YouTubeとミステリー
1年以上前のある日、登録しているYouTubeのチャンネルでこんな動画が公開されていました。
このチャンネルで公開されている動画の中でも、特に好きな動画のひとつだったので、作業用BGM代わりに頻繁に再生していました(作業用BGMにすると禿頭王のつぶやき見られないのがちょっと残念だけど)。
で、今日。ちまちまジョン・ディクスン・カーの『火刑法廷』を読み進めているのですが、作中にめっちゃブランヴィリエ侯爵夫人の話出てくる……。
例えばこんな風に。
※以下、ジョン・ディクスン・カーの『火刑法廷』からの引用なのでネタバレが気になる人はご注意ください(犯人やトリックが分かるような引用ではありません)。
「そう。ブランヴィリエ侯爵夫人は、厳しく追及する官憲の手を逃れようと、パリから離れ、リエージュの修道院に引きこもっていた。修道院のなかにいるかぎり、捕らえられることはない。だが、フランス政府の重職にあった賢明なデプレが、ある方法を講じた(後略)」
この後、デプレ(ちなみにイケメン)が講じたある方法が描写されるのですが、それを読みながら「これYouTubeで見たー!!!!」とひとりでテンション上がってしまいました。
『火刑法廷』を読んだから、ブランヴィリエ侯爵夫人の動画を観ようと思ったわけではありません。また、ブランヴィリエ侯爵夫人が出てくるから『火刑法廷』を読もうと思ったわけではありません(『バーナード嬢曰く。』で長谷川さんが面白かったと言っていたので読んだ)。
直接的な関係のないところで、少しマニアックな知識が繋がるの、すっごい楽しいし嬉しくなるよね。日本史や世界史の教科書に出てくるような人物ならまだしも、ブランヴィリエ侯爵夫人なんて、自分で「なにこれ面白そう」って食い付かないと知ることのない知識だから、なおのことテンション上がってしまう。
今年一番(?)テンションが上がった出来事だったんですけど『火刑法廷』を読んだことがある、またはこの動画を観たことがある人が身近にいないため、この高ぶる気持ち(?)をぶちまける相手がおらず、noteに書くしかありませんでした。
もしもこの記事にたどり着いた方で『火刑法廷』を読んだことがあるという方はリンクのブランヴィリエ侯爵夫人の動画をご覧になってみてください。
逆にこのブランヴィリエ侯爵夫人の動画を観たことがあるよという方は『火刑法廷』を読んでみてください。
どっちも読んだことがあるし観たことがあるよという方がいたらご一報ください。
ちなみに、動画を貼り付けたYouTubeチャンネルでは他にも何人かの毒殺魔が紹介されていて、どれも好きなのですが『緑のカプセルの謎』で、ウィリアム・パーマーが出てきてこれはこれでテンション上がりました(あと、エレーヌ・ジェガードも名前だけ出てきてた)。
ちなみにこちらのチャンネルは、毒殺魔紹介専門チャンネルではないです。なので私自身も別に毒殺魔について知りたくて登録しているわけじゃ……(毒殺魔の紹介も面白いけど)。
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