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2024 競輪総決算!グランプリシリーズ~3日目ガールズグランプリ回顧~
みなさん、おはこんばんにちは!
競輪大好き! ハチ公です。
28日から3日間 静岡競輪場で
「グランプリシリーズ」が開催中。
きょう29日は「ガールズグランプリ」が行われました。
かるく振り返ってみたいと思います。
好追走がうんだ【波乱】
結果成績
1着 ⑦石井寛子(東京) [差し]
2着 ③佐藤水菜(神奈川) [まくり]
3着 ⑤尾崎睦(神奈川)
スタート直後に誘導員の後ろである
「1番手」になったのは佐藤水菜選手!
これは意外な展開になりました。
このまま佐藤水菜選手が逃がされる展開になるのかと思われた矢先、
6番手になった坂口楓華選手(愛知)がカマシ先行。
坂口選手を追走したのは7番手だった石井寛子選手。
佐藤水菜選手は3番手に入って
最終周バックストレッチからまくりに行きますが、
自転車が思ったほど前に進まず。
最後の直線。
坂口選手の番手から抜け出した石井寛子選手が
佐藤水菜選手の追撃をしのいで
7年ぶり2度目のガールズグランプリ制覇!
3着には佐藤水菜選手を追走した尾崎睦選手が入りました。
『2017年に優勝したときより何倍も何倍もうれしかった』
2017年に優勝したときより何倍も何倍もうれしかったです。12年間、応援してくれた人のパワーがあったから勝てたのかなって思いました。7番車だったので後方を選びましたけど、私はこれまでグランプリでは前々勝負が多かったんです。だけどそれで勝てない日が続いたし、2024年は後ろから我慢のレースを選びました。
最終バックは2番手にいられて、逆にいい位置すぎてこの状態はなんだろうと錯覚したほどでした(笑)。でも改めて冷静になってからはいつも通りで焦らずに行けばこのまま突き抜けられると。勝ったと確信? 走りながら集中はしていましたけど、夢心地だったから感触は無かったんですよ。
本当に応援してくれた人たちに感謝ですね。去年、(10年連続で出場していたグランプリに)出られなかったし、7月にはまだ圏外でグランプリに出られないかと思ったけど、こういう形で返せたのはうれしかったし、ファンの皆さんに喜んでいただけたと思います。
「本当に応援してくれた人たちに感謝」』より引用
通常のGIレースだと「強い選手」が勝つのが定説ですが、
グランプリは「最も運のある選手」が勝つレース。
坂口楓華選手の先行にのって2番手の位置がとれた。
佐藤水菜選手のまくり脚がおもったほど伸びてこなかった。
2つの「ツキ」が重なって、7年ぶりの頂点につながりました。
これまでのグランプリにおける石井寛子選手は
前からの組み立てが多かったのですが、
初手の位置どりで坂口選手を6番手に入れて
自身はジックリ後方にかまえて
坂口選手の仕掛けにかけた作戦もうまくいきました。
ベテランの域に入っている石井寛子選手ですが、
ここ一番でみせる強さはいまだ健在なだけに
来年のGI戦線でもキープレイヤーになってくれるでしょう。
『仕上がりは最悪』というサトミナ発言はホントだった?!
作戦はなかったですね。他力本願のレースがしたかった。それで前からになりました。真生さんか楓華さんが来るだろうなって思っていて、楓華さんが来てその後ろに飛び付く選択肢もあったんですけど、石井寛子さんが下りてきたのもあって。
ちょっと2年前の落車のこともあったので安全に。勝てれば良かったんですけどね。後悔はないかな。もっとフィジカルを強くして、あぁいうレースにも対応できるようにしたい。
/2、3着レース後コメント』より引用
3番車 佐藤水菜「自由に走る」
仕上がりは最悪です。体の色んな部分に痛みもある。それに(競技では室内での練習やレースになるため)寒いのも好きじゃないし…。良い一年になるように、頑張っているところをお客さんには見てほしいです。
佐藤水菜選手は3番手に入ったことで
アッサリまくり返せるのかなと思われましたが、
自転車の進みが悪く、石井寛子選手をとらえきることができませんでした。
コンディションが良ければあの苦しい展開でも
キッチリ前をとらえきることができただけに、
本人の『仕上がりは最悪です』という
事前のコメントはホントだったのかもしれません。
来年はガールズGIのグランドスラムを狙っていくとのこと。
本調子になればアッサリ達成できるはずなので、
【絶対的主役】としてガールズケイリンを盛りあげてほしいですね。