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2024 競輪総決算!グランプリシリーズ~2日目ガールズグランプリ展望~
みなさん、おはこんばんにちは!
競輪大好き! ハチ公です。
28日から3日間 静岡競輪場で
「グランプリシリーズ」が開催中。
29日は「ガールズグランプリ」が行われます。
その前に28日の「ヤンググランプリ」を
かるく振り返ってみます。
ヤンググランプリふりかえり
~勝負に徹したことでつかんだ金星~
ヤンググランプリ 結果成績
1着 ⑨纐纈洸翔(愛知) [差し]
2着 ①中野慎詞(岩手) [まくり]
3着 ⑦東矢圭吾(熊本)
九州コンビが先行しようとしたところを
強引に叩いていったのが太田海也選手(岡山)。
ただ真鍋智寛選手(愛媛)が踏み遅れてしまい、
太田選手の背後に入ったのは中野慎詞選手。
最終周バックストレッチでは
世界を目指してしのぎをけずった2人による
激しいつばぜり合い。
この戦いを冷静に見ていたのが纐纈洸翔(こうけつ・ひろと)選手。
村田祐樹選手(富山)のまくりにのって自力に切りかえて、
ガラ空きになったインコースを見事について
ゴール直前で中野選手を差しきる金星!
121期9人によるヤンググランプリを制しました!
中部地区選手のヤンググランプリ制覇は
'14年近藤龍徳選手(愛知)以来10年ぶり。
『内を突っ込んだときは「空いてくれ!」って
イチかバチかでした』
嬉しいの一言ですね。村田(祐樹)さんとは事前に「後ろ攻めは嫌ですね」って話をしていたけどなってしまったので気持ちを切り替えました。打鐘前、ハイピッチになったけど、モニターを見たら太田(海也)さんが流していたので真鍋(智寛)さんをどかしたかったけど、どかせずに後ろになりました。
1センターからの村田さんのスピードが良かったけどバックで煽りをもらったし、内が空いているのが見えたので太田さんの後ろぐらいに切り込んだ感じです。内を突っ込んだときは「空いてくれ!」ってイチかバチかでした。ゴール後は1着かわからなかったけど(中野)慎詞さんよりは前にいられたと思うし、周りから「おめでとう!」って声が聞こえて優勝したとわかりました。
より引用
冷静に内に入ったのはファインプレーでしたが、
本人的には内心『イチかバチか』の気持ちだったのですね。
思い切った作戦が奏功しましたし、
太田海也選手と中野慎詞選手が“魅せる勝負”をしたなかで、
若者“らしい”インコース ガラ空きの“ミス”が生じたこと、
そして纐纈選手自身が“勝負に徹した”ことで
今回の“金星”をつかんだのだと思います。
ヤンググランプリを制した選手は
グレードレース戦線で活躍できず、
競走得点を落としてA級に降級してしまう選手も。
ただここ最近は松井宏佑選手(神奈川)や松本貴治選手(愛媛)
小原佑太選手(青森)や菊池岳仁選手(長野)と
グレードレース戦線や世界の舞台で活躍する選手がいるだけに、
纐纈選手も最近の流れに乗って
まずはGIII戦線をにぎわせる選手になってほしいですね。
ガールズグランプリ展望
~独走のままか、阻むことができるのか~
出走メンバー一覧
①児玉碧衣(福岡)
②石井貴子(千葉)
③佐藤水菜(神奈川)
④坂口楓華(愛知)
⑤尾崎睦(神奈川)
⑥尾方真生(福岡)
⑦石井寛子(東京)
個人的に予想する最終ホームの並びは…
④ ② ⑥ ① ⑤ ③ ⑦
Point:早めに仕掛けるサトミナについていける選手は誰?
3番車 佐藤水菜「自由に走る」
仕上がりは最悪です。体の色んな部分に痛みもある。それに(競技では室内での練習やレースになるため)寒いのも好きじゃないし…。良い一年になるように、頑張っているところをお客さんには見てほしいです。
グランプリ直前は落車のケガを避けて
レース出場を回避する選手が多いのですが、
佐藤水菜選手は22~24日に川崎競輪場で行われた
一般開催(FIIガールズ)に出場し3連勝で優勝。
ただ『仕上がりは最悪です』ともらすくらいですから、
トップコンディションではないのでしょう。
それでも“地力の差”は他選手と段違いなだけに、
仕掛けるポイントさえ間違えなければ…、といった感じでしょうか。
問題はどの選手が佐藤水菜選手の背後を追走できるか。
これまでのビッグレースではサトミナ選手と同期である
114期の選手たちが必死に追走してきたレースが目立ちました。
「同期の絆」というべきでしょうか
他の選手に後続を走らせてたまるか!という展開が多かったですが、
今回は114期の選手はいませんし
【誰もが欲しいグランプリクイーン】の座を目指すだけに
是が非でもサトミナ選手の後ろは狙いたいはず。
誰がサトミナ選手のスピードについていけるのかも注目です。
“アテにならない”予想印
◎③佐藤
〇②石井貴子
▲⑤尾崎
☆⑦石井寛子
△①児玉
佐藤水菜選手がコンディション悪くても
あっさり勝負をつけて連覇を決めるとみました。
位置的には児玉選手より後ろからの仕掛けになりそうですが、
圧倒的なチカラでねじ伏せると予想します。
児玉選手は先に仕掛けてからどれだけ脚がのこっているか。
「かつての主役」としての「意地」をみせてほしいですが
個人的評価は“おさえ”まで。
相手本線は好位をとれそうな石井貴子選手と
中団からのまくりならチャンスがありそうな尾崎睦選手。
穴は石井寛子選手。
外枠⑦番車はガールズケイリンにとって不利な車番ですが、
意外とサトミナ選手の背後は石井寛子選手がいそうな気がします。
寺内大吉記念杯は準決勝へ!
グランプリシリーズに併催される
オールS級シリーズ「寺内大吉記念杯」は準決勝へ!
8Rはヤンググランプリウィナーでもある
松本貴治選手(愛媛)のまくりが炸裂。
9Rは初日特選を快勝した山崎賢人選手(長崎)の連勝濃厚。
稲川翔選手(大阪)の差し脚は要警戒。
10Rは坂井洋選手(栃木)vs山田久徳選手(京都)のまくり対決。
ガールズケイリンの頂上決戦「ガールズグランプリ」。
女王のティアラは誰の頭上に輝くでしょうか。
発走は16時30分の予定です。