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2025 GI 全日本選抜競輪 My Pick Up~最終日「決勝」展望~
みなさん おはこんばんにちは!
競輪大好き!ハチ公です。
豊橋競輪場「GI 全日本選抜競輪」は24日が開催最終日。
【決勝】が行われます。
まずは3日目【準決勝】をかるく振り返ってみましょう。
3日目 準決勝 ふりかえり
想定通りの番手まくり~10R~
結果成績
1着 ⑤寺崎浩平(福井) [まくり]
2着 ⑧村田雅一(兵庫) [差し]
3着 ③三谷将太(奈良)
近畿4車ラインの先頭をつとめる中釜章成選手(大阪)が
号砲からキッチリと先頭位置を奪ったことで
形勢は近畿勢にかたむきました。
中釜選手の突っ張り先行で別線はどうすることもできず、
番手から寺崎浩平選手が抜け出して1着。
ライン4番手から村田雅一選手が2着で三谷将太選手が3着。
近畿勢理想通りの展開でワンツースリーをつかみました。
郡司浩平選手(神奈川)は5番手の位置を求めたものの
山崎賢人選手(長崎)と併走状態になり4着敗戦。
なお中釜章成選手は先頭選手がゴールしてから
「5秒以内」にゴールできなかったため、
【暴走】により失格となりました。
グレードレースでの【暴走】失格は
おととし8月西武園「GI オールスター競輪」決勝での
吉田拓矢選手(茨城)以来3例目。
【暴走】により失格となった選手は
次のレースへの出場依頼(あっせん)が「保留」され、
さらに主催団体JKA(あっせん規制委員会)の判断で
一定期間レースに出場できなくなります。
GI・GIIレースで【暴走】のペナルティをとられた場合は、
出場停止に加えてその年のKEIRINグランプリ出場権を喪失。
中釜選手は今年のKEIRINグランプリへ
出場できないことが、ここで決まってしまいました。
勝負に徹した“さばき”~11R~
結果成績
1着 ⑦眞杉匠(栃木) [まくり]
2着 ①吉田拓矢(茨城) [マーク]
3着 ⑤脇本雄太(福井)
ここも近畿4車ラインの先頭を走る福永大智選手(大阪)が
号砲からスタートを決めて先頭位置をとったことで
流れは近畿勢かと思われましたが、
最終周ホームストレッチで眞杉匠選手が近畿勢を分断!
ライン3番手の脇本雄太選手を外から競り落とし
窓場千加頼選手の番手まくりを追走し、
外からまくって1着をゲット。
吉田拓矢選手がキッチリ続いて関東コンビのワンツー。
眞杉選手にさばかれた脇本雄太選手でしたが、
地力の違いで何とか3着を確保しました。
「シビアに攻めた」結果~12R~
結果成績
1着 ①古性優作(大阪) [差し]
2着 ⑦深谷知広(静岡) [逃げ]
3着 ⑤南修二(大阪)
新山響平選手(青森)の突っ張り先行を読んで
3番手をキープし続けた古性優作選手。
外から山田久徳選手(京都)がカブせてきますが、
技術力で3番手をキープ。
「シビアに攻めた」結果、深谷知広選手の単騎カマシと
新山響平選手のまくり返しの上を
脚がたまった古性優作選手が差しきって1着。
単騎で先行になった深谷知広選手でしたが、
新山選手に踏み勝つ驚異の粘り腰で2着を確保。
古性選手を追走した南修二選手が3着に入りました。
決勝展望~いまいちど「ファンのために」~
出走メンバー
①古性優作(大阪)
②吉田拓矢(茨城)
③深谷知広(静岡)
④南修二(大阪)
⑤眞杉匠(栃木)
⑥村田雅一(兵庫)
⑦寺崎浩平(福井)
⑧三谷将太(奈良)
⑨脇本雄太(福井)
気になるラインの並びは…
⑤② ①④⑥ ⑦⑨⑧ ③ [三分戦]
Point①:近畿勢はわかれて勝負!
【#豊橋競輪 #全日本選抜競輪 決勝並び】
— KEIRINスポニチ (@sponichikeirin) February 23, 2025
近畿別線について #古性優作 は… pic.twitter.com/N5YGZtGuRe
「村田さんと(三谷)将太さんのことを考えて別でやります。6人並んでもいいんですけどね。ただ、6番手はチャンスないので。6人並ぶと寺崎君も難しくなる。彼も若くないですし、狙う立場。寺崎君の強さは知っています。でも、負けません。ねじ伏せます」
近畿勢は福井コンビと大阪コンビにわかれて
兵庫の村田雅一選手が大阪ライン3番手
奈良の三谷将太選手が福井コンビの後ろを
それぞれ走ることになりました。
6車ラインで結束すれば近畿勢が圧倒的有利となりますが、
「何をするかわからない」眞杉匠選手がいるし、
深谷知広選手も“元ホームバンク”である
豊橋でのGIレースで決勝に勝ちあがってきただけに、
ラインを壊される動きがあると
さすがの近畿勢でも厳しくなりそうな予感。
それを考えるとわかれて勝負するのは理にかなっていると思います。
位置取り勝負の大阪vsスピード&パワーの福井
果たしてどちらに軍配があがるでしょうか。
Point②:近畿別線で攻めやすくなった眞杉匠
近畿勢が別線勝負になったことで、
眞杉匠選手も攻めやすくなったと思います。
位置取り争いで外併走をきらったり、
寺崎浩平選手のペースが遅ければ
一気に主導権を奪いにいく走りをしてきそう。
自分が勝ちにいくなら準決勝同様
脇本雄太選手を外から競り落とすのが得策ですが、
“茨城・栃木ライン”の伝統があるだけに
吉田拓矢選手を信じて先行勝負を仕掛けてもよさそうです。
“アテにならない”予想印
◎①古性
〇③深谷
▲⑨脇本
☆⑤眞杉
△②吉田
△④南
今大会の予選~準決勝は近畿勢の充実ぶりが目立ちました。
そのなかで「近畿のために」・「ファンのために」
別線勝負を選択したGP王者 古性優作選手。
展開をしっかり見極めたうえでの“さばき”で
今年最初のGIを制するとみました。
相手本線は悩みましたが、眞杉匠選手が何か仕掛けると予想して
深谷知広選手の混戦をつく単騎まくりを重視。
“元 地元”で気持ちが充実しているだけに
一発の可能性は秘めていそう。
最終周ですんなり近畿勢が1~6番手で並んでしまえば
脇本雄太選手にもチャンスあり。
そうはさせない作戦がズバリ決まれば
眞杉匠選手と吉田拓矢選手の関東コンビにも
優勝の権利がめぐってきそうです。
今年最初のGIウィナー&GP出場を決めるのは?
GIを優勝すれば年末12月30日に神奈川の平塚競輪場で行われる
KEIRINグランプリの出場権を獲得します。
はやい段階でGIを勝てば、年末の大一番にむけて調整のメドがたちますし、
同じ地区の選手たちの“支援”に回ることも可能。
気持ちにも大きな余裕がうまれます。
激戦が予想される全日本選抜競輪の決勝戦。
果たして今年最初のGIを制して
GP出場一番乗りを決める選手は誰になるでしょうか。
発走は午後4時30分の予定です。