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2024/12/01
日本人形は、いつからあんなに怖い存在になってしまったのだろう【這って逃げるはおれカネゴン】
JR錦糸町駅プラットホームで、謎のマジ怖なビジュアルを発見しました。広告でもなさそうで、一体なんなのか? pic.twitter.com/tAD7FtF9wl
— マライ・メントライン@職業はドイツ人 (@marei_de_pon) November 30, 2024
少なくともカネゴンが卵から孵った頃には、日本人形は怖いものであるというコンセンサスが取れていた気はいたします【つのだじろうとおれカネゴン】
日本人形がさかんに作られていた頃は、こどもたちや百姓たちやお偉いさんたちややんごとなきひとびとや南蛮人たちをビビらそうと思って作っていたはずはないと推測されるのですが【無礼千万おれカネゴン】、一体何のきっかけがあってこのような不憫なことになってしまったのでしょうか
いかなる人形やマネキンやダッチワイフであろうと、ゴミ捨て場に打ち捨てられている姿は哀れよりも先に恐怖をかきたてるものだということはカネゴンひとりをサンプルとした厳正なる研究によって明らかなのですが【一夜白髪おれカネゴン】、なぜ他の人形たちをさしおいて日本人形がこれほど圧倒的に国境を超えて恐怖を煽り続けているのか、カネゴンは本当に不思議でたまりません
これについてアカデミックな研究がなされているとも思えず、AI様に畏みつつお尋ね申し上げても呆れて鼻で笑われておしまいに決まってるのでございます【調べておらぬおれカネゴン】
そこに至るまでの歴史を、手間ひまかけずに楽に知りたくてたまらないのでございますが、少なくとも決定打の場外ホームランを放ったのは山岸凉子さまに違いないとカネゴン信じております
ブログににて、私の体験した『わたしの人形は良い人形』沢山ありますので、記事にしますね。勿論ん山岸凉子さんの作品に似たお話しもあります。 pic.twitter.com/HDDl16ZPBn
— ミシェル (@loversky7211) November 10, 2020
それでいて、たとえば博多人形が怖くてたまらないという話はカネゴンさっぱり見かけません
せめてこれと似た現象はないかと思いを巡らしてみたところ、ピエロの立ち位置の変化がそうなのかもしれないとひらめきました【電球切れたおれカネゴン】
ピエロは子どもたちを喜ばせようとして開発された扮装に違いないのですが、今やピエロは恐怖を煽るのみならず、何をするかわかったものではない怪しさぷんぷんの存在に成り果てております【それより怪しいおれカネゴン】
ただこちらの方は割と歴史がはっきりしていて、普段からピエロの扮装で風船を配ったりして子どもたちの間で人気のあったジョン・ゲイシーが実は裏で殺人を重ねていたことで、世の親たちの恐怖を煽りまくったのがきっかけだったようです
後はスティーブン・キングが生活のために殺人ピエロの恐怖を煽りまくったり高橋葉介がきまぐれに漫画にしてみたりといった経過をたどったようでございます
日本人形にも、おそらくそうしたきっかけになる事件が必ずや起きていたに違いないとカネゴンはあたりをつけております
ここまで書いてやっとググってみたところ、この種の人形は市松人形と呼ぶらしいことを今頃知りました
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アンティーク・ドール(ビスク・ドール)もチャッキーらしい恐怖を煽ってきそうに見えますが、やはり市松人形の恐怖感は写真だけ見てもあまりに圧勝でございます
そもそも「女の子はお人形さんで遊ぶ」という文化はそんなに普遍的なのでしょうか
中国では、朝鮮半島では、モンゴルでは、カンボジアでは、ニューギニアでは、南米では、アラビア半島では、女の子はお人形さんで遊んでいたりするものなのでしょうか
こうした地域を対象に大規模な疫学調査を行い、道行く人を片っ端から捕まえて市松人形がぎっしり詰まった部屋にご案内し、彼らが市松人形に腰を抜かすかどうかをみっちり調べていただきたいものでございます【まるっと投げるおれカネゴン】
その後もう少し探してみたら、日本玩具博物館の資料展示がものすごく充実していることを知りました: 素晴らしい仕事ぶりに頭が下がります🙏【慌てて繕うおれカネゴン】