【中秋節の台湾】2泊3日で台北・九份・台中を観光したら人生最大のピンチに陥った話
これまで10回以上9カ国の海外旅行をしてきた私ですが、台湾は初めての渡航です。今回の同行者は3つ下の妹。妹は初めての海外旅行となります。
十分準備したはずなのに、行ってみたらいろいろ足りない!計画通りに行かない!でもなんとかするしかない!そんなドタバタ旅行記を残しておきます。
この記事から得られる教訓は『備えあれば憂いなし、ただし備えあっても不測の事態は起こる』です。
(自分の『やっちまった』記録に他ならない雑記ですが、お楽しみいただければ幸いです。あわよくば何か役に立てば良いな!ちなみにピンチは1日目に訪れます(早い))
追記:費用について。中秋節だからといって費用が特別高いとは感じませんでした。出発の2ヶ月前くらいに予約しましたが、航空券とホテル(今回はランク高め)で1人10万以下。ちなみに現地で使ったお金は4〜5万くらい(半分くらいはお土産)です。
【出発前】
出発前からバタバタしてます。
今回利用するのは羽田空港発のチャイナエアライン。朝の7:55発の便なので、3時起床で空港に向かいます。最初は電車で向かう予定でしたが、近くの駅からバスが出ており、より余裕を持って空港へ到着できるので前日になってギリギリ予約。
前日の夜、パッキング中に気づいたのですが、両替するための現金が財布にない…。普段カードばかり使っていて財布に残っていたのは数千円のみ。…でも行く途中にコンビニで引き出せば問題ありません!さぁ行こう!
早朝、バスを待つ間にコンビニへ。ATMの前で財布を広げたところ…おや?キャッシュカードがない。なんということでしょう。万が一財布を無くしたりした時のため、財布の中は必要最低限のカードのみ残しておりました。免許証や保険証はお留守番。そしてキャッシュカードもお留守番させてしまっていたのです…。クレジットカードしかない。
……でも大丈夫。妹が現金を引き出せました。両替する分の現金は妹に任せて、私はクレカ決済担当ということにしましょう。
身内と一緒だとこういうことが簡単にできていいですね。
そんなこんなで無事に羽田に到着。出国もつつがなく。余談ですがチャイナエアラインの機内食とても美味しかったです。今まで食べた機内食のなかで1、2を争う美食。さすが世界三大美食の国。
【1日目】到着!いざ九份へ
さぁ、1日目。ここがいきなり旅の山場でした。
松山空港へ到着したのはお昼前。石垣島の真横にある台湾、けっこう暑い!9月末ですが夏の服装でOKでした。
とりあえず2万円分の両替(台湾$4,100)を済ませ、現地で使うICカード(悠遊カード)を購入。普通のカード型もありますが、キャラクターのキーホルダー型もコンビニで売ってます。
レジでチャージしてもらう時、いくらチャージするか悩んでいたら店員さんが「2泊3日なら$500くらい」と教えてくれました。悠遊カードはクレカで買えましたが、チャージは現金のみ。それぞれ$500チャージしてから、タクシーで中山のホテルへ向かいました。(約10分!近い)タクシー🚕はクレカもOKと車内に書いてありましたが、運転手さんのスマホアプリを使って決済する仕様らしく、うまく決済できなかったので現金で支払いになりました。タクシーは現金オンリーのところが多いので、これはまぁ想定内。結局、滞在中の交通費(タクシーとICカードのチャージ)はすべて現金でした。
ホテルに到着。
まだお昼前だったので、スーツケースだけ預けるつもりでしたが、もうお部屋の準備OKとのことでチェックインを済ませてお部屋へ。今回は綺麗好きの妹のため、ちょっといいホテルを取ったのでお部屋も広々!MRT中山駅にも近く、台北駅も徒歩圏内なので便利です。部屋にあった無料の水ペットボトルを持って、早速出かけることに。
初日のメインは九份!事前に現地発ツアーのスケジュールをチェックしたところ、市内を14時くらいに出発するツアーが多かったので、私たちもお昼を食べてから九份に向かいます。九份は暗くなってからの方が綺麗ですからね!(現地発ツアー、できれば使った方がいいですよ。理由はこのあとわかります)
昼飯ミッション
さてお昼をどうしようか。そういえば台北101に鼎泰豊(ディンタイフォン)があるらしいではないですか。九份へ向かうまでまだ時間があります。台北101の観光がてら、さっそく台湾美食を味わってしまいましょう。
台北101は中心部からちょっと離れた所にあります。MRT中山駅から電車で約20分ほどで到着。(ちなみに滞在中、電車やバスの検索にはGoogleMAPを使っていました)
駅を出ると目の前に台北101が!真下すぎて全然見えぬ!お目当ての鼎泰豊も目の前にありました。
ただ……その日は中秋節当日。台湾は連休初日に当たります。ただでさえ人気のお店なので、言わずもがな、お店の前は某夢の国並みの大行列。お店の入り口にある電光掲示板には124の文字が。それが124組待ちなのか、124分待ちなのか、整理券番号なのかは定かではありませんが、いずれにせよ私たちは、諦めるほかありません。なにせあと1時間以内に腹を満たし、メインである九份に向かわなければならないのです。台北101にはフードコートもありましたが、お昼時ということもあってなかなかの混雑。周辺のビルにもレストランはあるのかもしれませんが、日和った我々は台北101のより上の階にあるレストランを見てみることに。
せっかくなら中華が食べたいと思っていたところ、ありました。上海料理のレストラン。しかし見るからにこれは高級レストランの店構え。同じフロアには誰もが知ってるハイブランドが入ってたりするし、メニューに金額書いてないし……ということで、またも日和った我々は同じフロアにあるカフェでジェラートとドリンクを注文してお茶を濁すことに。いいんです。ジェラートは美味しかったし、今日のメインは九份なのですから。ここから九份に向かう交通手段を検索です。
事前に調べた限り、台北から九份へ向かうには途中まで電車で行ってバスまたはタクシー、バスのみ、タクシーのみという選択肢があります。GoogleMAP先輩によると、台北101からの場合、バスを3本乗り継いで行くことができます。
バスミッション
バス。これがまさに現地発ツアーを使った方がいいと先述した理由です。私自身は海外旅行に慣れているという自負、そしてツアーは大抵台北の中心部から出発になっている上に出発時間が決まっているため、私たちのように出発まで気ままに動き回ることが難しいという理由から、現地発のツアーを利用しませんでした。
バスを乗り継ぐのはちょっと難しいですが、GoogleMAP先輩はバス停からバス停までの道のりも教えてくれるし、バスの運行状況も発着時間に反映して〇分遅れて到着予定とかも教えてくれます。多少の遅れはあれど、私たちは3つ目のバスのバス停に到着しました。
ここからが受難です。GoogleMAP先輩の示した時間にバスが来ません。次の便も、また来ませんでした。バス停を間違えたのだろうか?いや、そんなことはない。なんども確認しました。しょうがないのでタクシーで向かおうと思い、タクシーに手を挙げてみるも、首を横に振られてしまいます。すると、同じバス停で待っていた台湾人の女性が話しかけてきました。台湾語だったので、どうしたものかと思い「すみません、私たち九份に行きたくて……」と英語で返してみると、彼女も九份に行きたかったらしく、タクシーの相乗りを提案してくれました。バスは満員だとバス停に停まってくれないので、このまま待っていてもバスに乗れる保証はない、と。私たちにとっても願ってもない申し出です。ちょうどやってきたタクシーに手を挙げてみると、今度は止まってくれました。目的地と金額については彼女が運転手と話をつけてくれて、ようやく彼女とその娘さん、私と妹で九份に向かうことができたのです。
というわけで、現地発ツアーの出発地と出発時間に合わせるのがちょっと面倒でも、混んでいる時期は現地発ツアーに申し込んでおくといいですよ。
ちなみに、そのバス停からのタクシー代は$1000くらいとのことなので、$500ずつ払うということで合意していましたが、実際かかったのは$805で、さらに彼女たちがいいよいいよ、と多めに出してくださり、私たちは$350で到着できました。ありがたい……!
九份に到着
タクシーでくねくねの山道を登り、九份老街のバス停前に到着しました!千と千尋の神隠しのモデルになったとも言われているお茶屋さん(通称あめおちゃ)の向かい側にあるお茶屋さんから、夕日&日没後のあめおちゃを眺める。それが九份でのミッションです。
九份にはほかにもたくさんお店があって、坂道に狭いアーケード商店街があるみたいな感じです。甘い系、串焼き系、ガッツリご飯、雑貨、などなどありましたが、ここで私たちは臭豆腐の洗礼を受けることとなります。
噂には聞いていましたが、臭豆腐、予想以上のにおい…。見た目は茶色く煮込まれた豆腐ですが、食べ物からしてはいけない類のにおいがします。そのにおいと見た目から、動物の血とかで煮込んでいるのでは?と予想しましたが(鴨血という血を固めた食べ物もあるし)、調べてみたら植物性の発酵液に漬けてあるようです。食べたら美味しいらしいけども、くねくねの道でちょっと車酔いしていたし、うん、においだけでも相当やばかったです。(この先、夜市などで何度も臭豆腐の洗礼を受けることになります)納豆も海外の人からしたらこんな感じなんでしょうね。
さて、九份の街並みを楽しみながら、目的のお茶屋さんにやってきました。調べた通り、あめおちゃをバッチリ眺められる立地です。あわよくばここで何か食べながらお茶をしたいところでしたが、あいにく食事フロアは予約でいっぱいらしく、お茶だけの提供なら可能とのこと。機内食のおかげで空腹で死にそうというわけでもなかったので、お茶オンリーのフロアに通してもらうことにしました。
注文はしませんでしたが、お茶の淹れ方を教えてもらい、お土産の茶葉をもらえるというメニューもありました。今回はポッドのお茶を1種類ずつ注文。(結構量があります)お茶フロアは3階にあって非常に見晴らしがよく、向かいのあめおちゃはもちろん、遠くの海や山も眺めることができました。ゆっくり美味しいお茶を飲みながら夕日と山々を眺め、日が沈んだら赤いランタンが灯ったおめおちゃを眺める。ミッションクリアです!
バスミッション~人生最大のピンチ編~
さて、十分に景色とお茶を堪能したので、そろそろ帰る時間です。帰りのバスも大変な混雑が予想されます。調べてみたところ、坂下にある「九份派出所」というバス停ではなく坂上の「九份老街」のバス停から乗るのがミソのようです。先ほどのお店でトイレを済ませ、いざバス停へ。来るときに下ろしてもらったのと近い場所だったので、比較的わかりやすかったです。バス停にはやはりたくさんの人が。行先によって並ぶ場所が違うようなのですが、係のおじさんが「台北~!」と叫んでいたのでおじさんに列に連れて行ってもらいました。行きに乗ろうとして乗れなかった番号のバスです。待っている間に雨が降り出しましたが、折り畳み傘を持っていたのでセーフ!(台湾は1日1回は雨が降る感じだったので折り畳み傘必須でした)乗り切れるか微妙でしたが、ラッキーなことに最初に来たバスに乗れました。(観光バスみたいな大きなバスですが数人立ち乗りの人もいました。ちょっと危険)
人生最大のピンチはここでやってきたのです。
無事バスに乗れた頃、ちょっとトイレ行きたいかもと思ったのです。が、店を出る前に行ったばかりだし、せっかくバスに乗れたのに早速降りてトイレに行くわけにもいきません。まぁ大丈夫だろうと、そのままバスに乗車しました。バスは途中、瑞芳駅という電車の駅を経由しますが、そのあとは高速道路も通るのでノンストップで台北まで行きます。
もうお分かりいただけるでしょう、人生最大のピンチ、それは尿意。たっぷりお茶を飲んでしまったため、お茶の利尿作用も相まって、それはそれは大変な尿意に襲われ、少なくとも10回は人権の終了を覚悟しました。
中秋節だからでしょうか、途中に通りがかった民家から打ち上げ花火があがり、見たことないくらい近くで花火を見ることができたのですが、全くそれどころではありません。
必死すぎて正確には覚えていないのですが、1時間くらい経った頃でしょうか、窓の外がだんだん都会に近づいて来ました。そしてもう何度目かわからない人権終了の覚悟をした時、バスが停車しました!松山駅!松山駅です!
こうして、私の人権は終了の3秒前に救われたのです!
ほっとしてからよく見ると、そこはMRT松山新店線の新店駅というところでした。急を要していたため考える前に改札を通っていましたが、この電車に乗ればホテルがある中山に行けます。(ここで下りずそのままバスに乗ってもおそらく行けました)
初めての夜市「寧夏夜市」
無事に中山に辿り着いた私たちは、一度ホテルに戻り、必要最低限のものだけ持って(念のためもう一度トイレに行ってから)近くの夜市に行ってみることにしました。
ホテルから徒歩10~15分のところにある「寧夏夜市」です。もう今日はバスに乗らなくていいんだ!時間やバス停の場所を考えなくていい!それだけで最高に楽しい気分です。夜市までの道のりで、やっと手放しで台湾を楽しむ気持ちが生まれました。
到着してからジェラートとお茶しか摂っていないので、そろそろ何か食べたいところ。たくさんある屋台の間を練り歩き、鶏排(ジーパイ)の屋台を発見!でっかいフライドチキンです。衣がカリカリでお肉は熱々ジューシー!すっごく美味しかったです~!ほかにもマンゴージュースと、持ち帰り用のエビチャーハンを買いました。どれも絶品。
夜市にはゲームができる屋台もあって、縁日みたいな賑わいでした。現地の雰囲気を感じられる夜市、時間さえあれば他のところも行ってみたかったな~!
高速鉄道ミッション~ピンチその2~
さて、持ち帰って食べるようにチャーハンも買ったし、ホテルに帰ったら明日の予定を確認しつつゆっくりしよう。時刻は22時ごろ。短い旅行の中で、長い1日目となった今日ももう終わりです。明日は台中まで足を延ばす予定で、高速鉄道(高鐵ガオティエ)の指定席を予約しておいたのです。
出発時間を確認するべくメールを開き、予約番号を確認。サイトにとぶと電子チケットが出てきます。出てくるはずなのです。
おかしい。――予約が見当たりません?
もう一度メールを確認します。予約確認メールは来ていて、番号もある。ステータスは……決済待ち。
そう、決済ができておらず、予約はキャンセルされていたのです。そこで思い出したのですが、決済しようとしたらクレカのセキュリティに阻まれ、またあとで対応しようとして、そのまま忘れていたのです。なんてこった。
……まだ慌てるような時間じゃない。(……のか?)
今から予約できる便がないか検索してみます。行の電車はありました。もともと取りたかった時間の次の時間でしたが、2人分空いてます。帰りの電車はというと、元の時間の電車は空いていません。次の時間も、その次も……。まずい、早めに切り上げて帰るのも視野に、早めの時間も調べてみましたが、やはり空いていません。行けるけど、帰ってこれない。
どうする!?2度目のピンチ、来たる。
こんな時のために、私はいいホテルを予約したのです。(違う)私はホテルのフロントへ駆けました。こんなときのために私は英語を勉強してきたのです。(それはそうかもしれない)幸い、ノンネイティブ同士で必要最低限のコミュニケーションを取れる程度の英語力は持ち合わせておりました。フロントで事情を説明したところ、フロントのお姉さんが電車を調べてくれましたが、やはり翌日の午後に台北へ戻ってくる電車は全て満席。バスで戻ってくるのは時間がかかりすぎておススメしないとのこと。他の方法がないか聞いてみたら、在来線(台鐵タイティエ)の電車ならあると教えてくれました。それも2H30以上かかるのであまりおススメできなさそうでしたが、背に腹は代えられません。行きの高速鉄道予約のためのアプリ(TEX)を教えてもらい、行きは高速鉄道(約50分)、帰りは在来線(2H30~3H30)の旅が決まりました。
(お姉さんのおすすめは台中をやめて台北を観光することでしたが、私はどうしても宮原眼科に行きたいんじゃ)
いろいろありすぎて疲れた1日目……秒で眠りにつきました。
【2日目】やっとこさ台中へ
さぁ、2日目です!ぐっすり眠って元気100倍。
ホテルの朝食はメインを洋食、和食、今日のスぺシャルメニューの中から選ぶ形式。スペシャルが中華っぽいメニューだったのでそれにしました。この日のメニューは麺。沖縄のソーキそばに似た麺ですごくおいしかったです。
予定通り台北駅から高速鉄道に乗って、台中へ。ガイドブックによると目当ての宮原眼科は駅からすぐのところです。とはいえ今回もGoogleMAP先輩に頼っていきましょう。……おや?おかしいな?遠いぞ。
想像よりもでっかい駅だなとは思ったんです。まさか高速鉄道の台中駅と、在来線の台中駅が全然違うとこにあるなんて思わないじゃないですか…!そうなんです、私が行きたい台中駅に行くには在来線に乗って行かなければなりませんでした。出鼻をくじかれた…!まぁ、うん、大丈夫。電車で一駅ですからね。
初めての免税
そんなこんなで、やっとこさ台中へ到着!
早速、宮原眼科へレッツゴー!行ってみるとガイドブックにあるとおり、在来線の台中駅からすぐでした。
宮原眼科はかつて日本人医師が開業した眼科で、今はその建物がそのままお店になっているそうです。1階にはお菓子などを売っているお店と、大人気のアイス屋さん。2階は食事もできるカフェですが、残念ながら今回は予約がいっぱいでした。まずはお菓子(たくさん)と台湾茶を購入。店内も商品もすっごく可愛くて、お土産にもピッタリ。ついついたくさん買ってしまいました。すると店員さん、「$2000以上買うと免税できます」
ほう、免税?なんども海外に行ったことはありますが、1回の会計でそこまで高い買い物(とはいっても約1万円以上のようですが)をしたことがなかったので、免税の手続きは未経験。一体何をすればいいのか?と身構えていましたが、めちゃくちゃ簡単でした。簡単というか、こちらでやることは何もないです。
お会計後、パスポートを提示するとお店の人が免税対象の商品と金額が載った書類を作ってくれますので、サインします。以上です。
免税金額はその場で現金で返ってきました。注意点は、買ったものは帰国するまで開封しないこと。もし税関で聞かれたら、作成してもらった免税書類を見せることだけ。(今回は申請が必要な物品/金額ではなかったので、聞かれませんでした)簡単~!
昼飯ミッション
本日もやってまいりました、昼飯ミッション。旅先での食事って結構迷いますよね。どこに入ったらいいかわからないし、ふらっと入っちゃって満足できなかったらもったいないし。(まあ事前に調べておけばいいんですが)そんなときの必殺技、「現地の人に聞く」を発動。
宮原眼科の店員さんに、「小籠包が食べたいんだけど、この辺におすすめのお店ないですか?」と聞いてみました。すると、徒歩圏内のお店を教えてもらったので行ってみることに。
お店の名前は「沁園春」。「沁」の文字が若干「池」に見える看板ですが、無事発見できました。支払方法は現金のみだったので、失礼ながら先にメニューを確認させてもらうと、大丈夫、いけそうな値段です。お店に着いたのは13:20頃でしたが、ラストオーダーが13:40とのことで席に着くなりすぐ注文。お目当ての小籠包と、青椒肉絲、排骨チャーハンを注文。あとから調べて分かったことですが、結構歴史ある老舗のお店で、有名なようです。しかもお店の紙ナプキンにはミシュランの文字が。わお、これは期待!
う、うまい!小籠包も美味しいし、私としてはピリ辛の青椒肉絲がお気に入りで、いくらでも食べれる感じ。台湾に到着して、なんだかんだ初めてちゃんとしたお店でのご飯。幸せを噛みしめつつ、閉店時間に追われながらもぐもぐ。今日の昼飯ミッションは大成功です。
バスミッションin台中
腹ごしらえも済んだところで、次の目的地へ。ぶらぶらあたりを歩きながら相談し、事前に調べて気になっていたお茶屋さんに行ってみることに。そこは台中の駅あたりからだとバスで移動が必要です。というわけで、今日も元気にバスミッションいってみよう。
「無為草堂」というお茶屋さんはバス停の目の前にあり、今回は乗り換えの必要はありません。つまり楽勝!今日のバスミッションも成功させてやる!
途中、街中でダンスイベントが開催されていて少し到着が遅れましたが、無事お店に到着。すぐに席に案内してもらえました。このお茶館、とっても風情があって癒しの空間なのです。台中に来たら絶対に立ち寄りたいお店。ここで私たちは、お茶の作法を教えてもらう+お土産の茶葉をもらえるセット(九份のお茶屋さんにもあったので、よくあるメニューなんでしょうね)を注文。店員さんが茶器セットを持ってきて、説明してくれました。お茶の香りを楽しんだり、お庭をみながらゆったりまったりお茶を楽しむ時間、最高です。
ほっとひといき。落ち着いていたのですが、帰りのことも考えなければなりません。帰りは在来線なので、かなり時間がかかります。いわゆる急行電車なら2時間半ですが、準急だと3時間、もっと遅いと3時間半以上かかってしまう。なんとか急行の電車に乗りたいのですが、1時間に1本しかありません。私たちは、お店でお手洗いを借りてから(大事)バスに乗りました。予定では電車が出る20分前に駅前のバス停に着くはず、でした。覚えていますか、行きのバスでイベントが行われていたために遅延が発生したのを。バスに乗った時にはむしろ予定より早めの運行でしたが、渋滞に巻き込まれてみるみる時間は過ぎ……駅前のバス停に着いたころには、電車が出る10分前を切っていました。1日目の教訓がありますから、長距離移動の前には念のためお手洗いを済ませておきたいところ。それでなくてもかなりぎりぎりです。妹と相談し、結局1時間後の急行を待つことにしました。
宮原眼科の行列アイス攻略ミッション
さて、せっかく1時間滞在が増えたのですから、有意義に使いたいですね。宮原眼科のアイスはとっても人気で、いわゆる写真映えするかわいいアイスです。お店は駅からも近いですし、ちょうどいいですよね。「突発ミッション、宮原眼科のアイス」が発生。ひと狩りいこうぜ。
しかし、いざ行ってみると、ここでも恐ろしい程の行列!1時間以内に購入できるかどうかすら怪しい……。いのちだいじに。私たちは仕方なく、宮原眼科のアイスを諦め、近くのカフェでも探そうということに。
ここで妹氏、やってくれました。「第四信用合作社」です。もともと銀行だった建物を使ってアイス屋さんをやっているというお店。そういえば事前にチェックした情報の中にあった気がします。行ってみると、少し並んではいましたが、全然許容範囲。席もたくさんあるし(2階席もある。トイレは2階です)、よく見るとアイスのカップに「宮原」の文字。系列店(2号店)のようです。並びながらメニューを見てみましたが、アイスの種類がいっぱいあって迷う~!アイス1~3スクープ、カップかワッフルか、などいろいろ選べましたが、私たちは一番豪華なやつ(アイス×3、ワッフル、選べるトッピング3種)にしました!頼んでみると選んだ3種のアイスのほかに小さいキウイジェラートものってる!可愛いうさぎクッキーものっていました。トッピングは豊富すぎて迷いましたが紅茶クッキーみたいなのと、パイナップルケーキとラムレーズンにしました。(ラムレーズンはラム強めなので苦手な人は注意)美味しいし可愛い。幸せとはこのことです。宮原眼科で行列に並んでいる人々のことを思いながら悠々食べるアイスは美味いですなぁ(悪人顔)宮原眼科が混んでいたら、ぜひこちらのお店もご検討くださいね!
夜の迪化街と大稲埕埠頭
アイスを堪能したら、在来線で台北に帰るお時間です。約2時間半、乗り換えなしで台北に帰ります。1本遅い電車になったので、台北に着いたのは21時頃。宮原眼科でたくさんお菓子を買ったので、一度ホテルに戻って荷物を置いてから夜の台北をぶらつくことにしました。
1日目に行った夜市を超えてさらに歩くと迪化街という問屋街があり、さらに歩くと大稲埕埠頭があります。今夜はこの2か所を探索してみましょう。とはいえ、時間が遅いので迪化街のお店はほぼクローズしていました。唯一やっていたバーでは店先でジャズの生演奏行われており、ちょっとした人だかりが。お店が開いている時間に行けなかったのは残念ですが、すごくおしゃれ&レトロな街並みでした。
続いて大稲埕埠頭を目指します。ここは夜景が綺麗で有名なナイトスポット。行ってみると、たしかに夜景すっごく綺麗!東京湾みたいな夜景が拝めます。さらに、埠頭にはたくさんのコンテナ屋台が並んでいて、お酒やちょっとした食事を提供していました。私たちはグラデーションが綺麗なカクテルを購入。夜景を臨む食事スペースは椅子が埋まっていたのでお店の裏の椅子とドラム缶テーブルで乾杯。コンテナの上にも席があって、ここでお酒を飲むのは結構気持ちいいです!あわよくば2杯目、3杯目と飲みたかったのですが、ホテルまで歩いて帰らなければいけないことと尿意への不安から、1杯で我慢しました。(トイレの呪い)
ところでホテルから大稲埕埠頭まで徒歩で約25分前後かかるのですが、途中寄り道しながらとはいえよく歩いたと思います。(ちょっと遅い時間というのもあり人通りがまばら。夜市より埠頭側は暗い道も多いので本当はタクシー読んだ方が安全です)妹は全然元気そうでしたが、私はかなりお疲れ。3日目はゆっくり寝て、適当にそのへん散策して空港向かおうぜ、と思ったりしたのですが、妹に美味いマンゴーかき氷を食べて帰らないと絶対に後悔するぞと言われ、明日も朝から行動することとしました!
サブミッション~靴下を探せ~
歩いてホテル付近まで帰ってきましたが、私はひとつ問題を抱えていました。それが3日目の靴下問題。平たく言うと、3日目の靴下を持ってくるのを忘れました……。この旅行、私は普段の3倍はやらかしています。いつもはこんなじゃないんです(必死)。
大丈夫、コンビニで靴下売ってますから!今朝立ち寄った台北駅近くのファミマで靴下を確認してあります。ホテルの一番近いファミマを見てみたところ、品切れ。もうひとつ見てみても、品切れではないですか。おい、なぜだ!結局、次に見たセブンイレブンにて発見しました。
【3日目】さようなら台湾
マンゴーかき氷ミッション
短いようで長かったような、やっぱり短かったような旅行も最終日となりました。今日のミッションはマンゴーかき氷を食べて無事帰国することのみ。
重要なマンゴーかき氷のお店はというと、ホテルのある中山からMRTで「東門」駅まで向かいます。人気のお店のようですし、早めに空港に向かわねばならないので、念のため早めの行動。ホテルで朝食を済ませてから出発し、開店前には到着しましたが、すでに並んでいる人が結構いました!かき氷メニューはトッピングの違いなどでいろいろ種類がありましたが、いちばんマンゴーがたくさん載っているものを注文。セットでパンナコッタ~マンゴーソースを添えて~が付いてきます。かき氷の合間にパンナコッタを挟むといい感じに口の中の温度が保たれて、すいすい食べられます(笑)美味しい~!早く起きた甲斐がありました。
食べ終わってから近くの雑貨屋さんを散策しつつ、駅に向かいます。
ホテルで預けておいたスーツケースを受け取り、台北駅に移動。2日目に台北駅に行ったときは歩きで行きましたが、荷物があるのでこの日は電車を使いました。お昼ご飯は台北駅の中で売っている肉まんとぶたちゃんのカスタードまん。パンダのゴマまんもあったのですが、残念ながら購入できず…。(在庫はあったのですが、蒸し器に入っている商品しか売ってくれませんでした。蒸してないとその場で食べるのは無理、と後ろに並んでいた台湾人のお兄さんが教えてくれました)
桃園空港ミッション
台北駅からエアポートラインで桃園空港に向かいます。往路は羽田→松山でしたが、時間と費用の都合上、復路は桃園→成田です。桃園空港、結構遠かった…。松山の近さを知ってしまっているから余計にだと思いますが。
ちなみに市内から桃園空港に向かうためには、バスまたは電車の選択肢があります。どちらも台北駅(隣接するバスターミナル)から出発で、料金もさほど変わりません。本数はあまり多くはないので、希望の時間に到着できるほうを選ぶといいと思います。
空港でお土産を買うため、はやめに到着するよう行きました。税関前(非制限エリア)ではお土産屋さんがかなり少ないので、お土産を買いたい人は税関通過後の制限エリアで探すのをお勧めします。とはいえ買ったお土産をスーツケースに入れてしまいたい人は非制限エリアでお土産を探すことになります。(定番のパイナップルケーキでしたら非制限エリアにもありました)
帰りの機内食も美味でございました。ありがとうチャイナエアライン。
【まとめ】
久しぶりの海外旅行でしたが、アジアということもありちょっと準備が足りていなかったようですね。いつもはこんなんじゃ…(略)
私は現地で起こるあれこれへの対応でけっこう疲れていたのですが、妹は楽しんでくれたようでよかったです。初めての旅行だったので、ちょっと過保護に立ち回っていた甲斐がありました…。ぜひ次にどこか行くときは、海外旅行の楽しさと大変さを味わってほしいものです(それが醍醐味ですからね!)
大変なミッションもあったとはいえ、私にとっても初めての台湾、とても楽しめました。短い時間にいろいろ詰めてしまったので、見逃した魅力もまだまだありそうですね。次に行くなら台南・高雄でフルーツ三昧の旅行とかしてみたいな。
【おまけ】
スタバ中秋節グッズ
今回、せっかく中秋節に台湾に行くので、スタバの中秋節限定グッズをチェックしてきました。毎年出るんですが、毎年可愛いんですよね。日本から買う場合は代行を頼むという手もありますが、ちょっと手間がかかります。
そういうわけで、見つけたスタバに片っ端から入店してグッズをチェックしてきました!が、旅行の1日目が中秋節、ということは中秋節グッズはその前から売られているわけです。それもあってマグカップなどのグッズはほとんど売っていませんでした。残念。ただ、月餅やクッキーなどのお菓子類はまだ売っているところが多かったです。
私がなんとか購入できたのは、面白い形のタンブラーと月餅セットでした。タンブラーのデザイン可愛いですね。
スマホ(Wi-Fi?SIM?)
台湾旅行前に私が一番悩んでいたのはこれです。これまでの海外旅行はいつもWi-Fiを契約していたのですが、スマホがSIMフリーになったのでSIMカードを買うという選択肢も出てきました。調べた感じ最近はSIMカードのほうが主流っぽいですね。
しかし調べていると、どうやらドコモが出している料金プラン「ahamo」では、海外でのデータローミングが20GBまで無料らしいではないですか。かくいう私と妹はまさにahamoです。知らずにahamoにしてました。
でもデータローミングってなんぞやって思いませんか。大丈夫なんかと。普通、海外でWi-Fiを使わないと通信料金が高額になってしまいますよね。だからWi-Fiを契約して、Wi-Fi以外は使わないようにしていたんです。それがなんとahamoだとWi-Fiなしでも20GBまで使えるらしくて。(20GB超えると低速になる)やってみたら超簡単でした。
申し込み不要で、現地に着いたらスマホの「設定>モバイル通信>通信のオプション>データローミング」をオンにするだけで、何不自由なくネットが使えました。(iPhone/出発前にソフトウェアを最新にしておく必要があります)日本から遠く離れるほど通信が遅くなるらしいので、ヨーロッパとか遠くに行くときは別の選択肢も合わせて検討したほうがいいかもしれません。
トイレの話
これも懸念のひとつでした。トイレットペーパーをトイレに流しちゃダメ系の国いくつかありますよね。台湾もそれでして、トイレの個室にあるごみ箱に捨てるようになっています。私は韓国に行ったときに経験済みでしたが、初めてだと抵抗があったり、間違えて流しちゃったりしますよね。妹氏、大丈夫かな~と心配してましたが、割と大丈夫そうでした。場所によって流してOKなところと、ごみ箱に捨てるところと両方あって、個室内の注意書きを見るか、でかいゴミ箱の有無で判断できます。あと以外だったのは和式のトイレも多かったです。大きい駅でも、左側の列は全部和式、右側が洋式という感じ。日本だともう和式あんまりないですよね。でも洋式トイレはたまに便座が(とても)汚れてたりするので、むしろ和式のほうがいいかも……。
なんにせよ、トイレは行けるときに行くこと。それが大切なんやで。(ぎりぎりで人権を守った私より)
よろしければサポートお願いします!いただいたサポートは学費や生活費に充てます。すこし私の寿命が伸びるかもしれません!