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2024 GI 高松宮記念杯競輪 My Pick Up~4日目「青龍賞」・「白虎賞」展望~
みなさん おはこんばんにちは!
競輪大好き!ハチ公です。
岸和田競輪場「GI 高松宮記念杯競輪」は16日が開催4日目。
【青龍賞】・【白虎賞】をメインに
【二次予選】東西3レース=合計6レース行われます。
まずは「パールカップ」決勝をかるく振り返ってみましょう。
パールカップ 決勝 ふりかえり
~復活の差しきりV~
結果成績
1着 ⑦石井貴子(千葉) [差し]
2着 ②奥井迪(東京) [逃げ]
3着 ⑤尾崎睦(神奈川)
大方の予想どおり、奥井迪選手が先行勝負。
そこに乗っていたのは石井貴子選手でした。
序盤の周回から奥井選手の背後がとれていた“ツキ”を活かして
奥井選手の先行にピッタリ追走。
ゴール直前奥井選手を差しきって
石井貴子選手がうれしいGI初優勝を飾りました!
奥井選手が悔しい2着。
中団からまくりにいった尾崎睦選手は自転車が伸びず3着。
児玉碧衣選手を追走→差しきるミラクル連勝をみせた
當銘直美選手(愛知)は尾崎選手の背後になったものの、
自身もイマイチのびきれず5着に敗れました。
『今でも信じられない思い』
今でも信じられない思いで何回もほほをつねったのでほほが痛いです(笑)。決勝は初日、2日目と違って7番車だったし7番手回りになるだろうと思いながら行きましたが、まさか奥井(迪)さんの後ろが取れるとは思わなかったです。比較的早めの動きになったし自分の持ち場を守りました。だから併走になっても勝負圏のあるところは渡さないつもりでいました。1角の飛び付きで3車が併走になり接触もありましたが何とか取り切れました。
「今でも信じられない」』より引用
大怪我を克服して? 骨は折れてもくっつくから大丈夫だけど、心が折れてしまったのでもう走れないと思ったこともありました。だけどまたこんな日が来るなんて信じられません。競輪の神様がいた? それは私が聞きたいです。
GIができる前の「ガールズケイリンコレクション」で優勝実績があり、
ガールズグランプリでも2着を経験。
戦績は上位の選手とヒケをとらない石井貴子選手ですが、
ここ最近は落車などのケガに悩まされていました。
それでも地道に勝利を積み重ねてパールカップ出場にこぎつけて、
決勝は“まさかの”奥井迪選手の背後をとれる幸運。
復活の優勝を裏付ける下地が図らずも用意されたのでした。
これで年末のガールズグランプリ出場権をゲットした石井貴子選手。
経験力をさらに磨いて年末の大舞台へと挑んでくることでしょう。
『経験の差が出た』當銘直美
5着 當銘直美
人気に応えたかったですね。敗因は初手の位置取りで奥井さんの後ろを狙っていたけど入れずにその後も動きがなかったので…。あとはいいタイミングで行かれてしまいました。GIで経験の差が出ました。もっといい景色が見られるようこの先を見据えて頑張ります。
5着當銘直美「経験の差が出ました」/決勝2〜7着インタビュー』より引用
児玉碧衣選手を連日差しきるミラクル連勝で
決勝に勝ちあがった當銘直美選手でしたが、
決勝では尾崎睦選手の背後から抜け出せず5着に敗れました。
やはり普段の開催から「いかに自力を出しきるか」どうかが
GIでもしっかり“勝負できる”要素になってくるのではないでしょうか。
児玉碧衣選手(福岡)も奥井迪選手も、そして石井貴子選手も
普段の開催から自力を意識したレース運びを展開しています。
もちろん力の差を考えて「相手の後ろから」
組み立てる戦いも理解できます。
しかし男子と違って「ライン」のないガールズケイリンだからこそ、
GIではより【自力】が大切になってくるのかなと。
個人的にこの連勝は「完全な【運】によるもの」と読んで
展望では評価を下げましたが、
今回の経験は當銘選手にとって必ず今後に活きてくるはずです。
青龍賞・白虎賞 展望
自力3人三つ巴と番手まくりバトル~東日本 青龍賞~
出走メンバー
①平原康多(埼玉)
②新山響平(青森)
③深谷知広(静岡)
④吉田拓矢(茨城)
⑤郡司浩平(神奈川)
⑥新田祐大(福島)
⑦北井佑季(神奈川)
⑧和田真久留(神奈川)
⑨眞杉匠(栃木)
気になるラインの並びは…
⑨④① ⑦③⑤⑧ ②⑥ [三分戦]
“アテにならない”予想印
◎④吉田
〇⑨眞杉
▲⑥新田
☆③深谷
△①平原
△⑤郡司
△②新山
ライン先頭の自力選手が3人とも好調。
ラインの長さの長短はあれど、3選手とも先行の意識はあるはず。
そして各ラインの番手選手は自力タイプ。
番手まくりの勝負にもなってきそうです。
ここは新山響平選手と北井佑季選手が激しく争うとみて
眞杉匠選手がひとまくりして
吉田拓矢選手が番手から抜け出すとみました。
もちろん北井佑季選手が主導権をとりきれば
深谷知広選手&郡司浩平選手で決まる確率が高いですが、
中団・後方からの北井選手はモロさもあるだけに
まくりに回ったときがどうなるか…。
近畿カーニバル!~西日本 白虎賞~
出走メンバー
①古性優作(大阪)
②脇本雄太(福井)
③窓場千加頼(京都)
④山田久徳(京都)
⑤寺崎浩平(福井)
⑥志智俊夫(岐阜)
⑦南修二(大阪)
⑧藤井侑吾(愛知)
⑨三谷将太(奈良)
気になるラインの並びは…
①⑦ ③④ ⑧⑥ ⑤②⑨ [四分戦]
“アテにならない”予想印
◎①古性
〇②脇本
▲⑦南
☆③窓場
△④山田
△⑤寺崎
近畿勢が7名白虎賞へ進む異例の展開。
これもまた一次予選「ポイントレース」の妙。
当然ながら別線勝負になりますが、
古性優作選手の捌き&まくりが
脇本雄太選手の番手まくりを上回るとみました。
立ち遅れなければ、脇本選手の破壊力が圧倒するのは明白ですが、
大阪コンビのワンツー決着も期待ができそう。
穴はパワーアップしている窓場千加頼選手のまくり。
二次予選のPointは…
5R:岩本俊介選手&和田健太郎選手の千葉コンビが圧倒
6R:犬伏湧也選手(徳島)のハイパワー
7R:佐々木悠葵選手(群馬)の狙いすましたカマシまくり
8R:メンバー的にも清水裕友選手(山口)の連対は絶対条件
9R:佐藤慎太郎選手(福島)が冷静に抜け出す
10R:河端朋之選手(岡山)のカマシに乗る松浦悠士選手(広島)
二次予選で3着以内に入れば東西準決勝進出を決めることができます。
激戦必至の二次予選&「白虎賞」・「青龍賞」。
ここから戦いのスピードは加速していきます。