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副業のために半年70万円のオンライン動画編集スクールに通ったお話
下の記事では軽〜く触れただけだったが、もう少し詳しめに当時を思い出して書いてみる。
入会した経緯
全国に点在する大手動画編集スクールのオンライン教材でPremire Proによる動画編集をできるようになった私。
けれどもこれでは、用意された素材、用意されたシナリオで、言われた通りに手を動かして、先生に宿題を提出しているだけ。
まさにスクールという名の通り、ただの学生なのだ。
我ながら「あー自分はThe会社員なんだなー」と実感する瞬間。
「じゃあ次は実際に動画を編集することでお金を貰わないとなー」
「そーなるとやっぱクラウドソーシングだよね!」
「いきなり自分一人で何したら良いか分かんねー」
(自分一人でまずやってみるを出来る人はホントに尊敬する!!)
「クラウドソーシング、動画編集、始め方」でググる日々。
そしてYoutubeのあるチャンネルに辿り着く。
「この人の動画編集の解説、めっちゃ分かりやすいやん」
「スクールの先生で受注の仕方も教えてるみたいだし教わりたい」
「でも70万はさすがに、、」
「いや、月に10万稼げるようになれば半年でペイできる!」
入会完了。
70万円の中身とは
①案件獲得に向けて
まずは3本ほど、オンライン教材を見ながら動画を仕上げる。
ここは大手スクールと同じ流れ。
違う点は毎日、先生への作業日報の提出が義務付けられ管理されること。
先生とは過去にこのスクールを完走しきった先人たち。
メチャクチャ頭の良い人から、ドライな人、機械みたいな人まで彩り様々。
ここで作った動画をポートフォリオにして、クラウドソーシングのプロフィールを作り、案件応募をしていく。
決して初心者ぶらず、プロとして受けることと念を押される。
あとは月にいくら稼げましたか、売り上げを上げるにはどうしますか、ということを各段階ごとの先生に教わり、相談しながら進めていくという感じ
➁メンターが一人ずつつく。
動画編集以外のことでも相談可。いつでも何回でも。
ちなみに私は開始時と辞める時しか話していない。
辞める時にはメンターに「何もしてあげられず悔しいです、、」と言われたw
ここはガチャ要素が強いし、働くのはあくまで自分なので当てにしない方が良い。
③スクール内の色々なグループに参加できる。
同期、募集案件、作業部屋、雑談、成果報告、学びアウトプットなど様々。
めっちゃ沢山人いる。活気にあふれまくってる。
いつもいる人はいつでもいる、メッチャ発言もアウトプットも多い。
こういう場で人と繋がれる人が成功に早く近づくのだろう。
私はこうなった
1か月目は教材の動画を仕上げ、クラウドソーシングに登録する位までで売り上げ0で終了した。
2カ月目はランサーズとクラウドワークスで案件応募をしまくり、7~8件ほどの納品をした記憶がある。
売り上げは5万円手前だった覚えがある。
初めの内なので、時給換算してしまうとメチャクチャ安い。
300~500円くらい?
前回の記事でも書いたが、私はこのスクールを2カ月で退会した。
タイミングとしては2カ月目で5万円近くをゲットでき、じゃあ次月は10万円が目標だね!となった時である。
人生で初めての副業で2カ月で微々たるが5万円近くをゲットできたのは、とても嬉しかった!
それでも辞めた。
行ってない期間分は70万円の中から返金されるので未練もなかった。
辞めた理由は下にダラダラと言い訳っぽく書いた。
辞めた理由
①「動画編集者」としての適性と限界を感じる
良く知られていそうだが、クラウドソーシングだけでは単価は低いままであり、いかに単価が高くて継続性のある顧客と繋がれるかが鍵になるそう。
(「動画編集者」としてやっていくなら。私はそうなる手前の手前で辞めたので偉そうなことは口が裂けても言えないw)
「仕事の獲得が結局、人と人との繋がりによる。」
という点が見えてきた時点で私は「動画編集者」を諦めた。
例えば、スクール内のグループで繋がりを作ってお仕事を徐々に巻き取っていく感じ。
会社員でいる方が圧倒的に楽じゃん!と思ってしまったのである。
(あくまで個人的な性格や事情を勘案しての結論)
実際、スクールの先生なんかも「動画編集者」ではなく「動画編集スクールの先生」としての収入を得ており、「動画編集者=動画を編集する職人」的な面で生きていける人は適正もありあまり多くないのでは?と感じた。
スクール側も「動画編集」はあくまでツールで、色々なことに結び付けてほしいと説明はしていた気がする。
おそらく「動画編集者」だけに稼ぎ方を絞ると離脱者が後を絶たないのだろう。
私は単に「動画編集」を本業にする勇気がなかった。
➁腰と首が痛すぎた
2か月でこれ。
単純明快で自分でも書いていて情けない。。
③自分のコンテンツを作りたくなった。
クライアントワークしてる人あるある。
動画編集をしなくなった際の言い訳でもよく使われる。
「編集が自分にもできるんだ!」と思うと「素材も自分で作りたくね?」と思ってしまうのが人の性。
次は素材作成を学ぼう!となった。
私は、ここから懲りずにAI画像生成のサロンに入ることになる。
・この記事のおわりに
こういう高額スクールの体験談だと「入らない方が良いよ」という結論になりそうだが、私はそんな感じでもない。
下記に当てはまる人なら、ぶっちゃけ入会を検討しても良いのでは!?と私は思う。どうか参考程度に。
・一人で継続する自信がない、毎日管理してほしい、副業仲間が欲しい
(個人事業主を目指すならそんなんじゃダメよ的なツッコミは置いといて。)
・絶対に会社辞める!と決まっている人
気持ち的な覚悟じゃなくて、事実として確定してる人
・独身(なるべく)、勤め人、人生を絶対変えたい、金には余裕あり
「なるべく独身」をおススメするのは、フリーランスを目指す場合半年~数年間は完全動画編集主体の生活になるため、家族との修復不可能なレベルの関係悪化の事例が後を絶たないらしい。
この点は予めスクール側も注意喚起してくれる。
「なんと優しいスクール、良い人たちだ!」と感心してしまう自分は甘々ちゃんでビジネスに向いていない。