取手競輪「GIII 水戸黄門賞」~決勝回顧~
みなさん、おはこんばんにちは!
競輪大好き! ハチ公です。
6月27日から茨城県の取手競輪場で行われてきた
「GIII 水戸黄門賞」。
30日は決勝戦が行われました。
かるく振り返ってみようと思います。
決勝ふりかえり
~5車ラインを活かした地元GIII初V!~
決勝 結果成績
1着 ①吉田拓矢(茨城) [差し]
2着 ⑨守澤太志(秋田) [マーク]
3着 ②山口拳矢(岐阜)
大方の想定どおり、関東5車ラインの先頭
小林泰正選手(群馬)が突っ張り先行。
最終周ホームストレッチから坂井洋選手(栃木)が番手まくり。
中団で横に動く“波”が大きくなったことで、
脇本雄太選手はまくるスピードを失い“万事休す”。
このままでは勝負にならないと感じたか否か。
守澤太志選手が関東ラインをインから崩しに動き、
芦澤辰弘選手と吉澤純平選手の茨城コンビをどかすことに成功。
後方からは山口拳矢選手が鋭いスピードでまくってきます。
しかし両選手とも前をとらえきるには至らず。
4コーナーから満を持して抜け出した
吉田拓矢選手が直線振り切って自身初の地元GIII制覇!
守澤太志選手が2着で、山口拳矢選手は3着でした。
『ここまで来られたのは先輩、後輩、仲間のおかげ』
昨年8月の「GI オールスター競輪」決勝で吉田拓矢選手は
関東ラインの先頭で突っ張り先行を敢行。
その駆け方があまりにも早すぎたので【暴走】(※)の失格処分を受け、
しばらくの間レースに出場することができませんでした。
※:残り2周の打鐘前からスパートした選手が
1着の選手がゴールしてから「5秒以内」に
ゴールできなかった場合に採用される罰則
それだけの走りをして眞杉匠選手(栃木)のGI初制覇に貢献したことを
他の関東自力選手たちは知っているだけに、
今回の決勝戦は地元茨城勢の前で小林泰正選手と
坂井洋選手が積極的な走りをみせました。
彼らの走りのおかげで吉田拓矢選手がつかんだ地元GIII初制覇。
『感謝の気持ちを忘れずに』、今後のグレードレース戦線でも
自力を発揮してくれることに期待したいと思います。
地元ラインを「壊す」しかなかった守澤太志
守澤の動きでチャンスが生まれた山口拳矢
守澤太志選手は茨城勢のスキをついて、
インからラインを「壊す」動きをみせたことで、
2着という結果をつかむことができました。
本人はラインを「壊す」動きについて申し訳なさがあるようですが、
「勝負」である以上、仕方のない動きであるでしょう。
山口拳矢選手は久々にまくりのスピードが鋭かったですね。
まさに脇本雄太選手にジカ付けした効果だと思います。
他地区の自力選手につくことは本人にとって抵抗もあったと思いますが、
競輪界No.1のスピードを誇る脇本雄太選手の番手につけたことで、
今後のグレードレース戦線における自力の動きに
大きな経験値を加えられたと思います。
山口選手にとって下半期 逆襲への一助になりそうですね。
レインボーカップ A級チャレンジファイナルは
佐藤壮志選手(熊本)が優勝!
レインボーカップ A級チャレンジファイナル 結果成績
1着 ⑦佐藤壮志(熊本) [差し]
2着 ⑨小榑佑弥(新潟) [マーク]
3着 ①吉田晏生(埼玉)
水戸黄門賞 最終日に行われた
レインボーカップ A級チャレンジファイナルは
番手まくりに動いた吉田晏生選手の上をまくった
佐藤壮志選手が小榑佑弥選手の追走を振り切って優勝。
3着の吉田晏生選手ふくめた上位3選手が
7月1日からA級2班へ特別昇班します。
佐藤壮志選手は熊本・123期の新鋭レーサー。
熊本競輪場がもうすぐ再開となるタイミングで
A級2班への特別昇班を決めました。
今回は3番手からのまくりでしたが、
A級2班では先行を基本に
しっかりとした内容で活躍してほしいですね。
次回GIIIは「阿波おどり杯争覇戦@小松島」
次回のGIIIレースは7月4日~7日の4日間
徳島県の小松島競輪場で「阿波おどり杯争覇戦」が行われます。
GII「サマーナイトフェスティバル」に向けた
最終調整の場にもなりそうな大会。
踊る阿呆に見る阿呆。
“競輪 阿呆”な選手たちの戦いに期待しましょう。