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【短編小説】死亡フラグ!?恋愛フラグ?!

あらすじ
疲れきっていた俺は帰りのバスで爆睡してしまったが…

登場人物
俺=サラリーマン (社畜5年目)

※性別不問ですが
登場人物の性別は変えないで下さい

──────────

「俺…なんでこんなもん持ってんの!?」

仕事帰りのバスの中
心地よい揺れでウトウトしてたのまでは覚えている

気がつけば爆睡していた

なんとか最寄りのバス停で降りれたのだが…

慌てて降りたのでスーツのポケットの中に、知らない小さな箱が入っていることに気がつかなかった

たびたび見かける女子高校生が
ニコリと微笑みながら隣りに座ってきた

軽く会釈をし
「雨が降らないうちに帰れそうで良かったね」
と当たり障りのない会話をした

それだけでも、しがないリーマンの俺の心は潤った


えっ?!それが罪だったんですかぁ!?
ニヤついたのが悪かったんですか!?
神様ーー!!


この箱から、カチカチって時計の音が鳴ってるんですけどーーっ!!

ちょっと待って、爆弾かコレっ!!
俺って狙われてるの?!
命、脅(おびや)かされてんの?!

死亡フラグ立っちゃってんじゃね?!

可愛らしい女子高校生と恋愛フラグかも??
とか思って浮かれてた俺を叩きのめしたい!! ホント俺バカっ!!


あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙
どうすんだよ
この爆弾どうしたらいいんだよっ

あと何分で爆発するのかっ?!
数秒かもしれないっ!!

なんも手がかりがない…
どうしよっどうすんだよ俺!!


コレを何とかしよう
どっかで処理して…
とりあえず警察か
って言うかコレ…振動あたえていいのか?!


「あっ…」
パニクって箱を落としてしまった…


カチカチカチ…

♪タンタラタンタンターン


やけに明るい曲が流れ、パカッと箱のフタが開きビヨーンとアホ面(ヅラ)の人形が飛び出した

「へ…!?」
爆弾じゃなかったのか…?!


すると背後からケラケラと可愛いらしい笑い声がした

振り返ると、あの女子高生がいた

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