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2024 GI 寬仁親王牌・世界選手権記念トーナメント My Pick Up~初日~

みなさん おはこんばんにちは!
競輪大好き!ハチ公です。

いよいよ10月17日から、弥彦競輪場にて
「GI 寬仁親王牌・世界選手権記念トーナメント」が開催されます。

今日から4日間 My Pick Up として、個人的に注目しているレース
紹介&展望&予想印を掲載していきたいと思います。


寬仁親王牌ってなんだ?!

寬仁親王牌は1990年にアジアで初めて日本で開催された
「世界選手権自転車競技大会」を記念し、
それまで行われていた『国際グランプリ』
『世界選手権自転車競技日本大会特別記念レース』を併合する形で、
1992年5月に3日制のトーナメントとして第1回が開催されました。

皇室の寬仁親王殿下が世界選手権自転車競技大会組織委員会の
名誉総裁であらせられたことから、"寬仁親王牌"も下賜されました。

1993年に4日制トーナメントとなり、
翌94年には特別競輪として開催。
2016年から10月のGIレースとして定着しています。

出場選手の選抜方法


出場選手は総勢108名。選手選抜方法は以下の通りです。
(選考期間は開催年2月~7月)

  1. S級S班に在籍している選手

  2. 過去の寬仁親王牌で3回優勝したS級1班の選手
    (今回は該当選手なし)

  3. パリ五輪トラック種目に出場した選手

  4. 選考期間内に2ヶ月以上JCFトラック種目強化指定(S)
    所属したS級1班の選手
    (今回トラック代表組は世界選手権出場のため
    寬仁親王牌には出場せず)

  5. 前年8月世界選手権トラック競技に出場した選手
    (今回は寺崎浩平選手[福井]が該当)

  6. 前年8月~開催年7月に世界選手権に準じる国際大会
    トラック種目で決勝1位~3位になった選手

  7. 開催年のアジア自転車競技選手権大会
    ケイリンorスプリントで1位になった選手

  8. 五輪トラック競技メダリスト
    開催年の全日本プロ選手権自転車競技大会
    トラック競技に出場したS級1班の選手

  9. 開催年の全日本プロ選手権自転車競技大会
    トラック競技で各種目1位~3位になった選手
    (ケイリンは決勝に出場した全選手を選抜)

  10. 開催年の全日本プロ選手権自転車競技大会トラック競技に出場した
    選考期間内の平均競走得点が上位の選手

  11. 前年度の地区プロ自転車競技大会出場して
    かつ選考期間内の平均競走得点を勘案して、選考委員会が推薦した選手
    (1.~10.で108名に達しない場合に採用)

選考方法にもあるように、国内外の自転車トラック競技
優秀な成績を残した選手を優先して出場できるようにしています。

それゆえになかなかGIレースに出場できないけれど
トラック競技になるとめちゃくちゃ強い選手
多く選ばれる傾向があって、
普段のGIレースとはメンバー構成が大きく異なります

初日「選抜競走」もトラック競技優秀選手を優先!

GIレースでは「ポイントレース」や「特別選抜予選」
無失格完走で準決勝進出が確約される「優秀競走」が
組まれることが通例となっていますが、
寬仁親王牌「特別選抜予選」
トラック競技優秀選手を優遇しています。

初日「一次予選」が9レース
2着以内に入った18選手「二次予選A」に進出。
3着・4着の18選手「二次予選B」に出場します。

初日特別選抜予選は「日本競輪選手会理事長杯」と
「特別選抜予選」の2つにわかれています。

「日本競輪選手会理事長杯」1レース9名しか
出場できないレース。選抜方法は以下の通りです。

  1. パリ五輪自転車競技トラック個人種目でメダルを獲得した選手

  2. 昨年8月の世界選手権ケイリンまたはスプリントで1位~3位だった選手

  3. 開催年の全日本プロ選手権自転車競技大会トラック競技
    ケイリン、スプリント、1kmタイムトライアルで1位
    になった選手
    (今年は菊池岳仁選手[長野/1kmTT 1位]
    河端朋之選手[岡山/スプリント1位]
    山口拳矢選手[岐阜/ケイリン1位]が該当)

  4. 選考期間内の平均競走得点が上位のS級S班の選手
    (開催年の全日本プロ選手権出場選手を優先)

  5. 選考期間内の平均競走得点が上位のS級1班の選手

「特別選抜予選」は2レース。選抜方法は以下の通りです。

  1. 開催年2月~4月に行われた
    UCI ネーションズカップorアジア自転車競技大会に出場し
    ケイリンorスプリントで1位になった選手

  2. 前年のKEIRINグランプリ優勝者
    (日本競輪選手会理事長杯に出場できなかった場合)

  3. 開催年の全日本プロ選手権ケイリン決勝出場選手
    (レースで失格した選手は除く)

  4. 開催年の全日本プロ選手権スプリント
    1kmタイムトライアル2位・3位の選手

  5. 開催年の全日本プロ選手権チームスプリントで1位になった選手

  6. 選考期間内の平均競走得点が上位のS級S班の選手
    (開催年の全日本プロ選手権出場選手を優先)

  7. 選考期間内の平均競走得点が上位のS級1班の選手

「日本競輪選手会理事長杯」上位5着までに入った選手と
「特別選抜予選」2着以内4選手
2日目の優秀競走「ローズカップ」へ進みます。
「ローズカップ」は無失格完走で準決勝進出が確約。

「日本競輪選手会理事長杯」6~9着選手
「特別選抜予選」3・4着4選手
そして5着の競走得点上位選手1名「二次予選A」へ。
「特別選抜予選」5着の競走得点下位選手
6~9着8選手「二次予選B」に回ります。

2日目「二次予選A」・「2次予選B」は3レースずつ合計6レース
「二次予選A」上位4着にまで入った12選手
「二次予選B」2着以内6選手の合計「18選手」
ローズカップ出場9選手とともに、3日目「準決勝」へ進みます。

「準決勝」上位3着までに入れば、無条件で決勝進出。
栄えある“親王牌”をめざすことになります。

それでは初日「日本競輪選手会理事長杯」と
「特別選抜予選」をMy Pick Upしていきましょう!


初日 展望

はやめの仕掛けで押し切る!
~12R日本競輪選手会理事長杯(発走:午後4時30分)~

出走メンバー
①松浦悠士(広島)
②眞杉匠(栃木)
③深谷知広(静岡)
④山口拳矢(岐阜)
⑤佐藤慎太郎(福島)
⑥河端朋之(岡山)
⑦脇本雄太(福井)
⑧菊池岳仁(長野)
⑨清水裕友(山口)

気になるラインの並びは…
⑨①⑥ ④ ⑧② ③⑤ ⑦ [三分戦]

“アテにならない”予想印
◎③深谷

〇⑨清水
▲⑦脇本
☆④山口
△②眞杉
△①松浦

好メンバーがそろった一戦。
ここは中団からはやめの仕掛けで深谷知広選手の
力強いまくり押し切りを重視しました。

位置取りのうまさは清水裕友選手にも定評がありますが、
相手はパワー型が多いだけに、うまく立ち回れるか否か。

脇本雄太選手は後方からまくれるか
後方で沈んだままなのかのどちらか。
実績はじゅうぶんですが、
いかんせん立ち回りの“IQ”が低すぎる
文字通り“ピンかパー”な選手なんですよね。。。

は単騎戦に強い山口拳矢選手。
チャンスを逃さなければアッサリも。

好位置キープから差しきる!
~11R特別選抜予選(発走:午後3時52分)~

出走メンバー
①南修二(大阪)
②荒井崇博(長崎)
③北井佑季(神奈川)
④佐々木悠葵(群馬)
⑤古性優作(大阪)
⑥太田竜馬(徳島)
⑦山田庸平(佐賀)
⑧雨谷一樹(栃木)
⑨守澤太志(秋田)

気になるラインの並びは…
⑦④ ⑤① ③⑨ ⑥ ④⑧[四分戦]

“アテにならない”予想印
◎⑤古性

〇③北井
▲①南
☆④佐々木
△②荒井
△⑨守澤

ここは北井佑季選手の力強い先行勝負が期待されます。
直線が長いだけに終いまで脚が持つかが大きなポイント。

好位置をキープしたら古性優作選手が差しきるとみました。
古性選手は昨年の寬仁親王牌優勝者
弥彦バンクでも器用に立ち回るはずです。

は34番手を確保できたときに
まくり追い込みが届きそうな佐々木悠葵選手。

厚みをいかして攻めきりたい
~10R特別選抜予選(発走:午後3時17分)~

出走メンバー
①新山響平(青森)
②郡司浩平(神奈川)
③寺崎浩平(福井)
④久米康平(徳島)
⑤岩本俊介(神奈川)
⑥島川将貴(徳島)
⑦平原康多(埼玉)
⑧村田祐樹(富山)
⑨松井宏佑(神奈川)

気になるラインの並びは…
⑨②⑤ ③ ⑥④ ①⑦ ⑥ [三分戦]

“アテにならない”予想印
◎②郡司

〇⑨松井
▲③寺崎
☆⑧村田
△⑤岩本
△⑦平原

新山響平選手と平原康多選手がラインを組むサプライズが!
しかしここはライン3車と厚みがある南関東勢を重視。
神奈川コンビのワンツー決着に期待しました。

121期の新星 村田祐樹選手の単騎まくり。
着順関係なく思い切ったレースをしてほしいですね。


一次予選のPointは?!

1R:地元新潟の選手の出場がゼロなので
初日1R①番車の大役がめぐってきた伊藤颯馬選手(沖縄)のまくり
2R:番手から浅井康太選手(三重)の抜け出し
3R:直前の地元GIIIで好調だった嘉永泰斗選手(熊本)のまくり

4R:好機を逃さない坂井洋選手(栃木)の仕掛け
5R:取鳥雄吾選手(岡山)の先行に乗れる小倉竜二選手(徳島)も
大穴は皿屋豊選手(三重)のまくり。
6R:三谷竜生選手(奈良)の自力まくりvs山田英明選手(佐賀)の番手まくり

7R:この夏一気にブレイクした窓場千加頼選手(京都)のまくり
8R:関東地区の主力として負けられない吉田拓矢選手(茨城)
9R:昨年のファイナリスト犬伏湧也選手(徳島)のハイパワー


【日本で唯一の村営による公営競技場】
【日本一“ふるさとダービー”にふさわしかった競輪場】

弥彦神社の神様が見守る前での4日間。
Dream Bank弥彦競輪でのアツい走りを楽しみたいと思います。

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