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12歳のあなたに送る言葉(2)

人を好きになるということ

人を好きになる経験はとても貴重なものです。好きという気持ちはいろんな種類があって、友達として大事に思う気持ちもあれば、いわゆる恋愛の相手として大事に思い、いつも一緒にいたいと思う気持ちもあるでしょう。
いずれにしても大事なものがあると人は強くなれたり、頑張れたりします。

付き合い始めの頃は、相手があなたに何を望んでいるのかわからず戸惑ったり、すれ違いに苦しい思いもしたりするかもしれません。
でも、お互いの気持ちをかわしていくうちに、だんだんと相手の考えることもわかるようになってきます。わかるようになる秘訣は相手に関心を持ち続けることです。

自分の理想の姿を相手に求めてしまう、ということも付き合い始めにはありがちなことです。しかし、自分自身を見てないなということは意外と相手に早くわかってしまいます。
じゃ、ありのままがいいわと遠慮なくどんどん自分の本音をぶつけさえすればいいのか、というのもちょっと違う話なんじゃないかなと思います。気遣いは相手への敬意や愛情の表れでもあります。どんなに親しくなっても「これは言ったらダメ」ということはあるものだと忘れないでください。

もしも、あなたが「今、好きな人ができない」と不安に思っているのであれば、不安に思う必要はありません。漫画やドラマをみているとついつい「誰か好きな人がいなくちゃいけないんじゃないか」と思ってしまうかもしれませんが、好きになる気持ちは自然に任せるのが一番なのです。
ただ、気をつけて欲しいのはすでに結婚相手のいる人への恋です。その人の大事な家族を知らないうちに傷つけてしまうことにもなりかねませんし、法律のトラブルにも巻き込まれてしまいます。ですから、そういう危険があるということを知っておいて欲しいのです。

いろいろと言いましたが、辛くても、泣いちゃうようなことがあっても、恋はそれでも素敵なものです。是非、自分とは考えも環境も違う人と心を通わせ、思い合う時間を大事にしてください。

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