えるVゴール!
窓場選手も新山響平選手のまくりをとらえて2着。
同期100期の連係がズバリ決まって近畿勢がワンツーフィニッシュ!
新山響平選手も2周先行で粘り切る3着で底力を見せました。
期待された神奈川コンビはまくり不発。
松井宏佑選手が直線追い込むも4着まで。
郡司浩平選手はコースが見つからず6着に敗れました。
『千加頼と一緒に決められたのがうれしかった』
今大会の古性選手は状態が良いようには見えなかったのですが、
窓場選手の強さ・成長、そして勝ちあがるごとに得た自信が
古性選手にも大きな影響を与えていたと思います。
GIの準決勝・決勝と2レース続けてワンツーを決められたのは
古性選手にとって記憶に残る内容と結果になったはず。
窓場選手の元々の素質の高さをわかっているだけに
決勝でもラインとして自信があったのでしょう。
今後もこのコンビでの連係が期待されるだけに
今大会の結果を受けて近畿勢の攻め幅が大きく広がりそうですね。
小細工なしのなかに見えた“わずかな細工”
窓場選手は5番手から小細工なしのまくり勝負にいきましたが、
その流れのなかで“わずかな細工”がありました。
北日本ラインが上がっていくなかで
窓場選手も踏みあげて新山響平選手の番手
佐藤慎太郎選手の位置を狙いにいく“そぶり”を見せてから
自転車をさげて5番手を確保したのです。
この“わずかな細工”に動き出しが遅れたのが神奈川コンビ。
番手で粘るかもしれないという想定が崩れて、
カマシなどの早めの巻き返しができず。
結果的に窓場選手よりも後ろから動かなくてはならなくなり、
まくり不発につながる遠因となりました。
この“わずかな細工”もGI決勝では勝利を左右するだけに
窓場選手の脚力と近畿ラインの思考力が古性選手に大きく味方し、
ラインとしてもワンツー決着という最高の結果をもたらしました。
本人も気を引き締めたように、今大会の結果を今後に活かせるかは
窓場選手がしっかり自分の走りをし続けられるかにかかっています。
【近畿はひとつ】が合言葉となっている近畿勢の走りは
ライン全体で力を出し切るレースが魅力なだけに、
これからもラインでしっかり結果を出せる走りを
窓場選手には期待したいと思います。
次回 特別競輪はGII「共同通信社杯」!
オールスター競輪が終わり、
またしばらくグレードレース戦線は
全国各地でのGIIIレースが続いていきます。
直近のGIIIレースは8月24~27日に
小田原競輪場で行われる「北条早雲杯争奪戦」。
次回 GI・GIIクラスの「特別競輪」は
9月13~16日に栃木の宇都宮競輪場で行われる
「GII 共同通信社杯」。
通常 番組編成委員によってレースの出走メンバーが組まれるのですが、
この「共同通信社杯」だけは予選・準決勝において
選考順位に応じて出走メンバーが決まる
【自動番組方式】が採用されます。
さらにほかのGIでは恒例の【無失格完走で準決勝進出】という
“シードレース”が行われない「完全実力トーナメント」でもあります。
自動で出走メンバーが決まるので
細切れ戦や単騎で戦う選手が増えるだけに
予想は難解を極めます。
さらに「完全実力トーナメント」だからこそ
S級S班の選手が予選敗退となる確率も高い。
初秋の宇都宮ではどんな展開が待っているでしょうか。