
伊東温泉競輪「GIII 椿賞争奪戦」~決勝回顧~
みなさん、おはこんばんにちは!
競輪大好き! ハチ公です。
22日から伊東温泉競輪場で行われてきた
「GIII 椿賞争奪戦」。
きょう25日は決勝戦が行われました。
かるく振り返ってみようと思います。
決勝ふりかえり~伏兵自力選手の一発決まる~
決勝 結果成績
1着 ⑦野原雅也(福井) [差し]
2着 ⑧大川龍二(広島) [差し]
3着 ⑤山崎賢人(長崎)
地元静岡の渡邉雄太選手が最終周回3コーナーで
村田雅一選手(兵庫)をドカそうとした際に
村田選手は外帯線の内側にいたため、
2着入線も「内側追い抜き」で失格処分に。
大川選手・山崎選手が繰り上がっての2着・3着となりました。
前で待ち構えていた野原選手が先行勝負にきた九州勢を分断。
中本匠栄選手(熊本)をさばいて山崎選手の背後をゲット。
そのまま直線差し切って自身2度目のGIII制覇を果たしました。
大川選手は中野慎詞選手(岩手)にしっかり追走できたゆえの2着。
直線の伸び脚はするどかったですね。
山崎選手は九州4車を活かせない結果に終わりました。
中本選手がさばかれたのも痛かったですね。
(アテにならない予想は久々に大外れでした…orz)
『どっちが飛んできても遅れないように』
(初手は)前が取れるとは思わなかった。どっちが飛んできても遅れないように、とは思っていました。すんなり出させてまくれる相手じゃないし、踏んで合ったところでと。(調子が)良い感じはしなかったけど、結果的にはやりたい走りができたし良かったのかもしれません。今年は調子を崩したりGIで活躍できなかったので、来年は強い気持ちを持って頑張りたい。
嘉永泰斗選手(熊本)も中野選手もスピード力ある自力選手。
相手の踏み出しに遅れないよう、野原選手は集中していたでしょう。
前がとれたことで、相手が先行してきたところをあわせつつ、
ラインの分断を図るという、理想的なレース運びが
できたのではないでしょうか。
中野選手が捲り不発に終わったのも味方しましたね。
先行ラインの分断作戦でモタつくと別線にまくられやすくなりますが、
スパっとさばいて、スパっと背後について、スパっと差せた。
この「スパっと感」が野原選手にはありました。
不完全燃焼の中野 これもまた「勉強」
中野選手は九州勢が仕掛けるところを、
あわてて後方から踏み上げていったように見えました。
野原選手が分断作戦をやっていたので、
もう少し様子を見てから仕掛けてもよかったのかなと。
ただまだデビューしたて121期のスーパールーキー。
これもまた「勉強」のひとつとして、
次のグレードレースに活かしてほしいですね。
やはりスーパールーキーとはいえ、
まだまだレース運びにはムラがあるだけに
まずはしっかり先行勝負からなのかなと思います。
若手選手は先行で顔を売ってこそなだけに、
中野選手もスケールの大きな先行で
グレードレースを盛り上げてほしいです。
「レインボーカップ・A級チャレンジファイナル」は一丸尚伍選手(大分)が優勝!
「レインボーカップ」 結果成績
1着 ①一丸尚伍(大分) [捲り]
2着 ⑤梅崎隆介(長崎) [マーク]
3着 ⑥菊谷信一(大阪)
先行ラインの番手から一丸選手が抜け出して優勝。
単騎で捲りにいった梅崎選手はいいスピードながらも2着どまり。
「ラインの有無」が勝敗をわけましたね。
この2人と3着に入った菊谷選手はA級2班への特別昇班が決定。
明日26日からさっそく「A2選手」として戦っていくことになります。
(注目した選手が2着になってよかったぁ…)
一丸選手と梅崎選手は積極性のある自力選手なだけに、
A級1・2班戦でも思い切った走りに期待したいですね。
来年こそは近畿を引っ張る存在へ
2年ぶりのGIII制覇となった野原選手。
今年は思い通りのレースができない日々が続きましたが、
来年こそは近畿を引っ張る存在として
グレードレース戦線を盛り上げていってほしいですね。
福井には同県の大先輩 脇本雄太選手が競輪界を席巻しているだけに、
脇本選手のいいところを盗んで、
野原選手も競輪界を席巻するような選手になってほしいと思います。