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-This music- 『ありがとう』 covered by 紀乃村匠見


初めまして! ディレクターの なかじま はち です。(https://www.hachinakajima.com/

1本目の作品はいかがだったでしょうか。

https://www.youtube.com/watch?v=MH_EhkuLaPU&feature=youtu.be

あれやこれやと考えたり失敗したりしていたら、一本目ができるまでに役2年が経ってしまいました、、、。
それでも、とても良い企画内容になった気がします。
これからもどんどん作っていきますので、楽しみにして頂けたらと思います!

この企画では、作品をもっと楽しんで貰うために
カヴァーやドラマのコンセプトや、撮影風景などの写真を載せたメイキング記事を作りたいと思っています。
作品と合わせて読んでもらえたらと思います。


さて、ここからが本題の内容です!


** 『ありがとう/大橋卓弥』  Guest by 紀乃村 匠見**


1本目ということもあり、役者さんは1週間の募集を掛けてオーディションをしました。期間も短いし前例のない企画なのでそこまで人が集まるとも思っていなかったのですが、たくさんの方から応募を頂きましてびっくりでした!

今回のゲスト「紀乃村 匠見」さんもその中の一人だったのですが、
歌っている表情がとてもよく、ご本人が言っていた「自分の声で何か与えられるようになりたい」という気持ちが強く全面に出ていました。
僕は紀乃村さんのそこに惹かれて、今回の1本目をお願いしました。
第一印象はとってもかわいい。


紀乃村さんと「ありがとう」の出会い


紀乃村さんはこれまでに様々なアーティスト活動をされてきたのですが、以前に所属していたグループの最後のステージでこの曲を披露したと言っていました。その時にこの曲を知り、特別な楽曲になったといいます。

それ以降も活発に活動を続けてはきたものの、コロナウィルスによるライブ中止や2度目のグループ解散などなかなか思ったようにはいかない時期に差し掛かったようです。


なぜ「ありがとう」をこの場で歌うのか


そんななか何故、紀乃村さんが今この曲を歌うのかを考える事から始めました。
紀乃村さんと話していると、確かに『感謝』についての事も話題にはありましたが、それよりももっと、今ここから再スタートしていくという決心の気持ちの方が印象的でした。
この曲にある『達成感』のようなものと、紀乃村さんの中にある『ギラギラしたもの』に大きなギャップを感じ最初はとても戸惑いました。

それでも話していくうちに段々と感じた事は、紀乃村さんはこの曲を俯瞰して聴いていると言う事です。この曲にのめり込んで聴いたり歌い上げているのではなく、この曲のドラマに憧れを持ち、自分と対比しながら接しているんだと感じました。

つまりこの曲は紀乃村さんにとって、自分の今の状況を確認する事ができる楽曲になっていたんだと思います。

確かに多くの仕事をこなしてきたり、感謝の気持ちが芽生えてきたりと
たくさんの事を実感している最中ですが、それによって生まれる『悔しさ』や『虚しさ』の方が紀乃村さんの中には大きくあったみたいです。


ではそんな紀乃村さんがこの曲を歌う意味とはなんなのか?

これが今回の制作コンセプトなんですが、

『ボーカリスト本人が、もう一度この曲に向き合う姿を映していく』

といったものです。

最後のステージで歌ったこの楽曲にもう一度向き合ってもらい
決意を込めて再スタートする、新しい紀乃村さんが見えてきたらいいなと願い撮影に挑みました。

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ベッドで歌う『ありがとう』 ビジュアルコンセプト


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「与えられた」事に対する感謝、次は自分も「与えたい」と思う決意

この事を初めて話した時からずっと言っていました。
20才になり、なんとなくだけど「感謝」の気持ちが芽生えてきたと。

それでも大切な事は、「与えられた」事と「与えたい」と思うことの間にある葛藤の部分だと思いました。

それは先ほど書いた、『ギラギラしたもの』だったり『悔しさ』だったり
いろんな気持ちがせめぎあっていると思います。

僕も20才の時に「なんとなーく感謝だわぁ」ってふっと感じた瞬間がありました。うまく言葉には出来ないんだろうけど、紀乃村さんの言葉がとても懐かしく感じました。


では、今回歌う「ありがとう」はどのようなドラマがいいのか。について考えました。

以前歌った「ありがとう」は大きなステージだったと聞きました。
それを聞いて今回は、とても小さな個人的スペースがいいなと思いました。

今回の「ありがとう」のカヴァーは、この曲にもう一度向き合うこと
そして自分のその葛藤の部分に向き合っていくことが大切なコンセプトになっています。

そういった自分自身に向き合ってきた場所って、僕はお布団でした。
お布団じゃなくても、お風呂だったり、一人の帰り道だったり、
それぞれ色々と個人のスペースはあると思いますが、
大きなステージに対して、小さなステージは何かなと考えたところ
ベッドだっ!と閃いたんです。

運ぶのが大変でした、、、
組み立てるのはスタッフがあっという間にやってくれていて感謝です!

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自分が歌った「ありがとう」を聴く時間 ドラマコンセプト


今回のカヴァーは、歌う姿と同じくらい歌わない姿が大切だと思いました。
それと映像には撮っていなかったのですが、思ったことを口にする時間も大切だと思いました。

話す時間 → 歌う時間 → 自分の歌を聴く時間を繰り返して
『葛藤してきた自分』だったり、『今、どのように歌うべきか』が、
紀乃村さんのお芝居に繋がっていくことを狙いました。

この企画で大切であり難しい部分は、ただ『歌う』のではなく
『歌う』芝居をすることだからです。


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メイキング記事はいかがだったでしょうか!
本編を作るのが必死であんまり写真を撮ってないのが悔やまれます、、、

文章を書きながら
「これってメイキングか?」
と分からなくなってきました。

これからも作品を作りつつ、noteに記事を書いていくので
少しずつ精進していきます!


それと『This music』では、ゲストを募集しています!
細かい事はこちらの記事から読めます。

https://note.com/hachi_no_note/n/n860e28ffddcf

是非、参加してみたい方がいればご応募お待ちしております。

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