
久留米競輪「GIII 中野カップレース」~決勝回顧~
みなさん、おはこんばんにちは!
競輪大好き! ハチ公です。
6月24日から久留米競輪場で行われてきた
「GIII 中野カップレース」。
27日は決勝戦が行われました。
かるく振り返ってみようと思います。
決勝ふりかえり~ラインの結束は強固!~
中野カップレース 決勝 結果成績
1着 ③成田和也(福島) [差し]
2着 ⑦新田祐大(福島) [まくり]
3着 ④渡部幸訓(福島)
“テンプレ通り”に北日本4車ラインが先行勝負。
脇本雄太選手(福井)が後方からカマしてくるところを
新山響平選手(青森)がキッチリあわせきりました。
脇本選手が再び捲ろうとするも、
こんどは新田祐大選手があわせて番手まくり。
そのまま押し切ろうとするところ、
新田選手の背後から成田和也選手が伸びて1着ゴール!
成田選手は実に10年ぶりのGIII優勝を達成しました。
3着にも渡部幸訓選手が入って、
福島勢の上位独占となりました。
『10年ぶりというのは自分でもわかってなかったです』
久しぶりに記念を優勝出来た。10年ぶりというのは自分でもわかってなかったです。チャンスを生かすことが出来て嬉しい。自分も競技をやっていましたから、中野(浩一)さんの冠のレースを走らせてもらった時はいつも獲りたいと思っていました。勝てて良かったです。新山君が落ち着いていたし、新田君が行けば自分にもチャンスはあると思っていた。
「中野浩一さんの冠レースで勝てて良かった」』より引用
北日本ラインが思い描いていた理想通りの展開から、
直線シャープに伸びて新田選手をかわしきった成田選手。
S級S班の経験もあるベテランマーカーが
10年もの間GIII優勝がなかったのは【意外】でした。
常に決勝に入っているイメージがあったもので。
久留米競輪のGIIIレース(記念競輪)の冠名は
伝説の競輪選手 中野浩一さんの功績をたたえてのもの。
レジェンドの冠レースを勝つことができて
成田選手も喜びひとしおでしょうね。
4車ラインの結束をどう攻略するか?
脇本雄太選手には、またしても課題が残った決勝となりました。
【4車ラインの結束をどう攻略するのか?】
今回は5番手にいったん引いてから立て直してのまくりでしたが
番手が新田祐大選手ということもあり、
4車ラインの壁を攻略しきれませんでした。
3車のラインだったら突っ張り先行も考えたでしょうが、
今回は2車ラインだったので突っ張り先行にもいけず。
まくり しか攻略法が現状ないのが悩ましい。
平原康多選手(埼玉)や古性優作選手(大阪)のような
「位置取りにこだわる」ことも今後は必要になってくるかもしれませんね。
レインボーカップ A級チャレンジファイナルは
岸田剛選手(福井)が優勝!
レインボーカップ A級チャレンジファイナル 結果成績
1着 ①岸田剛(福井) [まくり]
2着 ②昼田達哉(岡山) [まくり]
3着 ④近谷涼(富山)
中野カップレース最終日に行われた
レインボーカップ A級チャレンジファイナルは
先行ラインの背後3番手からまくった岸田剛選手が
後方まくりの昼田達哉選手を振り切って優勝。
3着の近谷涼選手ふくめた上位3選手が
6月28日からA級2班へ特別昇班します。
岸田選手は脇本雄太選手のお弟子さん。
師匠の前でA級2班へのキップを優勝でつかみとりました。
師匠譲りの豪快な走りではありませんでしたが、
冷静に3番手をとってまくり押しきれたのは
今後にむけて明るい要素となったはずです。
A級2班へあがっても先行を基本に
しっかりとした内容で活躍してほしいですね。
次回GIIIは「三山王冠争奪戦@前橋」
次回のGIIIレースは6月29日~7月2日の4日間
前橋競輪場で「三山王冠争奪戦」が行われます。
33バンクゆえに入れ替わり立ち替わりの激戦必至。
激しい戦いを制するのはどの選手になるでしょうか。